仕事絡みで文楽を観に行きました。
インバウンドでいらした外国の方や
文楽未経験の方を念頭においた
モデルプログラム。
なので、いつもの文楽劇場ではなく
歴史博物館での開催です。
案内板も和英両方です
あ、女義太夫なんですね
案内をよく読んでなかった
俄然楽しみになってきた~
開演前に滑り込んだのだけど、
3列目の良い席に
ナビゲーターは
落語家の桂雀太さん
まずは義太夫を聴きます。
続いて
解説や体験コーナーを挟んで
文楽公演の流れで90分。
文楽の公演では、義太夫は
太夫(男)が語るもので、
女性が舞台に上がることはありません。
なので幕があがって
女性が居並んでいるのを見るのは
すごく新鮮でした
女(むすめ)義太夫は
竹本住蝶・雛子の二名.
三味線は
豊澤住輔・雛文の二名。
声の使い分け、
三味線の弾き方で、
性別や年齢・貴賎等を
演じ分けてくれました。
装束を着せ付けてもらう体験、
・
・
袴の短すぎるのは
ちょっと気の毒
続いて吉田一輔さんと
文楽人形が登場。
お七だねー
私は有難いことに、
呉服のこころやさん主催の文楽鑑賞会で
何度も桐竹勘十郎さんの
解説をお聞きしているのですが・・・
過去ブログ ★
こちらも三人が舞台で人形遣い体験
お七は出番を控えておりますので
別の人形で・・・
三人の共同作業。
くるりと一回転が難しい
今は通常の公演でも床本の字幕がありますが、
こちらは外国語でも
住太夫はんは字幕嫌がってました。
床本の通りに語らないと間違ってると
言われると。
そうね、
心のままに言い回しが変わったりするよね
皆々さま~
本日は有難うございます~
そして、文楽の演目は
伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段
お七が死に物狂いで櫓に登る
クライマックスの場面。
たった15分、物足りなかったー
あと、せっかく解説の場があるのだから、
どうしてお七が命を賭けて
櫓に登らなきゃならなかったのか、
そこら辺を前説すると良いのに、と思った。
でなきゃ、人形がハシゴを登るとこや
髪振り乱すのに、単にスゲーーで
終わってしまって
彼女の心情に思いが至らないよね。
そして、解説の時は写真OKだけど、
公演中は禁止と
ちゃんと言わなきゃ
動画や撮影してた人、沢山いた。
他にも色々、気づいたこと
アンケートに書いておきました。
全員アンケートに答えなきゃならないの、
モニターだから
終演後、にこやかに
お見送りしてくれました。
足10年、左手さらに10年の修行が必要
大阪発祥の文楽、
内外を問わず、多くのお客様に
ご覧いただきたい文化のひとつですね