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let's get ready to rumble

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注目のマニーパッキャオの復帰戦が中国はマカオのベネチアンリゾート・タコイアリーナにて
昨年12月、ファン・マヌエル・マルケスに敗れて以来11か月ぶりのリングとなった。
まだ、世界的なプロボクシングのビッグマッチが浸透していない中国での興業において
パッキャオがどのようなパフォーマンスを見せてくれるかに注目をした。

試合前、この試合に負けるようなことがあったら躊躇なく引退を勧告する。
というトレーナー フレディ・ローチの言葉。
さらには、先日襲った巨大台風による母国のレイテ島をはじめとするビサヤ地方の
甚大な被害により多くの被災者が出てしまったことは、ローチの言葉と同様に、
国会議員とボクサーの二足のわらじをはくパッキャオに少なからずも影響を
与えたに違いないであろう。

さらに観る側にとってもう一つの難題が対戦相手のブランドン・リオスであった。
ブランドンリオス。。。ヒスパニック系のアメリカ人ボクサーの彼は
猛烈なファイターで打ち合いを好み、相手をガチの打ち合いに巻き込み、
持ち前の打たれ強さと無尽蔵のスタミナを武器に相手を仕留める27歳の
粋のいい選手なのだ。
戦い方次第では、もみ合いの泥試合に巻き込まれてスタミナ失い
最後はストップされる可能性も。

そして何よりも、冒頭に触れたマルケス戦の前のティモシー・ブラッドりー戦の
不可解な判定負けを含めて2連敗からもう一度立ち直るためにただ勝つのではなく
圧倒的な存在感を示して勝たなければならない重圧もパッキャオにのしかかっていた。

その辺で思いを巡らしているとあっという間に試合の時間が。
最初にブランドン・リオスが華やかなリングに向かう。
余裕というか、怖いもの知らずの笑顔でリングに入場するリオス。
続いてパッキャオの入場、時折笑顔を見せるが正直真剣そのもので
前方を見据えリングイン。
いつものようにコーナーに額づき祈りをささげるパッキャオ。
そしてガウンを脱いで、今日の戦闘に向けてのパッキャオのボディラインを
見たとき、“あ、これは。。。いける!!”と直感した。
往年の、一番強かった時の彼のそれを彷彿させる仕上がりであったからだ。
マイケル・バッファーリングアナの両選手紹介のあといよいよゴング!!

意外だったのは、多分突っかかってくるであろうリオスががっちりガードを
固めてパッキャオと向き合ったことだ。
そうなるとパッキャオは長い距離から、スピーディーなパンチで
ガードの上からリオスを攻め立てる。ハンドスピード、動きのスピードも
申し分ない。
パッキャオ独特のいきなりの左ストレート、左ストレートダブル、トリプル
ジャブからワンツースリーフォーと!
時折ガードを突き破りリオスの顔面・ボディを捕える。
3,4ラウンドあたりはリオスのがむしゃらな前進にややラウンドを失った感
はあったが5ラウンド以降はパッキャオのやりたい放題だったっと言えよう。
パンチをストレート系に加え、左右のロングフック、アッパーを交えて
多彩に攻め、リオスにダメージを蓄積させていったのだ。

パッキャオ本人は、ほぼ8分程度の力でポンポンとパンチを繰り出し、素早い
動きで打っては離れ、自分の距離をコントロール。
ここぞというときは、猛烈なパンチでリオスを攻め立てて一方的な展開となる。
正直タフなリオスでなければ、レフェリー、セコンドが試合を止めるか、
マットに這っていたことだろう。
そして最終ラウンドは、勝利を確信し詰めの部分では明らかに手を緩めた
パッキャオ。。。本当はそうあってはいけないのだが、彼の人間性なのだろう。
明らかに痛めつけられたものをこれ以上痛めつけない戦い方が明らかであった。


結果3-0の判定で久しぶりの勝利者コールを受けたパッキャオ。
ジョシュア・クロッティーのようにがっちりガードを固めたリオスを
アントニオ・マルガリートを打ちのめしたように戦ったのであったと言える。
試合後のインタビューでも、リオスのタフネスぶりに敬意を表し、台風被害
の被災者への励ましの弁を述べていた。
彼のキャリア。。。まだ10カウントは少し先になるであろう。

一方リオスは、本来のがむしゃらに前に出る戦い方を捨て、ガードをがっちり固め
パッキャオに対峙したが。。。結果、ガードを突き破られ、ガードの外側から
打ち込まれ、試合前「おれは、サンドバッグにはならない」と豪語していたが
サンドバッグのように打ち込まれてしまったのだ。
しかし、パンチの雨、アラレに晒され、顔面ボコボコニされながらも
最終ゴングを鳴らしたのは、リオスのプライドだった。

以上中国マカオで行われたパッキャオの復帰戦の観戦記!!


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