黒猫この記事は、妄想恋愛小説(BL)です。苦手な方はUターンを♪黒猫

 

 

愛詞(あいことば) 40 ~夏・最終話~ [S]

 

 

浴室の床に、潤が崩れ落ちて、慌てて抱きかかえた。

これでも手加減したつもりなんだけどな(苦笑)

 

「潤?大丈夫?立てる?」

 

顔を覗き込むと、真っ赤になってる・・・。

 

「翔・・・さん・・・。」

「ん?」

 

「・・・腰抜けて、立てない///」

 

え?・・・可愛すぎんだろ?

 

「そんな、気持ちよかった?」

「・・・///」

 

なんか口をきゅっと結んで、ちょっと睨んでる?

 

「ふふ。いいよ、部屋まで運んでやる。」

 

バスタオルで、潤と自分の体をザっと拭いて、

「つかまって?よいしょっと。」

潤のことをお姫様抱っこして立ち上がった。

 

「え?このまま行くの?」

「ん。このまま♪このまま(^-^♪」

「や、翔さん、恥ずかしいよ・・・///」

 

そう言うとギュッと首にしがみついて来た。

 

「何をいまさらw もう結構、見ちゃったし~w」

「・・・バカ//」

 

それでも恥ずかしがっているから、

ベッドの上に潤を降ろすと、毛布で包んでやった。

 

自分も横になって、潤の方に向き直ると、

毛布で口元は隠したまま、上目遣いでこっちを見ている潤の髪を

ゆっくりと撫でた。

 

どこまでも、可愛いな・・・。

 

何か言いたげに、ジッとこっちを見ている。

 

「どした?潤。」

「・・・まだ・・・する?///」

 

ああ・・・どうしよう。なんて可愛いんだ。

マジで萌え死ぬかも知れない・・・。

 

「ん?潤がしたいなら。」

 

余裕なふりして答えているけど、正直余裕なんかない。

 

「え?(*・・*)えっと、それは・・・あの・・・。」

 

キョトキョトと目が泳いでいるw

 

「ふふ^^いいよ、無理しなくて。」

 

そう。無理させる訳には行かないんだ。頑張れ、俺の自制心!

 

「でも・・・まだ・・・し、して、ない、よ?」

 

あれ?もしかして?

 

「潤、もしかして、調べたの?」

「///・・・ん。」

 

毛布の中で真っ赤になってる潤。

 

ああ、このままもう、食べてしまいたい・・・。

 

近寄って、毛布ごと潤をギュッと抱きしめた。

黙ってされるがままの、潤の耳元に囁く。

 

「潤の気持ちは嬉しいけど、ゆっくり行こ?」

「翔さん?」

「潤のこと、今すぐにでも、全部自分のものにしたいと思っているけど、

 それ以上に、俺は、潤のこと大切にしたいんだ。」

「・・・翔さん・・・。」

 

「まあ、ぶっちゃけ、色々足んないの(笑)

 潤は初めてだし、俺は超久しぶりだし・・・。」

 

「え?久しぶり?」

 

「そ。あれ以来、ずっと、誰とも付き合ってないから。」

「そう、なんだ・・・。」

 

「それに、潤は、童・・・。」

「わ~~~~っ>< それは言うな!もう!翔さんのバカ!」

 

怒って毛布に潜って反対側を向いてしまった^▽^;

 

「潤?ねえ、ゴメンて(笑)俺は嬉しいんだよ?

 俺が潤の初めての相手で。ね?機嫌直して?じゅ~ん?」

 

また、毛布から目だけ出して、こちらを振り返った。

 

「・・・俺も、翔さんが初めてで、良かった///」

 

あ~~~!!!!もう!神様、この子は天使?

だとすれば、うかつに手を出してごめんなさい。

でも、きっと大切にするから、この可愛い天使を俺にください。

 

思わず神様に譲渡申請を出したくなった程、、

潤は俺にとって、救いの神ならぬ、救いの天使だ。

 

俺も毛布の中に滑り込んだ。

背中から潤のことを抱きしめて潤の鼓動に耳を澄ませて、

やがて、ゆっくりと眠りに落ちていた。

 

***********************

 

・・・ん?なんかいい匂いする。

あれ?潤は?潤?

