冬になり、息子はパーカーを羽織って

スクールへ行くようになって

ほぼ毎日、そのパーカーを学校に置いて帰ってきます。




我が家は共働きで、

スクールの終わる3:30頃にはピックアップができないため、

同じ校内にある放課後プログラムに参加しています。




迎えは、基本的に

旦那の方が仕事が終わるが早いので

旦那が行くのですが

毎回、旦那に「パーカーは?」と聞かれ

「教室に忘れた。」と答える息子。




放課後プログラムは同じ校内ですが、

クラスエリアは下校時刻と共に施錠されるので

取りに行くという事ができないのです。




それなので毎朝、息子をスクールに降ろす時に

「昨日忘れたパーカーを忘れずに持って帰ってきなさい。今日のは脱いだらすぐにバックパックに入れなさい」

と言い続けています。




でもかなりの高確率で忘れる我が子。




どこにあるか分からない

という事で5着は紛失状態。




真顔「先生に事情を話して忘れ物がある場所を聞きなさい。」




毎回同じ事を言いますが、

一向に持って帰ってこない。




真顔「何で毎回忘れちゃうの?

脱ぐ時にマミーの言葉思い出せないかな?

マミーやダディやグランマ達が

一生懸命働いて稼いだお金で

君のために買った服だよ。

失くされたら悲しい。

失くしたからって他の買うとか絶対しないからね。

自分の服や物を、もっと大切にしてほしい。」




そう伝えた翌日も朝羽織っていた

ダウンベストを忘れて来ました




さすがにイライラして




真顔「君さ、マミーの話、大事だと思って聞いてないよね?」




しょんぼり「聞いてるよ」




真顔「じゃ、なんでお菓子やおもちゃを買う約束は覚えてるのに、服を忘れずに持って帰ってくる約束は忘れるの?

それは君が本当に大事だと思ってないからじゃない?」




しょんぼり「……」




真顔「同じミスを何度も繰り返す人は一般的にバカって思われる。

そういう人はスポーツでも、社会に出てからも

あ、コイツ使えないって思われるんだよ。

だからスポーツだったら試合に出られないし

会社だったらもう来ないでくださいって言われる事もある。

このまま行くと君もそうなる可能性があるよ。そうなりたい?」




と5歳児には適切ではないとも思われるであろう

冷淡な言葉をかけました。




たった5歳の息子相手には酷な言い方だし、

そもそもこんな難しい内容

全部理解してもらえるなんて

全然思っていませんが




私はアメリカで働いてみて

ただ褒められて肯定されて育ったであろう大人が

ミスを注意された時に

責任転嫁したり、不機嫌になったり

反省する事ができないという姿を

この目で数人見て来たので

息子にはそう育って欲しくない。




ミスを繰り返したら、人は怒るとか

あげた物を失くされたら人は悲しむとか

大人でも感情的になる事もあるとか




そういう人間としての

基礎となる感覚は身につけてほしい。





すると次の日から、

ちゃんと持って帰ってくるようになったのです!




そして数日後、紛失していた

3着を持って帰って来たのです!



同日に、先生から私宛に

「息子さんの服、3着は見たかったけど

2着は教室にはなかったから

放課後プログラムの所にあるかも!」

メールが来ました。




先生、忙しいのに本当ありがとうございます🙇‍♀️




その日は息子に、やったじゃん!!

すごい!どうやって見つけたの?と

めちゃくちゃ褒めて息子が好きな

アイスクリームも買ってあげました。笑




そして次の日、息子は残りの2着も

持って帰ってきて

紛失していた5着が全て戻りました。




私が全部見つけて戻って来た事に感激すると、

息子は誇らしげに嬉しそうにハグして来ました。

可愛いやつめ🩷笑




お菓子と比較した話が効いたのか

使えないと思われるという冷淡な言葉が効いたのか

真相は分かりませんが

とりあえず一件落着です。笑