海藻成分のヨウ素(ヨードミネラル)って?
こんにちは。タラソ コンディショニング サロン ケセラの磯です。本日も長くなるかもしれない・・・磯のつぶやきにおつきあい下さい。前回、全身海藻パックのお話をさせていただきました。排泄の扉が開きます。むくみに効果的。痩せ体質になれる。 など…では、なぜ?海藻にこのような効果があるのか?そのポイントは成分です。まず、簡単に海藻のことを書きますね。海の中にある植物、それが海藻です。(あたりまえですね~(^-^;)海藻は世界で25,000種類以上と言われています。種類は、大きく分けて4種類です。① 藍藻類 (らんそうるい)② 緑藻類 (りょくそうるい)③ 紅藻類 (こうそうるい)④ 褐藻類 (かっそうるい)①褐藻類は、もっとも原始的な種と言われ顕微鏡で見ないとひとつひとつの形ははっきりわかりません。藻のようなイメージでしょうか。スピルリナって、聞いたことありませんか?サプリメントであるのですが、これが藍藻類の中のひとつの海藻です。スピルリナは顕微鏡で見るとクルクルっと、まるでスプリングみたいな形をしています。(名前の由来にもなっています。)たんぱく質やビタミンが豊富なので、サプリメントになることに私はものすごく納得です。②緑藻類は、クロレラと言う海藻がこの仲間です。(こっちは聞いたことありますか?)こちらもとても小さいので顕微鏡が必要です。クロレラはアミノ酸がとても豊富なので、肌老化対策などの化粧品の成分として使用されることも多いです。③紅藻類は、そのまま赤い海藻です。お刺身の盛り合わせなんかで見たことありませんか。あと、寒天の原料である天草が紅藻です。紅藻類は血行促進の効果もあるので、そのような目的の商品の成分で使用されることがあります。④褐藻類は、ワカメ・昆布・ひじきなどのです。ここになると私達になじみ深い海藻になりますね。全ての海藻にヨウ素(ヨードミネラル)成分があるのですが、もっとも豊富なのは褐藻類です。そして、海藻の中で一番ヨウ素(ヨードミネラル)成分があるのが、ラミナリアと言う海藻です。海の中でまるで草原のように形成するこの海藻は大型になると100mに達するものもあるとか?!では、そのヨウ素(ヨードミネラル)が身体に対してどのように働きかけるかといいますと・・・ヨウ素(ヨードミネラル)は摂取・吸収されると主な3つの臓器に運ばれていきます。① 甲状腺② 副腎③ 乳腺①甲状腺は、私達の喉仏の裏側に位置して代謝に纏わるホルモンを分泌してくれます。年齢とともに痩せにくくなってしまうのは、甲状腺からの代謝ホルモンの分泌が少なくなってしまうから・・・ひとつの要因として考えられます。と言うことは、ヨウ素(ヨードミネラル)を摂取・吸収することは若い頃のように代謝ホルモンの分泌の良い痩せやすい身体に導くということになります!②副腎は、腎臓の上に乗っかるようにして左右に一個ずつあります。代表的な働きとしては、私達がストレスを感じた時に抗ストレスホルモン(コルチゾール)を分泌してストレスを緩和させようとしてくれます。この抗ストレスホルモンを上手に分泌できなくなると低血糖症になりイライラしやすくなってしまったり、肥満や不眠症・アレルギーになりやすいと言われています。ヨウ素(ヨードミネラル)は副腎に必要な栄養素です。その量は微量ですが摂取・吸収することによりストレスと上手に付き合っていくことのできる身体へと導きます。③乳腺にヨウ素(ヨードミネラル)が行き渡るかどうかは甲状腺と副腎とのバランスによります。それは体内に吸収されたらまず、甲状腺と副腎に運ばれるからです。正直な話、乳腺にヨウ素(ヨードミネラル)が行き渡らなくても命に関わるものではありません。美容上、美しいバストのためには摂取・吸収するべきです。どうでしょう?少し難しいですね・・・間違わないでいただきたいのは、海藻の成分はヨウ素(ヨードミネラル)だけではありません。25,000種類以上ありますから、海藻ひとつひとつの特徴はさまざまです。共通しているのが、ヨウ素(ヨードミネラル)の存在で上手に痩せたいと願う方には、この成分がとても効果的なんです。そもそも海藻の成分の約80%は海水(ミネラル)になります。残り約20%にビタミンやアミノ酸・酵素、もちろんミネラル他…を含みます。タラソテラピーは海水・海藻・海泥を用いて施す自然療法です。海水は体液を浄化させ海藻は細胞を活性化させ海泥は体内の老廃物を取り除くこのそれぞれの特徴をもっています。体内環境が様々な要因で汚れてしまっている現代人。本来の身体の機能を取り戻すためタラソテラピーを上手に取り入れていただければと思います。最後にヨードアレルギー・甲状腺機能障害をお持ちの方は海藻パックなどのトリートメントを受けることは出来ません。こちらにつきましては、また書かせていただきます。今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。