シロウトが被災地でボランティアできるかやってみた
方がいたのでシェアいたします。
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【「力になりたい気もするけど、私が被災地に行って本当に役に立てるの?むしろ迷惑かけない?」
  
と思ってる方へ、災害ボランティアほぼ初体験だったぼくが、気になる20の質問に本音で答えます】
     
  
・ぼくは千葉県佐倉市民、45歳、自営業です。
  
・9月13日(金)、15日(日)(今から3日前と昨日)の2回、館山市の波左間に拠点がある「一般社団法人震災復興支援協会つながりTsunagari(以下「Tsunagari 」)」が現地から要請を受けて立ち上がり運営しているボランティアセンター(以下、ボラセン)に車で行き、ボランティア活動を行いました。他の被災場所に寄ったこともあり、両日とも14時〜16時、約2時間ずつの活動でした。
  
・ぼくは災害ボランティア活動はほぼ初めてです。これまで各地で災害があるたび、「力になりたいけど、自分が行ったらむしろ迷惑なのでは」とモヤモヤしながら時間が過ぎ去っていました。過ぎ去るのを待っていたのが正しいかもしれません。
  
・今回、以前の自分(いや、3日前の自分)と同じような気持ちを持っている方の後押しになればと、実際に親しい知人からぶっちゃけで頂いた質問も含め、Q&A形式で書きます。  
   
   
Q1「そんなに被害は激しいんですか?」  
▶︎激しいです。瓦が吹き飛んだ家も多く、瓦礫が散乱しています。2日目の昨日はブルーシートのかかった家も目立つようになり、被害の大きさを逆に感じます。家の中は散乱している家も多いです。 
 
Q2「現地の住民の方に起こっている大きな問題は?」 
▶︎御多分にもれず、過疎化が進んだ地域です。高齢の方が多く、ご自分で外に出られない方、作業ができない方も多いです。SOSを物理的に出せない人、気持ち的に出しにくい人も多いです。実際に命にも影響が出ているそうです。
   
Q3「人手は足りていないのですか?」 
▶︎全然足りていません。ぼくが行った1日目はボランティア約20名でしたが、昨日は報道もあり200名位に増えてました。でも活動の認知アップもあり「うちを助けてほしい」というニーズも増えているし「1名でも1時間でも助かる(理事談)」状態です。何人でも大丈夫です、全然邪魔じゃないです。
   
Q4「実際、どんな活動をするのですか?」
▶︎例えば、被災した家に行き瓦礫を撤去します。ブルーシートを屋根にかぶせる補助をします。土嚢を作ります。運ばれてきた物資を仕分けします。交通整理をします。受付します。シールを貼ります。色々ありますが、基本的にスタッフの方が割り振ってくれます。希望や不安はその時に伝えれば考慮してくれます。 
    
Q5「時間は何時から何時ですか?途中参加退出も可能ですか?」
▶︎基本は
8:00 受付開始 8:30 朝礼 12:00 昼休憩 16:00 活動終了16:30 終礼
 で、途中から/まででも全然大丈夫です。宿泊以外の方はそういう方の方が多いです。事実、ぼくがボラセンに行ったのは他の支援もあり両日とも14時頃です。それでも受付に行けばちゃんと迎えてくれます。受付の隣に「待機場所」があってそこにいれば、随時本部の方が割り振ってくれます。
  
Q6「館山って遠くないですか?ガソリン、持ちますか?」
▶︎ぼくも正直そう思ってましたが、車で、例えば千葉駅周辺から約2時間弱でした。例えば横浜からの方もアクアライン経由で「2時間かからなかった」と話していました。思ったより近くないですか。ガソリンはなるべく満タンで来た方がいいと思いますが、千葉、東京、横浜などからなら往復分は持ちますしボラセン付近の道で、普通にやってて混んでいないガソリンスタンドも多数ありました。 
 
