カラオケ店に着いて一通り盛り上がったあと、
君から「どうする?」の言葉。
前におれの家おいでって言われたこと思い出した
帰ろうか?って言うと甘なで声でもっと一緒にいたい、っていう君が憎い。
言いたいことはわかってる
それを承諾してしまうともう戻れない気がした
でもあたしは焦らしながらもそれを承諾した
この日は出来ない日、だったから。
ちゃんとそういうのを狙って日を組んでた。
直前で出来ないって言って、お仕置きする筋書きだ。
ご機嫌な君に手を引かれ、二人でタクシーに乗り込む
もう雨は上がっていた
それでも君との距離は離れなかった
タクシーに乗ってる間、あたしは全然喋らなかった
複雑で仕方なかったから。
車内で君が手を握ってくる
ご機嫌取りのつもりだろうか?
なんだか喜べなかったから握り返すことはなかった
君の家の近くのコンビニでおりて
飲みなおすためのお酒を買った
それからまた手を引かれ、君の家に誘導される
家に着いて、本当に誰もいなかった
部屋に案内され、君がお酒をついでくれる
高校時代のアルバムとか、若い頃の写真とかいっぱい見せてくれたね
ひとりで留学してた頃の写真なんか可愛くて仕方なかった。
当時の話とか色々聞けて嬉しかった
ふとかかっていた音楽が途切れて無言になる
時計を見ればもう2時だった。
次の日のことを考えたらもう帰りたい。
でもそれをいい出せない
あたしももっと一緒にいたかったから。
君が腕を広げておいで、って言う
君が彼氏なら飛びこんでたけど
この状況ではそれが出来ない。
あたしが渋ってたら君があたしの膝の上に乗って抱きしめてきた
何度もキスして、重い!!って言っても退いてくれない
ついに君は電気を消してあたしを押し倒した