シーツの上を探すけど、手には何も触れなくて目を開けた。

 

そこら辺にあったTシャツとハーフパンツに着替えて

リビングに出ると、潤がキッチンで何か作ってるようだった。

 

「あ、翔さん、おはよう。」

「おはよう、潤。」

「もうすぐ朝ごはん出来るから、座ってて?」

「え?マジ?やった^^」

 

「キャンプのおにぎり用とか使わなかった材料、

 翔さんちの冷蔵庫に入れてたから、その流用w」

 

ああ、朝から美味しい潤の手料理が食べられるなんて、

なんて幸せな1日の始まりだろう・・・。

 

「さ、どうぞ。」

「やった♪いただき・・・」

 

ピンポ~~~~ン♪

 

・・・嫌な予感・・・。

 

ピンポ~~~ン♪

 

「翔さん、出ないの?俺出ようか?」

「いや、いい、俺が出る。」

 

ガチャ。

 

「翔ちゃんおはよ~~~♪潤ちゃん来てるよね?くふ^^」

「な、なんでそれを?」

 

思った通り、相葉君。

 

「あのね~昨日、キャンプ場出る時、またスマホ間違えてw」

「え?」

 

そんなことって・・・。

 

「相葉さん、おはようございます。はい。これ。」

 

話が聞こえていた潤が、スマホを持って玄関に出て来た。

 

「あ~ごめんね~はい、こっちが潤ちゃんの^^」

「ありがとうございます。あの、なんでここにいるって?」

「さあ、どうしてでしょう?くふ^^」

 

「なんだよそれ、さっさと言え。」

「なに~~翔ちゃん怖いなぁ~。」

「俺のスマホのGPSをパソコンで検索したの。

 どっかに落としたか、忘れたかも知れないから。^^」

「・・・・。」

 

「それより、いい匂いなんだけど、朝ごはん?」

「あ、相葉さんも召し上がりますか?」

「え?ちょっと、潤?」

「やった~♪潤ちゃんの朝ごはん(^^♪翔ちゃん、お邪魔しま~す。」

 

潤は自分が作ったご飯を誰かに食べさせるのが大好きだ。

こうして俺と潤が付き合うことになったのも、

きっとあの日の朝ごはんのおかげ。

 

だから、相葉君にはいろいろフォローしてもらったし、

1回くらい、潤の朝ごはんを分けてあげてもいいかな(笑)

 

だけど・・・。

 

潤に聞こえないようにそっと話しかけた。

 

「相葉君、まさかと思うけど、スマホ、わざとじゃないよね?」

「ん?どうかな?くふふ^m^」

 

・・・・・。

 

愛詞~夏~終わり♪

 

 

黒猫この記事は、妄想恋愛小説(BL)です。苦手な方はUターンを♪黒猫

 

この回は当時アメ限でお送りした回ですが

再放送にあたって通常でお届け出来る様、加筆修正しました( *´艸`)

 

********************

 

愛詞(あいことば) 39 ~夏~ [J]

 

 

翔さんの手にそっと触れると、その手をギュっと握られて、

ソファーから引き起こされて、そのまま脱衣所に連れて行かれた。

 

狭い脱衣所に洗面台に乗り上げる勢いで押し込まれ、

着ていたものを脱がされかけた。

 

「ま、待って、翔さん!じ、自分で出来るから!」

 

慌てて翔さんに懇願した。

 

「・・・・・ん。分かった。」

 

少し残念そうな顔をした翔さんが俺に覆い被さっていた体を

そっと除けてくれた。

翔さんの重さから解放された俺はホッとした半面、

少し寂しい気持ちがして、俺ってメンドクサイのか?と

ちょっと自嘲めいてしまった。

 

その顔を見られたくなくて、翔さんに背を向けた。

 

自分で決めたのに、まだ戸惑っている自分と、

後ろで、服を脱ぎ出した翔さんが、鏡に映る。

 

均整の取れた筋肉を纏った翔さんの体に思わず目を奪われた。

逞しさの中に同性でもドキリとする色気がある翔さんの体。

 

それに比べて、色が白く、筋肉も薄い自分の体は、

とても貧弱で翔さんには見合わない気がして、

服を脱ぐのが尚更躊躇われてしまった。

 

