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No Book No Life!

読んだ本の感想、好きな本屋さんのことなんかを書いていこうと思います。
(新刊・既刊、ジャンルはないまぜになってます)

おはようございます。
今月は自分的にチェックしている新刊も多いので、本当はそちらの本をご紹介したかったのですが、今日はこちら↓↓
昭和元禄落語心中(2) (KCx(ITAN))/講談社
¥590
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【2巻内容】

惚れ抜く八雲師匠の芸だが

オイラにゃできねぇ

気づき始めたこの与太郎

小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、

迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした、

破門と言われた与太郎と与太をかばう小夏の二人に

師匠が語る約束の噺たぁ・・・・・・!?


『このマンガがすごい!2012』のオンナ版で2位に入っています。

今までももちろん落語マンガというのはあったのですが、こちらは技を競い合うとかそういった感じではなくて、落語を愛して、落語の周りにいる人々の悲喜こもごもを描いているという感じです。

以前南Q太さんの『ひらけ駒!』を紹介したときにも書いたと思うんですが、勝負とか登り詰めていく感じの作品だけでなくて、こういったその競技だとか文化を愛する人の日常的なことを描いている作品っていうのが増えてきているように思います。

単純に部活マンガだとか成長ストーリーだけでない、そのものについて知れるという意味でも興味深いですね。


上の2巻内容なんですが、声に出して読んでいただいたらわかると思うんですけど、ものすごくリズミカルですよね。

裏表紙から拝借したのですが、ここの部分ってほとんどがペタリとした普通の文章なんです。

でもこれだけ気持ちがいいくらい都都逸風に書かれていると、「徹底してる」なぁ・・・と。

作者、ほんとにこの作品好きなんでしょうね。


2巻では主人公の与太郎が、師匠の独演会である失敗をして破門を言い渡されます。

正直技どうこう以前の問題で、この後与太郎は師匠に破門を解かれるんですけど、私個人的にはよく許されたね(笑)という感じで。

でも、もともと師匠は与太郎や小夏のことをわが子のようにすごく愛していて、だからこそ冷たい(と感じられる)態度なのかな、と。


現代の与太郎編から、師匠と助六さんの若き日の話に移り変わりました。

師匠は踊りやってたのかぁ。

そういや最初に三味線も弾いてましたもんね。


この若い頃の師匠と助六さんて、『坂道のアポロン』の薫と千じゃないですか?

お互い性格が両極端なところも、師匠=薫、助六=千ですよね。

師匠の育ちは薫と共通するし、両極端な二人が音楽なり落語なり共通のものにのめりこんでいくところとか・・・。

なんてふと思ってしまいました。


先が楽しみな作品です。

山とそば/新潮社
¥1,260
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猫村さんのほしよりこさんが書いた旅行記です。

以前、このほしよりこさんと酒井順子さん、酒井さんの編集者さんとの紀行記『来ちゃった』を読んだときに、この本を読みたいと書いていたのですが、結構すぐに叶いましたヽ(*⌒∇⌒*)ノ::・'゚☆。.


『来ちゃった』を読んだときに、ほしさんは酒井さんに比べたら旅はまだまだ経験少ないようなことを描かれていたように思ったのですが、どっこいほしさんの旅も結構楽しそう。

そして全然初心者ではないとお見受けしましたよ。


この本では長野(松本)、岩国、鹿児島~熊本への旅行について書かれているんですけど、めっちゃ自由気のまま~って感じで超うらやましい。

そして読んだらそこへ行きたくなる!

あと結構おいしそうなもの食べてますねっ☆


有名な観光地もそれはそれで面白いんですけど、その土地の文化を知ったりする旅っていいですね。

大人の遠足って感じがします。


そんなにそば好きってわけでない私もそばを食べに行きたくなりました。

そして長野に行きた~い。

7年目のツレがうつになりまして。/幻冬舎
¥1,155
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ツレうつシリーズの最新刊。

