トラクターが掘り起こした土の虫を捕食するため、一列に並んで行進する鳥たちを見ると微笑ましく

ついカメラを構えてしまう。シラサギ、アオサギが並んでトラクターの後を追う姿を見るチャンスは少ない。

ツグミは農作業中すぐ隣に来て離れない。

正月は天気に恵まれ富士山の晴れ姿もくっきり、良いショットになりました。

 

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寺子屋「榛の木」山本二三男

 

 

 

 

 

蓮田市黒浜沼 「寺子屋」榛の木会 山本二三男

 

宇都宮線で上野から約39分、都心に近いわりに自然豊かな市です。人口は2024/1 61499人、

縄文海進の時代には大変栄え、黒浜貝塚を含む、周辺地域50000㎡が国指定史跡「黒浜貝塚」として認定されています。文化財展示館には県指定黒浜式土器を始め多数の史跡が展示されています。

 

黒浜沼は縄文時代内湾の中の小さな入江にできた沼ですが、江戸時代生活道路を作るため沼を二に分割、

今も小さな二つの沼として残り、周辺の自然は豊で埼玉県自然環境地域に指定され、さいたま緑のトラスト協会が11号地として大切に管理されています。

黒浜沼周辺を大切にする会の皆様のご苦労で、蛍も一時期減少しましたが近年増えつつ有ります。

 

明治初期江ヶ崎村の名主を継いだ15歳の若き村長折原与十郎と村の有力者新井斎輔が先に立ち、他の村の村長達も交え黒浜沼と旧日川の排水路確保のため新堀の開削に尽力、黒浜沼から隼人堀川までの約4㎞を、再三工事を重ね現在の形で開通するまでに約110年の歳月が経過しました。

暗渠の工事が大変だったようです。           引用 新堀資料・図 新堀改良事務所 中里忠博

 (元荒川は沼より海抜が高いため元荒川に排水することが出来ませんでした)

 

現在の農業用水は黒沼笠原用水として、見沼代用水桜橋から分流、菖蒲町三箇、河原井、白岡市の篠津、東下谷小久喜を経て千駄野で分流。

*左岸は岡泉、彦兵衛、中原新田を経て西葛火葬場方面へ。

*右岸は実ヶ谷、江ヶ崎、古ヶ場、伊豆島、元荒川へ。

 

新堀開削の略図 村名と海抜(数字)