パピーウォーカーなんてボランティアをやる人は必ず「えー可哀想!」なんて言われた過去があるものです。
返す時泣いちゃうから可哀想。
あー二度と会えないなら今生の別れだもん泣くわ確かに。
テレビの特集でも号泣してるものね。
かくいう私も初めてのパピーウォーカーでダナンちゃんをお返しした時恥も外聞も無く号泣しました。
だってあの子ったら尻尾振って振り向きもせずスキップするみたいに職員さんと消えて行ったんだもの。
(薄情者!!)ですよ。
自分で言うのも何ですが初めてのパピーウォーカーにしてはかなりな仕上がりだったと。
これは盲導犬、もしくは更に上の繁殖犬になるんじゃないかと!
結果はダメでしたけどね。
その時のダナンちゃんはママの初仔でして、大阪に同胎の姉が行き繁殖犬になる事が決定してましたから同じDNAは必要では無かったのです。
最終選考ギリギリで落ちて、CCの連絡が来て、でも即答出来なかった。
だって落ちるなんて、失格なんて思わなかったから!
ショックだったなぁ。
育て方失敗したんだ、って。
お役に立ちたかったのにダメだったんだって。
今は違う、って理解してますが。
盲導犬協会が欲しかった仔じゃなかった、ニーズに合わなかっただけ。
他所の施設の介助犬として活躍できるかもしれない。
ダナンちゃんをウチの子にして他所には登録しませんでしたけどね。
ダナンを迎える決心をしたのは、当時必要で貸与された盲導犬を大事にしてくれない記事があって、まして家庭犬になった子を最期まで看取ってくれる保証なんかあるもんか、と。
どっかのお家で邪魔になって叩かれたりとかされたら泣いちゃうわあたし!とか勝手に病並みに想像が暴走して泣きながら旦那さんに「ウチの子にして~」と懇願したらその週末に印鑑持って迎えに行ってくれました。
可愛がり倒してわがまま自由に育ててやるんだ!とベタベタに甘やかしてやりましたから。
そして昨年5月末から再び委託されましたディアちゃん。
今年の7月末に返してわずか2週間の適正検査で失格して帰ってきました。
この子もねぇ。
いい子なんですよ賢いし何より顔可愛いし。
ただこの子も裏?事情有りきの子でして。
ママがディア達を生んで引退でしたのでディアかもう一頭の女の子が繁殖犬として残ると最初から決まってたんです。
で、よりママに似た性質のもう一頭が繁殖犬になってディアは適正検査前に避妊手術を受けた時点で失格確定していたと言う、ね。
まぁ仕方ない、と。
万に一つ盲導犬になれたらお別れ決定ですがその場合は引退したら引き取ればいいやと今回は泣きませんでした。
ただまたパピーウォーカーやって、またCCになったらまた引き取っちゃいそうなんで暫くやらないです!と宣言してきました。
「返して下さって結構ですよ、すぐ引き取られますから」と言われましたが他所にやるのが嫌なんですよ!だから増えるんですってば!
お盆中でしたが印鑑持って双子と一緒に迎えに行きましたね。
何度かパピーウォーカーしてCC犬を引き取ってる方に聞いたら皆さん「返して後悔してる(仔もいる)」と言ってました。
あたし後悔なんかしたくないから。
返して後悔するなら自分のものにして「お金掛かった~」と後悔する方がずっとマシ。
病院代とか掛かった時は本当にヒィ!ってなったけどお金はあたしが元気なら稼げるもの!
明日も稼ぐよ頑張るさ!