Tシャツの裾に手をかけたまま動けずにいると、

ふいに顔を上げた翔さんと、鏡越しに目が合ってしまった。

 

少し酔って潤んだ瞳が色を纏っていて、息を飲む程綺麗だった。

 

「潤?」

「・・・・あ。ごめ・・・・ん。」

「やっぱ、止める?」

 

俺が服を脱がないから、怖気づいたと思われたんだと焦りが湧いた。

怖気づいてなんかいない。

 

「違う。止めないよ?ちょっと翔さんに見惚れてただけ!」

「え~~?俺に?」

「そうだよ。翔さん、めっちゃ綺麗なんだもん・・・。

 それに比べて俺は・・・・。」

 

俯いてTシャツの裾を掴んだ指先に視線を落とした。

その俺の手に翔さんの手が重ねられた。

 

「潤は綺麗だよ。」

「うそ。ちゃんと見たこともないくせに。」

「ははは、嘘じゃないって。でも、ちゃんと見てないのは確かだ。

 だから、今から、ちゃんと見せて?」

 

「!?////」

 

翔さんの手が俺の手を引き上げて、そのままTシャツを脱がされた。

 

「ほら、やっぱり綺麗だ。」

 

鏡に映る俺の体。

その後ろに翔さんの体も映り込んでいるから嫌でも見比べてしまう。

 

「・・・・綺麗じゃないよ。色、白過ぎだし、筋肉ないし・・・。」

「そんなこと。俺は好きだよ?真っ白な皮膚も、薄い筋肉も・・・。」

 

そう言って後ろから抱きすくめられた。

////////////////////////

 

背中に、随分と早い翔さんの鼓動を感じた。

でもそれ以上に、自分の心臓がドキドキと煩い。

 

「ほら、もう赤く染まって来た。元の色が白いから、

 俺に触られて赤くなっていくのがすげぇ良く分かるよ?」

 

「////やだ・・・。」

「ヤじゃない。綺麗だよ?潤。」

 

「翔さん…。」

「ねえ、潤・・・。」

 

首筋で吐息混じりに呼ばれて、目を閉じた。

 

「好きだよ、潤、愛してる…。」

「俺も、翔さんが好き。大好き。」

 

回された腕を胸の前で抱きしめる。

 

「脱がすよ?」

「///うん・・・。」

 

腰から履いていたものをまとめて引き下ろされて、

すべてが露にされ、それが鏡に映り込んで、

俺は慌てて目を背けた。

 

翔さんが、鏡越しにジッと見つめているのが分かる。

 

「潤、ヤバいねw」

「!!!!?////もう!翔さん、見ないでよっ/////」

「大丈夫、俺もだから。ほら。」

 

腰に当たる翔さんの存在感にますます鼓動が早くなった。

 

「翔さん、もう、シャワー、浴びよ?」

「ああ。」

 

翔さんに肩を引かれて、浴室へと移動して、

向かい合わせでシャワーを浴び始めた。

 

肩から、胸へとお湯の流れを目で追う。

翔さんの綺麗な胸筋、腹筋。思わず手のひらで辿った。

 

「っふふ。くすぐったいよ」

「だって、綺麗なんだもん。翔さん、ジムとか行ってるの?」

「うん、たまにね。」

「ふうん。」

「いいよ?もっと触って?その代わり・・・。」

 

そう言って、翔さんの右手のひらが俺の右胸に触れた。

 

「こんなとこに、ほくろ。潤はどこもかしこも可愛いな。」

「っん・・・。」

 

くすぐったさを堪えて、息を止めた。

 

そっと指先で触れてから、脇腹へと手のひらを滑らせる。

 

「・・・くびれてる。潤の腰、細くて、折れそう・・・。」

「っはぁ、折れ、ないよ。」

 

前みたいに笑いだして、翔さんの手を止めて仕舞わないように

必死でくすぐったさをやり過ごそうと頑張ってるんだけど、

 

「潤?くすぐったいの?」

 

バレてる・・・。基本くすぐったがりなんだからしょうがない・・・。

 

「ん・・・。」

 

そう認めたからと言って、翔さんの手が止まりはしなくて、

何度も、くびれと、ほくろを、往復して撫でまわされて、

もう、流れるお湯の道筋まで、俺の息を乱れさせている。

 

「くすぐったいだけ?」

 

なんか、翔さん、楽しそう?

