「この仕事していて本当に良かった」
先日記事に書いた末期の大腸癌の方が
腹水が溜まって脚が浮腫み、
階段が上がれなくなったと聞き、
もし私のマッサージですこしでも
楽になるならと言わせてもらいました。
その方とはお稽古で一緒なので
私の仕事についてはあまり
言っていませんでした。
娘さんがネット検索して
医療リンパドレナージュを
見よう見まねでやってみようと思ったけれど、
下手にすると余計によくないと
撫でるだけしかできなかったところで、
私の申し出がまさに渡りに舟でした。
一時間ほどで脚の浮腫みが
半分くらいになって
ほんとうに楽になったと
ご本人にもご家族にも
ものすごく感謝され、
私も今日ほどこの仕事をしていて
本当に良かったと思ったことは
これまでなかったです。
予防医学をやっていても
ここまで重症な方は触ったことはなく、
医療にかかっていると
必ず担当医の許可がいるので
手出しはできないことが多いのですが、
この方は自然療法を選択されたので、
この際私にできることは
何でもさせてもらいたいと
思っています。
余命宣告というご本人とっても
家族にとっても厳しい現状に対して
傍観者として手をこまねくだけでなく
直接手を持って何かできる術を持っていることが
とても嬉しいです。
結果はわかりませんが、
言う勇気を持てたことと
この経験に寄って
将来的に私の仕事の方向性がまるきり
違ってくると思います。
昨日までの切ない気持ちが消え、
今日のお天気のように
小春日和なポカポカとした気持ちで、
希望を繋いで行きたいと思います。