Q7「館山までの道はつながっていますか?渋滞してないですか」 
▶︎高速道路(館山自動車道)は館山までちゃんとつながっています。館山に一番近い富浦ICまでの高速は運転に全く支障がないです。昨日は3連休でしたが往復ともに渋滞ありませんでした(川崎方面からのアクアラインは要確認)。サービスエリアなどもやっているので通常とさほど変わりません。館山近辺の下道も通れないとか渋滞しているとかは基本ありません。高速料金は手続きで無料になります。 
 
Q8「高速無料が無料になる方法は?」
▶︎こちらをご覧ください。 
https://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h31/0913b/
用紙をダウンロード印刷して持っていく必要があります。ぼくは昨日はよく知らずに何も持たずに行っても用紙をボラセンでもらって復路は無料になりました。 
    
Q9「駐車場はありますか?車が多くて邪魔になりませんか?」
▶︎あります。ボラセンから徒歩10分に広いスペースがあるのでそこに無料で置けます。まずはボラセンの「ペニンシュラウェストホテル」の近くに止めて、受付に行けば駐車場を教えてくれます。 
   
Q10「電車でも大丈夫ですか?」
▶︎はい。JR館山駅からタクシーで約15分、バスも本数は少ないけどあります。あと、東京駅などから館山駅まで高速バスもあります。運行しています。
 
Q11「力がそんなにない私が行っても大丈夫ですか?」
▶︎全然大丈夫です。瓦礫の撤去などに向かったりもしますが、もちろんチームで行くので大丈夫です。あるいは「力がないので軽めの作業をお願いします」と言えば、例えば物資の仕分けやシール貼りのようなこともあります。リーダーがしっかりしてるのでちゃんと割り振ってくれます。
    
Q12「女性の私ですが大丈夫ですか?」
▶︎もちろん大丈夫です。ちなみに3割位が女性だったと思います。あと、小学生、障害のある方もいました。
 
Q13「ボランティアの経験豊富な人ばかりではないですか?」
▶︎ぼくも思ってたけど、そんなことはないです。2日間とも終礼での感覚ですが、7割位はほぼ災害ボランティア初体験の方かと思います。 
  
Q14「何というか、すごい強い気持ちがあるわけじゃないんですが大丈夫ですか?」
▶︎大丈夫です。ぼくも1日目そうでしたから(^0_0^)」これを見て行こうかな、と思う方であれば大丈夫です。
 
Q15「事前に準備は必要ですか?」
▶︎特にいりません。災害ボランティア保険も現地で約1分で無料で入れます。高速道路が往復とも無料になるには、事前に上記リンクからダウンロード印刷しておく必要があります。 

Q16「持ち物、服装はどうですか?」
▶︎現地で配布してくれるので特にいりません(ある方は厚手の手袋があるといいと思います)。食べ物も3食支給です。申し訳ないと思う人はおにぎりなど持っていけば大丈夫。インター出た後でもコンビニはいくらでもあり。服装は瓦礫処理とか危なくないよう長袖がいいかな、位です。代表のFBには「●手ぶらでOK(長ズボン着用)」とあります。
  
Q17「不手際で住民の方の気持ちを害さないか不安です」
▶︎住民の方からお叱りを受けることはあるかもしれません。ぼくも駐車場整理をしている時に怒鳴れたりしましたが、誠意を持って謝るところは謝る。抑えようのないストレスが溜まっている方もいらっしゃいます。でも、もしも自分で収集できないとなればリーダーの方もいますし、さらには本部スタッフの方が控えているので大丈夫です。 
 
Q18「TSUNAGARI」というボランティア団体はどうなんですか?信頼できますか?
▶︎正直に言いますが、ぼくは災害ボランティアがほぼ初めてなので比較ができません。言えることは6つ。
 1、東日本大震災から茨城県常総市などでの豪雨、昨年の西日本豪雨、今では佐賀での豪雨など、多数の経験があること。
 2、自分が2日間活動して感じたこととして、本当に支援サポート体制がしっかりしてる。もちろん右往左往しながらもあるけど、調整力がすごい!本部スタッフのサポート体制も流れもしっかりしてる。ほんとリーダーがしっかりしてる印象。
 3、来ていた他のボランティアスタッフからの評判がすこぶるいい。「私は何度もボランティアをしてきたが、つながりさんのサポート体制が本当にすごくて勉強になった。活用させてもらいます」と複数の方が話してた。
 4、今回はこれまでの経験を買われて、館山市、社会福祉協議会からの依頼があって立ち上がった。
 5、昨日の終礼で代表が話していたのが、「館山市自体の支援体制が大混乱しててTsunagariへ仕切りの支援要請のようなことが来た」と。ボラセンが落ち着き次第、派遣するそうです。
 6、昨日は「ニーズ」(ボランティア希望)件数91件のうち、43件を「完了」したそうです。実際に成果も出しています。どんどんと「Tsunagari 」のオレンジが現地の方に信頼されて来ています。 
 