 

「わ・・・っかん、ない・・・。」

 

段々脚に力が入らなくなって来た。

 

「翔、さん・・・。もう・・・。」

 

翔さんの腕を掴んで縋りついた。

 

「ふふ。潤、かわい^^ほら・・・。」

 

膝の間から、翔さんの脚が差し込まれて、壁に押しやられた。

 

壁と翔さんに体重を預けて、ホッとしたのも、束の間、

俺を撫でまわしていた手が、離れたと思ったら、

シャワーヘッドを手に取り、俺と翔さんの間にダイレクトに

お湯を流し始めた。

 

直に当たる水圧に、体が震えた。

 

翔さんの肩に頭を預けて、上がる息で必死に耐えたけど

シャワーのお湯を当てたまま、空いていた右手で、

ふたり一緒に握り込まれた。

 

!?///////////

 

初めて、他人に触れられたそこは、過敏に反応して、

訳も分からず、夢中で翔さんの首にしがみついた。

 

翔さんの切羽詰まった声が耳元で聴こえて、

俺の頭も真っ白になった。

 

 

つづく

 

 

 

こんにちは~(*´▽`*)
 
実は最近、とあることに気が付きました。
 
『あれ?【カイト】のジャケットって、こんな色味だったっけ?』と。
 
私、【カイト】はこうやって棚に飾ってたんですけどね、
(普段はこの棚上の蛍光灯は点けていません)
ふと、ものすごく色が薄くなっている気がしたんですよ(笑)
この部屋は基本窓はなくて廊下面がすべて障子戸(4枚引き戸)で、
廊下は全面掃き出し窓。道路から廊下が丸見えなので、基本的に
ニトリで買って来たUVカット&遮熱カーテン(レース地)を閉めたまんま。
 
そして室内では障子戸2枚分はスタイロフォーム(断熱材)を挟んでいて、
つまり、直射日光はそこそこ遮られている状態なので、
安心して飾ってたんですけどね?
まあ、でも、どう見ても日焼けによる退色でした(笑)
 
え~~~、仕方ないとはいえなんか嫌だな~~( ;∀;)
と思いつつ中を見たら、DVDが入っていなかったwwww
 
はい!またやらかしてます、悪い癖!!!
見て戻さない、手近なケースにとりあえずしまう癖っ!!!(T▽T)
 
いや、絶対その辺にしまってあるのは分かってる。
でも探すとなると大捜索必須(笑)
 
そこでふと、前にブッ〇オフで売ってたの見た記憶が甦り
とりあえずジャケット日焼けしてないうやつ、買い足そう!!!
と思い立ってしまって、行って来ました(笑)
 
でも、いくら探してもなかった。あんな大きいものあれば見えるはず(笑)
そっか、売れちゃったか・・・。結構枚数あったんだけどな(笑)
もしかして、みんな色褪せに気付いて買い足したのかな?www
 

 

でもまだ諦めきれなくて、もう1件行こうかなって思って、

ハード〇フにも行ってみることに。

でもやはり、CDコーナーには見当たらなくて・・・。

LPレコードのジャケットサイズだけど、LPコーナーにあるはずないし、

CDコーナーには大きなLPサイズのCDジャケットは

箱に入れられて置かれてた福山さんしかな・・・・・・・・・・。

 

・・・・・・んん?あれ?

 

この箱の前を通るのは3週目(笑)

福山さんの後ろにもしかしてもう1枚何かある?

さっきまで気が付かなかったけど・・・。

 

重なったジャケットの上の部分のタイトルが少しだけ見えてる気が。

細い斜めの線が2mm位見える・・・・。

 

あの線、凄く見覚えある!!!!

 

福山さんの後ろからそれを取り出すと・・・。

 

まさかの探してた【カイト】でしたwwwww

2mmの線は【ト】の上の部分www

 

よく見つけたな、私!!!!!

