- おはようございます。
- 今月は自分的にチェックしている新刊も多いので、本当はそちらの本をご紹介したかったのですが、今日はこちら↓↓
- 昭和元禄落語心中(2) (KCx(ITAN))/講談社
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【2巻内容】
惚れ抜く八雲師匠の芸だが
オイラにゃできねぇ
気づき始めたこの与太郎
小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、
迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした、
破門と言われた与太郎と与太をかばう小夏の二人に
師匠が語る約束の噺たぁ・・・・・・!?
『このマンガがすごい!2012』のオンナ版で2位に入っています。
今までももちろん落語マンガというのはあったのですが、こちらは技を競い合うとかそういった感じではなくて、落語を愛して、落語の周りにいる人々の悲喜こもごもを描いているという感じです。
以前南Q太さんの『ひらけ駒!』を紹介したときにも書いたと思うんですが、勝負とか登り詰めていく感じの作品だけでなくて、こういったその競技だとか文化を愛する人の日常的なことを描いている作品っていうのが増えてきているように思います。
単純に部活マンガだとか成長ストーリーだけでない、そのものについて知れるという意味でも興味深いですね。
上の2巻内容なんですが、声に出して読んでいただいたらわかると思うんですけど、ものすごくリズミカルですよね。
裏表紙から拝借したのですが、ここの部分ってほとんどがペタリとした普通の文章なんです。
でもこれだけ気持ちがいいくらい都都逸風に書かれていると、「徹底してる」なぁ・・・と。
作者、ほんとにこの作品好きなんでしょうね。
2巻では主人公の与太郎が、師匠の独演会である失敗をして破門を言い渡されます。
正直技どうこう以前の問題で、この後与太郎は師匠に破門を解かれるんですけど、私個人的にはよく許されたね(笑)という感じで。
でも、もともと師匠は与太郎や小夏のことをわが子のようにすごく愛していて、だからこそ冷たい(と感じられる)態度なのかな、と。
現代の与太郎編から、師匠と助六さんの若き日の話に移り変わりました。
師匠は踊りやってたのかぁ。
そういや最初に三味線も弾いてましたもんね。
この若い頃の師匠と助六さんて、『坂道のアポロン』の薫と千じゃないですか?
お互い性格が両極端なところも、師匠=薫、助六=千ですよね。
師匠の育ちは薫と共通するし、両極端な二人が音楽なり落語なり共通のものにのめりこんでいくところとか・・・。
なんてふと思ってしまいました。
先が楽しみな作品です。




