美容鍼灸師 折橋梢恵の日記

美容鍼灸師 折橋梢恵の日記

美容と健康と鍼灸をテーマに、美容鍼灸師として日々の活動記録

おはようございます。

美容鍼灸師の折橋梢恵です。


出張やセミナー講師が続いてしまい、久しぶりの更新です。前回は、東洋医学ホントのチカラについて書きましたが、今日はその中で紹介されていたツボについて少し紹介したいと思います。


ツボは、中医学において経絡経穴の経穴のことです。西洋医学では人を構成する物質は細胞ですが、中医学では気血水です。この気血水が全身を巡るためのルートが経絡で、電車の線路のようになっています。経穴はその線路沿いにある駅のようなものです。


基本的に経穴は、14本の経絡のどれかに属していますが、これに属さないものもあります。


今回は冷え性に効果的と紹介されていたツボについて、もう少し詳しく紹介したいと思います。


1.下肢の冷え性

臀中、環跳、築賓を使用していましたので一つずつ見ていきます。


臀中は、正経にはなく奇経でも聞かない名前ですが、分類は阿是穴になるかなと思います。阿是穴とは、経絡には属さず、不特定な場所で指で押すと反応があるツボのことで、テレビでも殿中は坐骨の神経などが通る場所なので血流を改善するという説明があったので、そのためのツボかなと思います。


次の環跳は、足の少陽胆経に属する経穴です。

名前の由来は、人が飛び跳ねたり、膝を曲げたりした時に半環状のくぼみが出来ることから環跳という名がついたそうです。


ツボの取り方

①大転子(股関節の骨の出っ張り)

②仙骨裂孔(お尻の真ん中の骨から指一本くらい外側)2

1と※2を線で結んで三等分する。

④大転子側から3分の1の辺りに環跳をとります。


大転子(股関節)と大腿骨は、足の付け根として下肢を動かす上で重要な場所なので、この周りの血流を良くすることは下肢の冷え対策になるのだと思います。



築賓は、足の少陰腎経に属する9番目の経穴です。賓は古来では膝蓋骨の意味があり、スネに力を入れると筋肉が隆起して、何かを築いたように見えたので、築賓と呼ばれる様になったそうです。


取り方

①内果(うちくるぶし)の一番高いところとアキレス腱の間の凹み※1

②膝を曲げると膝裏に腱(半腱様筋腱)が少し浮き出るのはでその外側※2

1と※2を線で結び三等分する。

1から3分の1の辺りに築賓をとります。


築賓は、ふくらはぎの筋肉と関係があるので、下肢の血流を良くし冷え性を改善すると思います。



2.四肢末梢型は、八風、湧泉、太衝の3つを紹介していました。


八風は、正式な経絡に属さないため奇穴という分類に入る経穴です。


足の甲側で、親指から小指までの指の間で、付け根の位置にあります。

親指と人差し指の間

人差し指と中指の間

中指と薬指の間

薬指と小指の間

片足に4穴で左右合わせて8穴あります。


指先の骨の付け根なので、よく押したり動かすと末梢の血流が良くなるため、冷え性にも効果的なのだと思います。


湧泉は、築賓と同じく少陰腎経に属する経穴で、足の裏にあります。「押せば命の泉湧く」という言葉が有名ですね。


取り方

①足の指をギュッと曲げるます。※1

②人差し指と中指の間の付け根と踵を結びます。※2

1と※2を三等分します。

④足の付け根から踵に向かって3分の1辺りにできる凹みに湧泉を取ります。



太衝は、足の厥陰肝経の3番目のツボです。私は、のぼせなどの予防でも良く使うツボです。

大事な要所や場所のことを「衝」といい、歩いたり立つ時に大事な場所であり、足の指で一番「太」い指に近いことから太衝と名付けられたそうです。


取り方

①足の甲側で親指と人差し指の骨の間。※1

1の指の付け根に指を沿わして、足首の方に向かって指を滑らす。

③骨(中足骨底)の出っ張りで指が止まるところにとります。



次髎と下髎は、足の太陽膀胱経に属するツボで、このほかに上髎と中髎というのがあります。仙骨という骨盤の骨にある穴があるところにこのツボはあるのですが、片方に4つ並んでいて左右を合わせて8つあることから、総称して八髎穴とも呼ばれています。


骨盤内の冷えを取り除くほか、婦人科系の疾患や症状でも大変良く使うツボです。


三陰交は、足の太陰脾経に属する6番目のツボで、この経絡以外の陰に属する経絡を併せて、3つの経絡が交わることから、三陰交と呼ばれています。


取り方

①内果(うちくるぶし)の一番出っ張ったところ。

②骨に沿って膝の方へ指を滑らして、親指3本分のところにとります。


三陰交も、鍼灸治療では大変良く使うツボで、特に女性疾患や女性特有の症状に用います。鍼灸治療では、お灸やお灸と鍼を一緒に行う灸頭鍼などを用いて温めます。


今は、家庭用のお灸もあるので、興味がある方はお灸をお勧めしますが、そのほかにもホッカイロやドライヤーを当てるなど、家庭でできる温め方を用いても良いと思います。


是非、試してみてください。