今ではすっかりおなじみのストリートスナップ
エディターやモデルのスナップが毎号ほとんどのファッション誌にお手本として掲載されています

元祖ストリートスナップと言われているのはニューヨーク・タイムズ Sunday Style の On the Street
（マルチメディア版）というシリーズです　
フォトグラファーのビル・カニンガムが何十年にもわたって毎日カメラを携え自転車に乗って
ニューヨークのストリートに出かけ、有名・無名の人々の写真を撮ってきたコーナーです

via

日本では1985年にストリートスナップ雑誌『STREET』が創刊されました
時はまさしくバブル
ブランドに踊らされていた世界で、雑誌やカタログのなかでレーベルが提示するスタイリングをなぞる
だけでなく、お金がなくても個性と自信とアイディアがあればお洒落でいられる、ということを目に見える
かたちで証明してくれたのがストリートスナップでした

その後のスーパーモデルブームやエディターブームで、ストリートスナップはモデルやアパレル業界人、
雑誌関係者などのセレブレティを中心とした「ファッションスナップ」へとシフトしていきましたが、近年の
ブログメディアの確立で、一人のカメラマンの目線から見たファッショナブルな人を有名・無名関係なく
スナップするスタイルが戻ってきたように思います

有名なところでは The Sartorialist JAK & JIL 、他にも365日毎日ひとつ見ても見切れないほどの
スナップブログがありますが、個人的によくチェックするのは Garance Dore のブログです
写真と文とイラストで構成されていて、テーマやテキストもかわいく、読み応えのあるブログです
また、ブランドの商品を広告目的で紹介して収益を得る場合は必ず明記する、というポリシーだそうで
そこも信頼できるブログのひとつの要素だと思います

上記のブログに最近よくスナップされている Shala Monroque

モデル、ブロガー、エディター、色んな面を持つ女性です
彼女とアート界の重鎮ラリー・ガゴシアンが主催したパーティーが Style.com で
Fashion's Top Party People 2009 に選ばれ、序所に注目を集め始めました
とてもお洒落でスタイリッシュなのはもちろん、流行を追いかけるのではなく自分だけのスタイルを
ヘアメイク、アクセサリーや色使いで造りだしています
クラシックで知的な雰囲気と、若々しくて楽しいことをたくさん知っていそうなくだけた雰囲気がにじみ出て
いるところもカメラに愛される秘訣でしょうか

このブログでも度々書きましたが、お洒落は一番身近なエンターティンメント
誰だって毎日服は着るし、それを楽しむか楽しまないかは自分次第です
いくら着飾っていてもそこにその人の意思やキャラクターがなければ輝きません

また、お気に入りの服を着ることによってテンションが上がって気分良く過ごせるときもありますよね
今日はちょっと元気がないな、と思う日は好きなアイテムを身につけたり、逆に思いっきり華やかなものを
身につけたりすると自然と元気になったり…

Dress by No.21

No.21 のレースとスパンコールのドレスはストレッチのシルクジョーゼット素材
ピンクのデラクア・ベージュと黒のコンビネーションは官能的で女性らしさを引き出してくれます
ジグザグに施されたレースのギャザーとスパンコールがドラマティックです
ナチュラルでマットなボリュームヘアと、、メイクは薄めにするとセクシーさのバランスが取れます

Dress and Jacket by Class Roberto Cavalli

きらきら光るものが嫌いな女性なんているでしょうか？
ブロンズ色のシャネル風ジャケットは細やかに輝く糸を使ったニット素材
フリンジの飾りとスパンコールがついていて、動く度にゆれて光を集めます

光沢のあるなめらかなカフェオレ色のレーヨンジャージーのミニドレスはコクーンシルエット
ゴールドのラメ素材のトリミングと、肩にはレオパードのプリントがあしらわれています
ラメ入りのブロンザーを塗って大胆に脚を出してさらに輝きをプラスしましょう

現在アメリカで上記ビル・カニンガム氏のドキュメンタリー Bill Cunningham New York が上映されています
今のところ日本での上映予定は決まっていないようですが、予告編やレビューを見るととてもおもしろそう
なので是非とも観たいところ
上陸が待ち遠しいです

thank you

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プリズムのブログ。

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