我ながら嵐に対する嗅覚凄いんじゃね???って

自画自賛して、速攻レジに行きました(*´▽`*)

 

お値段は税込み550円(笑)

中古は嵐さんには一銭も入らない訳だけど、

ここまで安かったら許してもらえるかなぁ(笑)

 

と、これで話が終わるかと思うでしょ?

でも終わらない( *´艸`)

 

しまい忘れたカイトのDVDを探したい(笑)

買って来たけど(笑)探したい。

 

という訳で、引っ越しの時に適当に突っ込んだCDコーナーを

全出ししてちゃんと並べ直すことに(笑)

(まったく捜索ではない別の作業になっているw)

 

私が嵐さんのCDを買い始めたのって10周年のベスト盤頃で、

それ以前のものは元々持っていません。

初回限定版とか中古では高額過ぎて買えなかったし、

その辺は全部TSUTAYAさんにお世話になってました~(*´▽`*)

だからシングルのラブソーのシークレットトークとか

聞いたことない(笑)

いろいろ調べた頃もあったけど、もう新しいことを追いかけるので

精一杯でした(;^ω^)国民的アイドルのファンって大変(笑)

 

とりあえず、発売順に並べました(*´▽`*)

【カイト】のDVDもこの状態でCDの間に挟まってましたwww

 
そして・・・・。
みなさん、お気づきでしょうか?
【smile】の左斜め下に1枚分、スペースがあることを。
 
【Lotus】が見つかりませんwwwwwwww
 
【カイト】のDVDは見つかりましたが、新たに
シングル1枚の行方知れずが発覚💦
 
記憶を辿り、他のアーテイストのCDが入っている箱を捜索しましたが
まだ見つかっていません(笑)
もうひとつ100均で買ったプラスチックのCDケースがあるので
それに入っている気がする。
でもそのケースが、見つかりませんwww
 
昨日今日は黄砂が酷く、体調が悪いので、
捜索はまた後日に続く(笑)←タイトルにたどり着いた(笑)

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愛詞(あいことば) 38 ~夏~ [J]

 

 

翌日、朝早くに釣りに出かけていた大野さんが戻るのを待って、

昼前にキャンプ場を後にした。

 

途中、海沿いのカフェでランチして、

大野さんとカズを順番に送り届けて、寮に帰り着いた。

 

「じゃあね、翔ちゃん、潤ちゃん、お疲れ様♪」

 

そう言って、相葉さんが一足先に部屋へと戻って行った。

 

「翔さん、運転お疲れ様。俺も、部屋に戻るね。」

 

そう言って荷物を持とうとしたら、翔さんに呼び止められた。

 

「潤。」

「ん?」

「エアコン、まだ直ってないだろ?」

 

あ、忘れてた・・・。

 

「あ、そうだ。修理、早くても明日の午後ってメール来てたんだ。」

 

今部屋に戻ったら、2日間閉じ込められていた熱気で、

とても居られる状態じゃないだろうな。

 

「それまで、うちに居れば?」

「そんな、めい・・・。」

「迷惑じゃないよ?エアコン効かない部屋に、潤を帰す方が、

 心配で気が気じゃないから。」

 

迷惑かけられないと言おうとして、食い気味に否定された。

 

「それに・・・。」

「それに?」

 

「俺はまだ、潤と居たいんだけど、ダメかな?」

「///・・・ダメ、じゃない・・・俺も翔さんと居たいよ。」

「じゃ、話は決まり。荷物貸して?」

「え?自分で持てるよ。」

「いいから、ほら。」

 

翔さんは俺の手から俺の大きなカバンを取り上げると

自分のと一緒に担いでさっさと歩きだしたから、

俺も慌てて翔さんの後を追いかけた。

 

 

 

翔さんの部屋だって、2日分籠った熱気は一緒。

 

「あっちぃ~~。やっぱ街なかの方が暑いな^^;」

 

1度窓を全開にしてから、エアコンのスイッチを入れた。

少ししてから窓を閉めると、

だんだんと、涼しさを感じられるようになって来る。

 

「潤、なんか飲む?」

「あ、コーヒー淹れる?俺やろうか?」

 

「いや、俺、ビールにする。潤は?」

「・・・じゃ、俺も・・・。」

「ん^^」

 

翔さんから缶ビール受け取り、ソファーに腰掛けた。

ポテチとジャーキーを持って、翔さんも隣に座った。

 

