六角堂こと頂法寺にいったのはまだ寒い時期だったのですが、ちょっと記事がかけずにブログが遅れました。



この四条烏丸にも近く、アクセス便利な街中のお寺。平安京の真ん中とされるへそ石もあります。西国三十三所の札所で、平安時代後期には観音霊場として名が通っていたことが資料からわかっています。


ここの住職、池坊が生け花の名手として戦国時代の始めに知られるようになったことから、華道家元としての池坊が開始しました。江戸時代までは、祇園祭の鉾の順番を決めるくじ取り会場でした。

 

聖徳太子ゆかり寺とされていて、池坊では小野妹子の墓で行事をしています。

https://www.ikenobo.jp/info/30095

 

実は、飛鳥期の遺構は調査しても出てこないのです。聖徳太子の建てた法隆寺は八角円堂。どこから聖徳太子ができたのやらと思っていたら、先日、京都国立博物館の特別展で謎が解けました。秘仏の如意輪観音菩薩は会場におられたので、知恵を下さったのかもしれません。

https://saikoku2020.jp/highlights.html

 


若かりし日の親鸞が六角堂に籠っていたら、聖徳太子に出てきたのでした。親鸞は浄土真宗の宗祖なんですが延暦寺で修行をしました。頂法寺は天台宗です。


ここは今に続く、生け花池坊の発祥地です。境内で池坊の四季の映像が流れていて、面白い。いけばな資料館は4月、11月にオープンなので、行ってみよう。