Q19 「なぜここまで力を入れて書くのですか?」 
▶︎「今」力を入れないと、支援が一気に減ってしまうからです。報道が一気に減り、さらに孤立化してしまうのが常だそうです。この1、2週間が勝負です。なので是非、今月中に一度、行ってみてほしいのです。そして思ったことを率直に伝えてほしい。代表も「実際ボランティアした人の口コミこそが命、繋がりを作る」と。 
  
Q20「ぶっちゃけ、自分のためにプラスになることは?」
▶︎もうたくさんあります!現地のリアルがわかります。感じること多数です。現地の困ってる方から心底喜んで頂けます。心のこもった「ありがとう」を何度も頂きます。組織運営やリーダーシップも学べます。終礼でも本当に多くの方が「来てよかった」と言われます。あと館山の海は本当にきれい、ドライブもしてほしい。ぼくは講師でもあるけど「有料1日体験学習」でもいいと思うくらいです。現地の方のためでも、自分のためでも大丈夫です(結局同じだと思ってます。この投稿を見てビビッと来る方であれば)。人生観が変わるかもしれません。
    
  
<補足:代表勝又さんのFBより抜粋>
https://www.facebook.com/mk5641/posts/2434935409929728
   
毎日 ボランティアさんの
【困ってる人の為に無償での優しさ】
に沢山触れて 感動の終礼となります。
 
●高速無料
●ボランティア保険加入OK
●三食支給(無料)
●大浴場完備(無料)
●温水シャワー
●オーシャンビューホテル宿泊施設完備(無料)
●Wi-Fi完備
●洗濯機有り
●大型駐車場完備
●手ぶらでOK(長ズボン着用)
●道具無料貸し出し
●女性・子ども(小1から)軽作業あり
●長期スタッフ個室完備
●初心者大歓迎
●受付班、清掃班、IT班、送迎班、物資班、搬送班、ニーズ取り班、記録班、ブルーシート屋根班、ガレキ撤去班、など自分に合った班を選べます。
  
 
まとめ: 
災害ボランティアほぼ初体験の自分が2日間実際に行ってみて「Tsunagari 」での活動、ぼくは強くおすすめします。
 
ぼくは個人的に今回、<投稿を見た「10名」の方が現地でボランティア活動を行う>ことにつながれるようコミットしました。今回のことは一度シェアして終わってしまいたくないので、”あえて”数値目標作りました。まずは少なくとも10名が行かれるまでこの呼びかけ続けます。
 
是非、現地の方のため、千葉県のため、ご自分のために、どうぞよろしくお願いします。心を寄せて頂いている皆様本当にありがとうございます。ぼくもまた今週行くつもりです。 
       
 
<場所>
TSUNAGARI千葉館山拠点
千葉県館山市波左間588
West Peninsula Hotel
080-8219-0311 つながり事務局
  
参考:
▶︎全国社会貢献団体 一般社団法人 震災復興支援協会つながり
 
▶︎Tsunagari FBページ
  
▶︎Tsunagari 代表の勝又さんのFB
 
 
(※9月16日(月)朝6時。個人的に感じたことを中心に、TSUNAGARI理事の方に確認した情報も含め書きました。必要に応じ追記します。間違い等あればご指摘ください。上記は支援の選択肢の一つです。この地域だけでなく多くの方が大変な思いをされていること重々承知しています。同じ千葉県民としてお一人お一人が早くいい方向に向かうことを心から願っています。)