帰りの電車。
外国人の60代の男性2人と女性1人が乗ってきた。
ドュドュエナナディサヴァヴヴヴトキオ、ソワブエドュジャポネとか聞こえてきた。
話している言葉を聞くと、どうもフランス語っぽい。

新大阪駅に到着。

ナントカナントカシンオサカって言いながら車内の路線図で新大阪駅を探してる。
俺の心の中で、そこは姫路、違う違う、そっちじゃない、もっと右もっと右、そう!そこ!
フー、新大阪の場所をわかってもらえた。
そこから駅の数を数えだした。
新大阪、東淀川、吹田・・・・・京都。
数え終わってキャトルナントカって言った。14個目ってことかな?

ちゃうちゃう!!
この電車新快速やねん。
14個も乗ってたら、終点の野洲まで行ってしまうでー。

でも、数えただけで新快速ってわかってる・・・よね?

でも、各駅停車と勘違いしてたら・・・・どうしよう?


でも相手はフランス語。
全くわからん。

そうや!
翻訳アプリや!

急いでインストロールして、日本語の文章を打った。
翻訳ボタンをクリック。
よし準備OK!

でもいきなりこれ見せたら変な日本人?

少し悩む・・・。

いや、変な人より、乗り過ごしの方が不安やろ。

見せよう!



ひとりのオジサンの肩をトントンと叩いて

無言でスマホを見せた。

めっちゃ不審な日本人やん!

不安げなフランス人3人。

でも文章を読んでくれて、わかってもらえた。

生で「メルシー」って言ってもらえた。

ああ、何かいいことしたなあ。


実は、新快速ってわかってて、
メルシーって言ってくれたかもしれへんな。
めっちゃええ人たちや。