「・・・なんか、作ろうか?」

「いや、これでいいよ。潤も疲れたろ?」

 

プシュッとプルトップを開けて、俺の缶にコツンと軽く当ててから

グッと煽る翔さんの横顔を見ながら、俺もゆっくり口に運んだ。

 

「俺、何にもしてないから、大丈夫。

 翔さんはずっと運転してたから、大変だったね。」

 

「長距離久しぶりだったから、ちょっとは疲れたけど、

 大変って程ではないよ?」

 

ジャーキーの袋をジッと見て、切り口を探してる翔さんが、なんか可愛い。

 

「貸して?開けてあげる。」

「ん。」

 

差し出されたパックの裏側の貼り合わせ部分を引っ張って、開けた。

 

「え?そこなの?」

「そ、ここのどこでも切れるんだよ。」

「すげ。」

 

いや、全然凄くないんだけどな(苦笑)

 

翔さんはジャーキーをつまみながら、あっと言う間に1缶目を飲み干して、

キッチンに行くとシンクに空き缶を置き、新しいのを手に戻って来た。

 

ペース、早くない?

 

2人して並んで座っているから、

目線も合わさらなくて、会話も黙りがちになってる。

 

段々と緊張してきて、ビールも喉を落ちて行かない。

一昨日からの色々が、頭の中に浮かんで来て、勝手に頬を熱くしていた。

 

「潤、もう酔ったの?顔、赤いよ?」

 

「え?!いや、どうかな?そんな飲んでないんだけど。」

「貸して?」

「え?」

 

俺の手からビールを奪うと、軽く揺すって

 

「本当だ、半分も飲んでないじゃん」

 

そう言って、その缶を煽り、そのまま、俺に顔を寄せてきて、

口づけられた。

 

「!!!」

 

口移しに流し込まれるビールと一緒に、

翔さんの舌が差し込まれ、ビールが溢れて、顎から首筋へと伝い流れて行った。

 

ビールと翔さんの舌の熱さに、溺れるかと思った。

 

翔さんの唇が、溢れ伝ったビールをなぞるように、吸い取るように、移動して、

声が漏れる。

 

「や…。」

 

「潤、いい?」

 

なにが? てか、それ、俺に聞くの?

 

翔さんの手がTシャツの裾にかかる。

 

「ま、待って、翔さん、あの、シ、シャワーさせて?」

 

「え〜、ん〜、じゃ一緒に。」

「え?いや、それは、あの、えっと。」

 

「昨日一緒にお風呂入ったんだから、

 恥ずかしがる事ないでしょ?」

 

そう話してる間も、俺の首や頬にキスするのを止めない。

 

「えっと、そうだけど、あれとこれとは…」

 

「…ニノとはさ、平気で一緒に入るんでしょ?

 ニノが、潤の裸なら見慣れてるって言ってた。」

 

!!!カズのやつ、何てこと翔さんに言ってんだよ(汗)

 

「それは、子供の頃からだから、慣れというか何というか。」

 

「…昨日だって、一緒に体洗って、楽しそうだったじゃん」

「いや、だから、カズはもう兄弟みたいな存在だから・・・。」

 

「俺にも、見慣れるくらい、潤のこと見せてよ。潤は俺のなんでしょ?」

 

翔さん、酔ってる?

と、言うか、これってカズにヤキモチ妬いてる?

 

俺の胸に顔を寄せた翔さんが動かなくなった。

俺は、翔さんが不安そうになるのが、どうしても我慢出来ない。

 

翔さんの不安は、俺が全部消してあげる。

 

「…いいよ。翔さん、一緒に入ろ?」

 

つづく

 

加筆修正しております(*´ω`*)

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愛詞(あいことば) 37 ~夏~ [J]

 

 

キスしてって言ったのは、俺だけど、

ただ、単純に、翔さんとキスがしたいと思っただけで、

実際、それ以上のことは、その時には本当に考えてなかった。

 

今まで、そう言う事には、全然興味が湧かなかった。

 

例えば「初恋は?」と聞かれれば、

保育園の先生が好きだったと答えると思う。

 

