まず、○があって、その中に線をひく。 1があって、2があって、3があって、更に、更に、更に、更に。
丸のなかは埋め尽くされる。1があって、2があって、3があって、更に、更に、更に。
埋め尽くされて黒くなるが、やがて1が減り、2が減り、3が減り、更に、更に、更に。
見事に○が生まれる。 消える。生まれる。消える。生まれる。
実は消えてない。生まれてない。元からあるにも関わらず、常にあるにも関わらず。 数字に目が行きすぎて、形に目が行きすぎて、本質にたどり着けず、いつしか忘れる。 気づいたらなんて事ない事なのに、気付く目を持たず、数字と形に満足出来るように励む。 理想の形、理想の色。美しさを求め、これはどうかと高みを探す。 1か、2か、3か。ひたすら、ひたすら、ひたすら。 1に潜む空白、2に潜む空白、3に潜む空白はいつ見つかるだろう。