術後27日-33日

退院日が9/8と決まる。


長かった入院生活もあと僅か。
家での生活に戻れることに喜ぶ。

家からの距離と週2回のPTとOTを条件に、

外来で通えるリハビリ病院を

院内相談員の方と探す。


しかしコロナ禍、一筋縄とはいかず。


この状況下、外来リハでの患者の受け入れは

厳しいとの断りが続く。


その事を主治医に伝えると、
次の抗がん剤までの一カ月限定で、

回復期リハ病院への入院に切り替えたら、

入りやすいかもと、アドバイス。

早速、外来での通院リハと回復期での入院リハの両方で、希望するいくつかの病院に相談。

翌日2つの病院から、回復期入院であれば、

翌週からの受け入れOKとの返事。

このことを伝えに来てくれた時の、

相談員の方のニンマリした顔が忘れられない。

両方とも外来リハでは断られたが、

入院であれば受け入れ可能とのこと。

コロナのリスク回避の面から考えると納得である。

無事退院もでき、リハビリもがっつり出来る環境が見つかり嬉しいのだが、

家に帰るのがさらに一カ月先という現実が重くのしかかる。

回復期リハへの入院は、

病院to病院が基本的ルールらしい。

ましてやコロナ禍。例外は許されない。

退院後の事が決まりかける喜びと、

家に帰れない悲しみが入り乱れ、

混沌とする。


いずれにせよ、手術して腫瘍を取って、無事回復し、抗がん剤もさほど副作用なく進める事が出来た。


この病院ではリハビリ時間は少なかったが、術前よりは遥かに身体は動くようになった。

まだまだ、杖を使ってのヨチヨチ歩きと、

不完全な左手ではあるが、7月の布団の上での動けない1週間を考えると、信じられない回復である。


週明けには転院先が決まる!!