我が家の長女は左耳が聞こえません
朝ドラでも「半分、青い」でやってたけど
そういう人は結構多いようです
聞き取るように右の耳を向けたり
努力してるので
周りはあまり気づきませんが
幼い頃、中耳炎を繰り返す子で
いくら耳鼻科に通ってもいっこうに良くなりませんでした
そんな中で通ってた保育園でおたふく風邪に感染
正月休みで実家にいる時に
「耳が聞こえない」と訴える4歳の娘に
「正月で病院やってないから
病院が始まってからね」と我慢させた結果
左の耳の聴力を失ってしまいました
左から話しかけると聞こえないため
「無視している」と小学校で嫌な思いをしたようです
耳の神経をやられているため
年頃になるとめまいを起こすかもしれないと言われていました
その通り、10代の頃は
激しいめまいで突然倒れたりしていました
ふさぎこんで部屋にこもった時期もありました
高校を卒業し
テレホンアポインターの仕事を見つけてやっていましたが
体調を崩し早退したので
駅まで迎えに行った日
その耳で電話の仕事は負担だろうと思ったので
「仕事、無理しないで辞めてもいいんじゃない?」と言ったら
車の中でわんわん泣き出しました
体調が悪いのと
仕事が続けられない悔しさと
ほっとしたのと
いろんな気持ちが吹き出したんだと思う
私にできることは何だろう?と考えて
めまいに関する本をたくさん集めました
その中で9割は
神経を切ってしまえという乱暴なものでした
1冊だけ
めまいの原因はウイルスであると
それには帯状疱疹の薬が効果的
という本がありました
確かに、娘が耳聞こえなくなったのは
おたふく風邪が原因でした
これが効きそう
と思ったのですが
めまいに帯状疱疹の薬を処方するのは
正規ではないようで
近くの病院で出してもらうことはできません
その本を出している先生か
それに賛同している病院だけが処方してくれます
その金額も10万円ほどでした
北海道か山形に行くしかなく
しかも薬代が10万円
娘にその本を渡して
「いつか連れて行くからね」と約束しました
でも
娘にとっては「いつか」じゃ遅かった
知り合いに頼んでどうにか工面して
山形まで行ったようです
その薬が効き
めまいは改善されました
本当によかった
「すぐに連れていけなくてごめんね」
といったら
「あの薬が効くって教えてくれたから救われた
けいちゃんのおかげ」
といってくれました
前回の
「学校で嫌なことがあったらいつでも帰ってきていいからね」で
娘が救われたと言ってくれたように
おかげで助かった
と言ってもらえることで
自分が救われる気がします
そう言ってくれる
娘に感謝です