JGAのホームページでスロープレートをいろいろ見てみた(スロープレートの説明は、下記#1参照)。
激ムズゴルフ場で有名な兵庫県のゴールデンバレーを見てみると、
レギュラーティー 6,028ヤード コースレート(CR)71.7 スロープレート(SR)144 難しい!
バックティー 6,461ヤード CR73.7 SR148
チャンピオンティー 6,929ヤード CR76.0 SR151
ジョーンズティー 7,233ヤード CR77.4 SR153
おお!スロープレートMAX155に近づいてきたー。
 
女子を調べてみると、
レディースティー 4,600ヤード CR69.5  SR135
女子がレギュラーティーを回ると 6,028ヤード CR77.5 SR151 一気に激ムズ!!
昔コンペで回ったとき、同じ緑のレギュラーティーで回った人がいたような。
すごい挑戦だったんや。
バックティー 6,461ヤード CR79.8 SR155 おお!スロープレートMAXの155が出た!
チャンピオンティー 6,929ヤード CR82.4 SR155
ジョーンズティー 7,233ヤード CR84.1 SR155
ハンデZEROの女性で84.1 どんだけ難しいねん!
 
ここで女子プロの試合やったら面白そう。 
 
#1
コースの難易度を示す指標として「コースレート(course rating)」以外に「スロープレート(slope rating)」という指標がある。
両者は、基準となるゴルファーの設定が違う。コースレートはスクラッチゴルファー(下記#2参照)が基準であるのに対して、スロープレートはアベレージゴルファー(下記#3参照)を基準にコースの難易度を表している。スロープレートの数字は55から155で、数字が大きいほど難しいコースということ(スコアの数字を表しているわけではない)。113が平均的な難易度のコースである。
なぜ、スロープレートが必要かというと、コースというのは難しくなればなるほど、上手いゴルファーとそうでないゴルファーのスコアの差が大きくなるものなので、スクラッチプレーヤーを基準としたコースレートでは、実際の運用面でゴルファーに不利に働くことが多いため。
アメリカでは、オープンコンペなどの競技の際、スロープと自分のオフィシャルハンディから、そのコースでのハンディを算出して適用するのが普通。ハンディ18の人の場合、スロープが113のコースならハンディは18前後になるが、スロープの数字が大きいコースではハンディが30近くになったりする。これがハンディ1の人の場合は、スロープの数字が上がってもハンディがそれほど増えることはなく、より公平なハンディで競技ができるというわけだ。
 
#2
「スクラッチ(scratch)」は、ハンディキャップがゼロのゴルファーのこと。“scratch”には「スタートライン」という意味もある。
ちなみに、英語で“scratch golfer”というのは、ハンディキャップゼロに限らず、パープレーあるいはそれ以下で回れる実力のある人という意味。さらに、USGA(全米ゴルフ協会)が定める基準によると、スクラッチゴルファーは、ティショットの飛距離の平均が250ヤードで、470ヤードのホールを2打でグリーンオンさせられる人(男性の場合。女性は飛距離平均210ヤードで、400ヤードのホールを2オンさせられる人)と定義されている。
 
#3
アベレージゴルファーとは、その名の通り、平均的な、世間並みの腕前のあるゴルファーのことをいいます。
具体的にアベレージゴルファーの基準が決まっているわけではありませんが、一般的には、平均スコア100前後のゴルファー、ハンディキャップ18~20前後のゴルファーが、アベレージゴルファーとして認められています。