ラグビーのワールドカップが終わりましたね。

 

・・・もう過去の話かな?。

 

実際私もラグビーをしっかり観戦したことなどありませんでした。

 

テレビを含めてね。

 

私が東京の日野市で修行をしている頃、中央大のラグビー部の選手が結構大勢い来店してくれていました。

 

それでというわけではないけれども、「ノックオン」や「スローフォワード」なんていう言葉くらいは知っていたけど。

 

なかなかあの「餃子耳」の方のカットは難しいのだ。

 

当時来てくれてたメンバーの中に、「スクールウォーズ」の部員として出演したというお客さんもいらっしゃって。

 

ただ・・・、当時もあまりテレビを見る習慣もなかったので、出演していたシーンを見ることもなかったのだけれども。

 

今回日本でラグビーが盛り上がった要因は、ジャパンチームが勝ち続けたことでしょう。

 

そして、あれだけごっつい選手たちが、みんな面白くて優しいということ。

 

思い起こしてみれば、当時の中央大のラグビー部員もみんなそうだったっけ・・・。

 

今回のワールドカップ期間中は、不幸なことに何度も台風被害に見舞われてしまい、予定していた試合をできずに去っていったチームもあったけれども、カナダチームは釜石で災害ボランティアに携わり、ナミビアチームは宮古市で市民交流を行ったという報道もありました。

 

反対にウルグアイ代表選手による一般人へのタックル事件や、イングランドチームの銀メダルをすぐに首から外してしまうということも起きてしまいましたが・・・。

 

海外メディアの日本大会絶賛の記事は、日本人として誇らしいような気がします。

 

・・・私が何をしたわけではないけれども、日本人の普通の思いや生活というものが、世界で称賛されているということなんじゃないかと。

 

そんな日本だけれども、海外からラグビー観戦しに来た人が、

 

「日本には水を補給できる場所がない」

 

と言うのだとか・・・。

 

ん?・・・。

 

「水道の水が何の心配もなく飲める国なのに、水さえペットボトルで買わないといけない」

 

のだそうだ。

 

確かになぁ・・・。

 

昔・・・、最初は缶の麦茶や緑茶が販売されたとき、

 

「そんなん誰が買うん?」

 

と思ったっけ。

 

それが今や、お茶どころか水さえ買うようになっちゃったしね。

 

私は結構水道の水も飲むから、ペットボトルで水を買うことは少ない方だと思うけれども。

 

この夏は、朝の作業時にお茶でなく、水筒に氷水を入れて持って行ってた・・・。

 

環境に配慮・・・ということなどではなく、ただ単に節約と思ってね。

 

ところで、そのペットボトルをはじめとしたプラスチックごみが、今海洋汚染を起こしているという話。

 

「そんなポイポイ捨てちゃうのは、日本以外の話だろ?」

 

なんて思っていたけれども・・・。

 

こないだの台風の後の信濃川。

 

 

流されてきた流木なんかの他に、今実は・・・

 

 

流されてきたペットボトルがこうして岸に流れ着いている・・・。

 

まぁ、今回の一連の台風では浸水した家なども多かったので、みんなポイ捨てされたペットボトルだとも思わないけれども・・・。

 

台風直後はもっといっぱいあったはず。

 

ワールドカップ観戦に来た外国人やメディアに称賛された日本人の、知られざる一面でもあると思う・・・。

 

水ばかりでもないけれど、飲料を買うと必ずペットボトルがごみとして残る。

 

我々子どもの頃、ジュースなんかみんな瓶で販売されて、空き瓶をお店に返すと¥10返してもらえたものだ。

 

缶入りのジュースもあったけど。

 

そのジュースさえ、普段から飲むものではなかった。

 

盆や祭なんかに買ってもらえるもの。

 

夏の間、普段はお袋が煮出してくれていた麦茶だった。

 

それを空いたビール瓶に入れて冷蔵庫に冷やしてあった。

 

お客さんが床屋終わって、我が家に上がり込んでお茶なんかするときには、

 

「お~い、お前もお茶しねぇか?」

 

と呼ばれる。

 

で、2階から降りてきて、冷蔵庫からビール瓶を持ってきて、お客さんの前でビール瓶から麦茶を自分で注いで一気に飲むと、お客さん目ぇまん丸にしてたっけ・・・。

 

子どもがビール飲んでると思っちゃうもんね。

 

今・・・、世の中確かに便利になったと思う。

 

重い瓶じゃなくて、軽いペットボトルで飲料が買える。

 

近年じゃそれさえせず(できず)、配達や宅配してもらうこともできるし。

 

莫大に出続けるペットボトルのプラスチックごみがどこに行ってるかというと、わざわざ途上国の資源として輸出されていたんだとか。

 

ただ、今は途上国も受け入れをやめたという話も聞く。

 

・・・ゴミだもんね。

 

便利になった反面、現代はなんだかみんな忙しくなっちゃって、わざわざ飲料の瓶をお店に返しに行くなんてこと、煩わしく思っちゃうんだろうな。

 

リサイクルが叫ばれているけれども、昔はみんなそうしてできていたこと。

 

江戸時代の江戸は、完全にリサイクル都市だったそうだ。

 

でも、やっぱり手間はかかるんだよね。

 

「買った方が安いから得だ」

 

なんて考えを持つ人も増えたし。

 

金銭的にだけ考えて

 

「損だ、得だ」

 

なんて言ってきたツケが、今こうして地球の温暖化を促進し、大型台風の被害に苛まれちゃったのかもしれない・・・。

 

グレタさんの言うことは、きっと間違いではないだろうと思う。

 

リサイクルを個人でできないと思う時、できるだけゴミにならないものを購入するということになるのかな?。