美容室の共同経営について
美容室を開業される際、元の勤務先の同僚や友人と一緒に開業される方もいらっしゃるかと思います。
共同経営という形式は非常に難しいため、最初の開業にはあまりおすすめしません。
共同経営は、経営経験者が自分にはないノウハウを得たり、相乗効果が見込める場合には良いかもしれませんが、経営を知らない者同士が、一人だと不安、仲が良くて気が合う、今までの従業員時代で仕事を認め合っているという基準だけで、経営パートナーとして付き合っていくのは大変難しい事なのです。
中には、開業前に仲間割れという話もよく聞きます。
それでも、初めての開業で共同経営する場合には、いくつか注意が必要です。
共同経営の場合、しっかりとした役割分担があり、それぞれの役割の決定権者がはっきりしていることが大切です。
たとえば最初の大きな決定事項の「物件選び」
共同経営者の意見の合致にて選定される場合、かなり期間を費やしたり、どちらかが不満を持ったまま契約するといったこともよく見受けられます。
この「物件選び」をある程度、選定から決定まで意見は述べるもの干渉はせず決定権者に任せることができるかどうかが、共同経営を行うにあたって今後大切なことにもなります。
とかく共同経営すると、「あいつはこの件に関して何もやらない」とか、「あいつはこの件を勝手に決めてしまう」等の相反した愚痴を言うものです。
まずは「物件選び」から、しっかりとした役割分担を行い、共同経営ができるかよく考えてみましょう。
一人だと不安だからと、共同経営を考えている場合の相談や、共同経営後のお金の管理の相談は、開業前に公認会計士や税理士へ相談することが良いかもしれません。
顧問契約を開業前に行えば、開業前も開業後もいろいろ相談に乗ってくれます。
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