広島5―10ヤクルト◯

粘り強く戦うヤクルトのことが、私はもっともっと好きになりました。

アサッテヒロシマ、ガンバリマス！

バレンティン、有言実行の決勝ホームラン

いつかの神宮球場でのバレンティンです

ヤクルト打線は先発ジョンソンに対してものすごいプレッシャーを与えました。とにかく球数をたくさん投げさせ、四球もたくさん選びました。大量得点でたたみかけることはできなかったけれど、焦ることなどないのです。

ライアンが6回3失点に抑え、リリーフも最少失点にとどめました。

今日は6連戦の初日ですし、明日は館山が先発します。6回はライアンから始まる打順とはいえ、早い継投に入ったのには驚きました。リリーフを、そんなに使って大丈夫か…。ライアンの球数は94球、1打席目では四球を選び、2打席目はヒットを放っています。もう1イニングいけるのでは…と思いましたが、ヤクルトは攻めの構えをとったのです。

1点リードで迎えた6回裏、マウンドを任されたのはハフでした。せっかく2アウトをとったのに、松山を四球で出してしまったのはも勿体ないことでした。松山への6球目、際どいコースに決まった！と思いましたが審判の腕は上がらず。ハフは2アウトから西川、田中広輔の連打で1点を失い同点に追いつかれてしまいました。

7回裏は梅野です。梅野もまた1点を失ってしまうのですが、ハフにしても梅野にしても、首位広島の強力打線に対しよく最少失点に抑えたと思います。

8回裏は秋吉が無失点に抑えました。秋吉らしさを取り戻しつつあるようなピッチング、嬉しく感じました。

9回表が始まる時点で4対5、ヤクルトは1点ビハインドでありましたが、まだチャンスはあるという強気の気持ちは、私の中から消えませんでした。テレビ越しのヤクルトがまったく弱いチームに見えなかったからです。

そして機が熟したとき、ヤクルトは勝負をかけました。

1点ビハインドで迎えた9回表、マウンドに上がったのは勿論、広島の守護神中崎です。

でも、先頭川端が四球で出塁したとき、私は思いました。

「同点、ある」

西浦はきっちり送りバントを決めました。1アウト得点圏。ムーチョの代打にはハタケです。が、ハタケ三振。2アウト2塁になってしまいました。続く代打は谷内か…。勝てないかもしれない…(谷内ごめんなさい)。

でも、谷内のサードゴロはこの回からサードの守備についた上本のエラーを誘いました。ゴロをポロっと落とした上本が球を拾おうとしてまごまごしたために田代(川端の代走)は走路を阻まれた形になり、ベースに向かいづらそうでしたが、なんとかサードベースに手から滑りこみました。最初3塁審は田代がベースにつく前に上本がタッチしたとアウトにしましたが、小川監督のリクエストにより検証が実行され田代セーフに判定が覆りました。

ヤクルトは文字どおりの命拾いをし、一度は失いかけた勝利をつかむために甦りました。息を吹き返したのです。

打順が坂口に回ればこちらのものです。2アウト1，3塁の場面で、あっという間に坂口のタイムリーヒットでヤクルトは土壇場の土壇場同点に追いつきました。

9回裏に近藤が無失点に抑えれば勝利がグッと近づいてきます。

戦いはここからだ！と言わんばかりに、バレンティンの2試合連続ホームラン、ハタケもホームラン！続け、続け、みんな続け！勢い止まらずこの回一挙5得点。広島を大きく突き放し、ヤクルトはカードの頭をとりました。

粘り強い戦い、諦めない戦い、そして驚くほどの集中力。勝利を引き寄せる力。

なにをとっても最高だ。どこを見てもヤクルトスワローズは最高だ。

私はヤクルトスワローズが…

だーいーすーきーだーーー

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天晴れ、逆転のヤクルト！ヤクルトには勝利を引き寄せる力がある！