前作が出てから、ドラマ化・映画化されたりして、いっきにこのシリーズも有名になりましたよね。

私も以前からシリーズの存在は知っていたんだけど、実際に読んだのは昨年だったなぁ。


ドラマ化知らなかったです。

藤原紀香さんと原田泰造さんでされていたんですね。

観たかったなぁ。

映画化は知ってますが、こっちのが実際は先に話が来ていたんですね。

どんな世界でも、原作が映像化されたり、他の形になるっていうのは作品が広く知れて、仕事が増えるチャンスではあるけど、大変なんだろうなぁ。

自分たちが作ったものとは違うというか、一人歩きしてしまったりとか。

それで本職の方が遅れてしまったり、休むことになってしまったりとか、マンガの方ではよくあるもんなぁ。


世界が広がったことでよかったことももちろんあったわけで、ツレさんがクラシックの仕事に携わったりとかはやっぱり原作が知れたことで実現したことだしね。


イグちゃん、まぐちゃんとの別れはあったけど・・・

人間のお子さんが誕生したり。


悪いこと、辛いことばっかりではない。


出来るようになったことを一つ一つ嬉しく感じるところもいいですね。

病気になる前は当たり前だと思っていたことが出来なくなるのは辛いことだけど、大人になってから『出来る喜び』を感じることは幸せなことだと思うし。


自身や家族・大事な人がうつになってしまった人はもちろんだけど、そうでない人たちでも読んで損はない本だと思います。

きみが心に棲みついた(1) (KCデラックス)/講談社
¥590
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【内容紹介】

下着メーカーで働くキョドコこと小川今日子は

大学時代の想い人・星名の影に囚われ続けている。

ある時合コンで出会った吉崎に

「人に流されてばかりでは、

本気で人を愛せない」と指摘され、

自分を変えたいと強く願う。

しかし、そんなキョドコの前に、

再び星名が現れて―。



というわけで、天堂きりんさんの最新作です。

正直、怖いです(笑)

主人公キョドコも星名も怖いです。

強いていうなら今のところ吉崎さんが救いのような気もするけど、この人もまともなのかわからんというのが私見です。

まだ予断を許さない、という感じでしょうか(^_^;)


星名みたいな男の人っているのかな?

いそうだけど、こういう人って相手が自分に服従しそうかどうかがわかりそうですよね。

よくモテる人が自分のことを好きになりそうかわかる嗅覚がある(らしい)のと同じ気がします。


キョドコはちょっとぷっつん(死語・・・)いってる感じがするので、星名と切れるのも時間の問題な気がするのですが。

うーん。

次巻、気になるけど、読むかは未定です。


ちなみに天堂きりんさん作品では『手のひらサイズ。』という作品が大好きです☆

手のひらサイズ。 (Feelコミックス)/祥伝社
¥980
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ヤサシイワタシ(1) (アフタヌーンKC)/講談社
¥530
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【あらすじ】

写真部で出会った年上の女性は、

奔放な言動と華麗なオトコ遍歴で名を馳せた、

大学の有名人だった!

挫折した、もとテニス少年にはチト荷が重いと思われたこの恋は、

意外にも順調な滑り出しを見せたが―!?

告白にも似た傷つけ合い、成長すら痛々しい、

血のかよった恋愛劇が大学のサークルを舞台に始まる!



このブログを始めたときに、基本的におススメしたい本を中心にアップしていこうと思っていたのですが、そうでない本を読んだ、ということも私にとっては記録なんだよな、と本作を読んで考えた次第です。


ひぐちアサさんの作品をここんところ立て続けに読んでしまったのですが、正直『おお振り』しか知らなかった自分にとっては重いというか、もしかして『おお振り』も重くなるのかな、いや重い一面もあるよねー、っと思ったり。


あとひぐちアサさんの作品、人が亡くなるというのが背景によくありますよね。

『家族のそれから』では兄妹の母親が、『おお振り』ではモモカンの同級生が亡くなってます。

本作でも弥恵が亡くなるのですが、亡くなって終わりなんじゃなくて、その後の芹生くんの心の動きとかいとこの澄緒ちゃんとのこと(どうなるんでしょうね)が描かれていたり。

結局テーマがどこにあるのか、私にはわかりづらかったのですけど、こういうストーリーの組み立て方って好きな方は好きなのかもなぁと。