初!
夢小説
ストロベリーナイト「菊田×姫」
「だああああっ!!!」
「!?」
姫川玲子は、デスクの上のプリントたちをたたきつけた。
「あ、あの…玲子ちゃん??」
「どうしたんですか、主任」
「あれ…もしかして、プリントなくしちゃった…とか?」
バゴンッ
「うぐっ…す、すいやせん…」
そう。ないのだ。
昨日調べた容疑者の情報のプリントが。
「どーしよ…」
「探しましょ」
菊田は玲子のデスクの上を片付けはじめた。
「え、でも…」
今は夜の11時。
さすがにもう、帰ろうとみんなが準備していたところだった。
「帰っていいわよ、明日探せばいいわけだし…」
「そう…ですか?」
そういって、ノリ、保、康平は、帰って行った。
「なんであんたは帰んないのよ?」
「主任こそ…」
「私は、まあ…いろいろー」
「もう帰りましょう…?手伝ってあげます…から!!?」
「きゃっ!?」
ガタっ
ズッサーと勢いよく菊田はプリントに引っかかって
転んでしまった。転んだ先には玲子が。
「うっ 痛っ」
「!? すいません、主任!大丈夫ですか!?」
「うん… ん!?きっ菊田あ!?」
「はい」
覆いかぶさるように、菊田は転んでいた。
よっこいしょ、と菊田は何食わぬ顔で腰を上げた。
手を差し伸べて「主任」という。
「あ、ありがとう…」
「さ、帰りますか。」
帰り道。
「そういえば、主任てキャーなんていうんですね」
「はああ!?」
「いや、意外だなあって」
「あ、あんただって転んだじゃないのよ!
すっごいすごいすごい、意外ね!!///」
顔を真っ赤にして玲子は反発する。
子供のようだな、菊田はくすっと笑って「そうですね」という。
ホントは…
どんな反応をするのか、それこそ子供のような問いを
確認するためにわざと転んでみた…なんてことを言ったら
2人で居れなくなってしまうなあ、
なんて思いながら。
あとがき!
すーみません!ちょーし乗っちゃいました(笑)
では!