忙しいという字は
心を亡くすと書く。
そうだ、確かに。
深く頷いてしまった。
バブルの恩恵もあり
縁故で入った
大手商社の子会社に
勤めていた頃。
混雑する電車内に貼られていた
広告のその言葉は
浮かれていた自分を
ふとどこか違う世界に
連れて行ってくれた。
会社は嫌じゃない
人間関係もまあ恵まれていたし
お給料も高い
仕事もほどほどに楽しい。
こんなに良い会社を辞めたら
もったいない。
散々言われたけど
結局辞めて留学した。
留学で何をしたかったのか
と訊かれても曖昧だ。
単にこのままの自分でいいのか。
と自身に問うたら
なぜか海外に出る流れになっただけ。
確たる目的もなく目標もなく
今考えればただ
あのなまぬるい環境から
(なまぬるい自分から)
抜け出したかっただけ
なのかも知れない。
でもあの留学の一年は
私にとって転機となった。
過干渉の母親から離れ
日本という国を外から眺め
日本人という立場で生活する
異国での日々。
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早からず、一瞬遅からず。しかし、内に求める心なくば、眼前にその人ありといえども縁は生じず」
教育者であり哲学者でもあった森信三氏の言葉。
一瞬早からず、一瞬遅からず。
つまりベストタイミング。
人だけじゃなくすべてがそうなんだ。
あの頃
忙しくしていた訳でもないのに
なぜ意識に引っかかって
しまったのだろう。
神谷バーの広告だった。
お店の写真を見て
今、納得した。
申し示すと書いて神。
しっかり認識してなかったなぁ…
昔の漢字は叡智に富んでる。
住所は111
数霊111は宇宙からの呼び声。
知らずに導かれてイマココ。
人生って
「たられば」はない。
もし今が大変でも
安心して生きよう
自動運転で。
読んでくださりありがとう。