でもそれは、保育園には自分の母親がいないから、

代わりに自分の世話を焼いてくれる人に、懐いていただけに過ぎず、

恋と言うものではなかったと今ならわかる。

 

じゃあ、ファーストキスは?と聞かれたら、

それは、まあ、カズ、になるんだけど・・・。

 

カズのことは、気が付いた時にはもう大好きで、

でもそれもやっぱり、母親を好きなのと同じ『好き』で、

いつでも、二人でくっついてじゃれた延長線上の出来事だったから、

いつが最初とかはまったく覚えていないし、キスとしての認識でもない。

 

ある程度の年齢になっても、女の子と付き合いたいとか思わなかったし、

可愛いアイドルに友達が盛り上がっているのを見ても、

全然興味が湧かなかった。

 

じゃあ、同性が好きだったのかと言えば、そういうことでもなく・・・。

 

誰か一人のことがものすごく好きなることがないまま今日に至ったけど

いつもカズが側に居てくれて、寂しい思いをすることもなかったし

誰かにいじめられるようなこともなかった。

だから、そのことに不自然さも感じず、

そんな自分に疑問を持つこともなかったんだ。

 

けれど、翔さんと出会い、自分でも気が付かないまま、恋に落ち、

愛しているとさえ告げて、それが自分の中で腑に落ちた時、

俺は、元々、翔さんの言うところの、

翔さんと同じ世界で生きる人間だったんだと、気が付いた。

 

でも、それは、あくまでも翔さんが、翔さんだから。

 

大野さんの言葉を借りれば、

俺が彼の【better half】、彼が俺の【better half】

翔さんと俺は、出会うべくして出会ったってことなんだと思う。

 

ずっと、俺には恋愛感情が欠落しているのだと思っていたから、

翔さんを好きになれて、別の意味でも嬉しかった。

やっと、人と同じ気持ちを理解出来ることの嬉しさ。

 

そしたら、やたらと告白されるようになった。

人間味が増したってことかな?

 

それなのに、翔さんは、俺にまったく何もして来ない。

恋人同士だよね?俺たち、付き合っているんだよね?

一緒にご飯食べに行ったり、映画を見に行ったりはしたけど、

俺って、もしかして、そういう魅力も欠落しているのか?

 

やっとの思いで、自分からキスをせがんだら、

「誘ったのは、潤、お前だからな?」って、

やっとキスしてくれたけど、途中くすぐったさに負けて、

翔さんの手を、止めさせてしまった。

 

俺のバカ・・・。

 

露天風呂でも、翔さんに抱きしめられた。

背中に口づけられて、やっぱりくすぐったかったけど、

それだけじゃなかった。

 

お湯の中、俺の腰に、翔さんが反応してるのが伝わって来て

それで、俺自身も反応し始めちゃって///

嬉しかったけど、恥ずかしくって、いつ人が来るか判らないし、

必死で翔さんを止めた。

 

それから二人で、落ち着くまで黙ってお湯に浸かって

俺は先に上がることにしたんだ。

 

テントに戻れば、俺と翔さんは同じテントって言われて

今、寝た子を起こすのは止めて欲しくて別にしてって懇願したけど

なぜか頑なに、譲ってくれなかった。

 

だけど、それは、俺たちのことを、見かねた3人が

気を使ってくれてるんだってことに気が付いて、

急に、とっても幸せな気持ちになった。

 

そう翔さんに告げると、彼もまたそう思うって言ってくれた。

 

だから、俺は翔さんに、俺の気持ちを伝えた。

翔さんと同じ世界で生きて行くって決めたこと。

翔さんから離れないってこと。

 

そしたら、二人共気持ちが楽になって、

穏やかな気持ちで眠りにつくことが出来た。

 

俺の全部を翔さんにあげるから、

翔さんの心を、俺にちょうだい?

 

俺がずっと側に居るから。

夢で泣かなくて済むように。

 

寂しくて背中に縋りたい時、俺の背中で鼓動を聞いて?

俺の鼓動はきっと、「翔さんが好き」って言い続けてる。

 

だから、もう、ずっと一緒に居ようよ、ね?翔さん。

 

つづく

 

**********************

 

どんどん潤くんが強くなってる。

恋は、人を強くしてくれる魔法かな?

 

加筆修正しております♪