☆更新が遅れてすみませんでした。☆
☆今度は、あまりにも長くて上編と下編に分けて書きました。☆
☆上編から読んでください。☆
☆更新が遅れて本当にすみませんでした。☆
☆コメント等は返せる時は返すのでじゃんじゃんコメください^^☆
☆初見さんも気楽に来て、目を通して頂けたらうれしいです^^☆
☆でわ~上編からお楽しみください~。☆
☆さりぃーでした☆
第二部
第三章説
下編 「連鎖と現実」
坂を上がっていると校舎側からタイミングを合わせたかの用に
学ランを着て髪の毛が一人一人違う奴等が降りてきた。
完璧にはさまれた。
なんも無い様に願い、重い足を一歩ずつ前に出し歩いていると
校舎側の3年の包帯を頭に巻いてる男が端っこに立ち
空気を凍らせる一言が聞こえた。
校舎側の3年が6人ほど俺等が来るのを待ってるかの様に足を止めて
「おい!やっと居たな!」
俺が図書室で殴ったDだった。
最悪の展開。
D「2年のごみ、お前等は後回しや、さっさとそいつを渡せ」
行くも地獄、帰るも地獄ってこの事だと理解した。
俺等の足は完璧に止まった・・・。
俺は心臓がバクバクし始める。
聖史「俺目当てらしいし、技術室戻ってていいよ」
紀天「はぁ?なに言ってるんだよ無理だろう」
俺はいつも一人だった。
今からだってそうだ。
一人で生きて一人で死ぬ。
勇「ふざけんな、どっちにしろ俺等も囲まれてるんだ」
トーキ「もうやっちまおう」
雅「初戦はこんなもんだろう?」
紀天「どうしよう。やるしかないのかな?」
この時、俺は一人じゃないんだとほんの少し思えた気がする。
包帯巻きの男が端っこから真ん中よりの方へ行き俺等を睨み首を振っている。
D「ごちゃごちゃうっせぞ!12針だぞ。俺だけ早く復帰したからお前に会いたくて会いたくて」
「もう、金なんていい。お前を殺さないと周りに示しが付かないしよ」
正直、足がガクガク震えて居た。
紀天達もオドオドしながら後ろと前を見ては再度確認する仕草を見せている。
漫画じゃここで喧嘩して勝てるかも知れない。
でも、実際はそんな甘くない。
100%の確率で負ける。
数学の苦手な俺でもわかる。
気合や根性で乗り切れる壁じゃないのも俺等は知っている。
でも逃げ道も無い。
校庭側の3年が俺等に気付き近くに寄ってきた。
真ん中に立って居るロンゲは学ランの腕の左右の刺繍がやたら目に入る。
ロンゲで優しそうな顔で話しかけて来た。
ロンゲ「なにしてんだ?じゃまやろう?」
ロンゲの周りの連中は俺等を睨み
勇「どきたくてもどけないですよ。前に先輩達がいるから」
ロンゲが校舎の方を見ると、Dと睨み合っている俺達が居る。
心臓はバクバクで体が震え、運に任せるしかないって思ってた。
ロンゲ「お前等そこの教室に戻っとけ」
俺達は早歩きで技術室に逃れた。
Dはそれを許すはずがない。
俺等は技術室の入り口で隠れその光景を見ていた。
D「達也!なに勝手な事してんだ。そいつに用があるんじゃ」
ロンゲ「みっともないね、後輩相手にマジかよ」
D「はぁあ!こっちは転入生に恥を掻かされたんじゃ。教育すんのも俺等の仕事やろう」
ロンゲは黙り、横に居た坊主の奴に何かを言っている。
坊主が俺等の方へ歩いて来て、俺は腕を引っ張られて戦場に連れ出された。
D「そいつに話があるだけだからこっちに来させろ」
ロンゲが俺に小さい声で「あいつとタイマン出来るか?」と言ってきた。
俺は嫌々ながらうなづいた。
ロンゲ「わかった、ならお前こいつとタイマンはれや」
D「はぁ?ふざけんなよ。タイマンで済ませられるか」
ロンゲはDをどんどん煽り始める。
ロンゲ「怖いか?後輩にタイマンで負けるのが怖いか?大人数だと勝てるもんな」
D「ふざけんなよ、おう分かったやってやろう」
ロンゲ「なら放課後、体育館裏で立会人は俺がするわ」
D「そいつが終わったら次は達也、お前も修羅雪も潰すからな」
ロンゲ「慙愧の下っ端が強気だね~うちはいつでも待ってるよ。」
Dは俺とロンゲを殺すと一言、言って校舎に帰っていった。
ロンゲは俺を見笑いながら
ロンゲ「後は自分でやるしかないのわかるよな?」
俺はうなずいた。
救われたが同時に放課後のタイマン券を手に入れてしまった事に後悔をしている。
ロンゲ「じゃー放課後にな」
ロンゲ達は歩き校舎に向かって歩き出した。
ロンゲと周りの奴等の後ろ姿に目が釘付けになった。
学ランの後ろに皆、三代目 修羅雪と刺繍が大きくあった。
なんでかその背中がかっこよく見えていた。
紀天達が出て来て俺に近づき慌しく一緒に先輩達の背中を見た。
紀天「三代目、修羅雪の達也さん」
勇「さすがに迫力あるよな」
雅「今から先、あの人達と喧嘩しないと行けないのかな?」
トーキ「余裕っしょ!」
聖史「・・・・」
甘くない世界。
逃げれるなら迷わず逃げたい気持ちを抱き
俺等は達也さん達の後ろ姿が消えるまで技術室の前で立って居た。