東京の超有名ラーメン店ラーメン「六厘舎」本店が今月中に閉店するという話・・・。
 
「ブームが去ったか・・・」と思いきや、そうではなくいまだに超人気。
 
毎日長蛇の列ができているといいます。
 
問題はその長蛇の列を作って待っているお客さんなのだとか・・・。
 
近隣住民は
 
「待っているのは若い連中ばかりだから、タバコの吸殻タバコは平気で捨てるし、飲み物の缶も平気で捨ててしまう。」
 
ということで、迷惑を被っていたという話です。
 
以前から近隣住民の苦情はあったようで、営業時間の変更(現在は午後4時閉店らしい・・・)や行列の配置変更などをしてきたようですが、折衝することが出来なくなったのでしょう。
 
なかなか人気店も難しい・・・。
 
ただ、「若い人だから・・・」というのはちょっと偏見だと思いますよ。
 
若い人は集団になると傍若無人になりやすい傾向にはあると思いますけど、若くない人だってマナーを守れない人はいると思います。
 
住宅街らしいですから、行列ができるというのは地域住民にとってあまりいい傾向ではなかったのかもしれません。
 
ただ、吸殻や空き缶を捨てるというのは住民にとっちゃ許しがたいことだったでしょう。
 
自分たちが食べたいために行列を作って待っていたことが、人気店を閉店に追い込むきっかけになってしまうとはなんとも皮肉な話です。
 
行列は如何ともしがたいですが、せめてマナーを守らなければ批判はお店に降りかかります。
 
目当てのお店がなくなってしまわないように振舞うことも客としてのマナーではないのでしょうか。
 
おそらくどこかで復活することになるでしょうけれど、その辺は肝に銘じて・・・。
 
 
さて・・・
 
超人気ラーメン店、新潟版。
 
「長岡生姜醤油系」のルーツである「青島」さんはこないだ紹介しましたが、今回のルーツは「燕・三条背油醤油系」の老舗、
 
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「杭州飯店」さんです。
 
まだ12時前だったのですが、駐車場に車がいっぱい停まっていました。
 
そのナンバーも「横浜」、「群馬」、「品川」、「神戸」、「福島」などなど・・・。
 
バラエティに富んだナンバーに驚きましたが、おそらくこの日と前日に行われていた長岡の花火に来て、ここに寄っていった人も多いのかな?。
 
とりあえず急いでお店の中へ入りましょう。
 
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もう随分お客さんが入っています。
 
客層は・・・9割方男性です。
 
メニューを見てみると
 
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バラエティに富んでいますが、注文されるのは左上の3つと餃子がほとんど・・・。
 
それだけ県外にまで名を馳せちゃったんですね。
 
私たちも
 
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「中華そば」と
 
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「チャーシューメン」を注文。
 
背脂がいい感じに浮かんでいます。
 
背脂とともに燕・三条系の特徴はネギ。
 
「玉葱」を使います。
 
これが結構甘みがあって美味しいのです。
 
常連さんは「ネギ増し」と言って注文していましたが、確かにネギ増した方がいいかも・・・。
 
ではスープを・・・。
 
背脂を掻き分けてすくったスープは・・・煮干っ。
 
味は懐かしさを感じます。
 
麺はこれぞ杭州飯店
 
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平打太麺です。
 
茹で加減は・・・少しやわらかいかな?。
 
コシが強い感じではありません。
 
チャーシューは脂身の少ないお肉です。
 
杭州飯店の中華そばがこのようになったのには理由があるそうです。
 
近くに工業団地が控えるこのお店には、中華そばの出前が工業団地から来たそうです。
 
そこで、出前しても冷えないように背脂で上からの熱放射を抑え、出前してものびないように太い麺を使うようになったのだそうです。
 
今はきっと出前はしてないでしょうけどね。
 
どんどん入ってくるお客さんは次々と相席で座り、無心にラーメンを食べて帰ります。
 
会計をしようとするとフロアのお兄さんは
 
「え~っと、中華そば2つだったかな?」と・・・。
 
伝票もないけど、間違わないのかな?。
 
いや、間違ってるって・・・。
 
ラーメン屋だけにどんぶり勘定・・・?。
 
「杭州飯店」さんの「中華そば」、¥750、「チャーシューメン」、¥900でした。