前回の話はコチラ↑
「んじゃ頂くか～、何かよく分からんのばっかりやな～♪」
おばいけやベーコン、尾の身の刺身なんかはたま～に食べるけどね。
あとは冬場のおでんにコロを入れたりする事もあるっちゃあるけど、あれは高いだけでそんなに旨いとは思わねーな。
こういうラックがあると本当に助かるよな。
ちょっと壁が薄いのが難点だけど、それ以外は文句ナシ。素泊まり3200円(楽天)でタオル・バスタオル・歯ブラシ付きだった。
「え～っと何コレ？てっぱ？」
残り物の惣菜を適当に買っただけで、その内容は殆んど把握していない。
日頃からそうだが、仕事以外の買い物には全く時間をかけない性分なオレ。
そんな感じだからダメなんだろうな、女と一緒に買い物行くの。
書くのが面倒なんでお借りしました。
なるほど、胸ビレか～。
鯨ディナーのラインナップ。
右上は朝飯にしようと思ってオニギリセットを買ったつもりだったんだが、オニギリ無しのおかずセットだった。
やっぱダメだ、オレ。
「うん、てっぱウメーな♪つーかコレ、ベーコンみたいなモンなんかな？」
軽く味付けされた加工品だが文句は無い。
バカ高い農家民宿に有りがちな、有機野菜とジビエ自慢の解説付きなんてのは愚の骨頂くらいにしか思ってないオレ。
そもそも、オレにとって鯨肉なんてのは懐かしの味なのだ。
懐かしの味にウンチクだの何だの垂れるのはアンポンタンがやる事で、敢えて言うなら『この不味さが旨い！』と思いながら楽しめばいいのである。
残念ながら一番好きな竜田揚げは置いてなかったが、久しぶりに自分で作ってみようかな？
竜田揚げの他に用意するのは勿論コッペパン。
あとは牛乳・みかん・五目汁か。
溶けたらエライ事になるマーガリンも欲しいところだ。
喫煙所は部屋前のベランダ。本当に助かる。
「うでものスライス……でもパッケージにはゆでものになってんな？ミスプリか？……あ、ちゃうわ！これ和歌山弁や！」
ウチの店にも和歌山出身の常連がいるのだが、例えば『全然』を『でんでん』、『一応』を『いちよう』、『雰囲気』を『ふいんき』等々、それを方言だと知らなかった時は、特にメールのやり取りだとアホなんかコイツは？と思ったもんだ。
多分だが、この『うでもの』というのはミスプリではなく方言なんだろうな。
因みに、このパッケージには『鯨のゆでもの』と表示されているが、その和歌山出身の常連に言わせると、その殆んどがイルカだとか言ってたわ。
そりゃそうだろうね、頭数を考えれば。
「うん、腸はまあ旨いと思うけど、レバーと赤身はボイルするとアカンな。やっぱ揚げ物か」
地元の人向けというより、こういうのを買って行くのは8割が観光客だと思う。
が、それはそれでいい事だとオレは思う。
その地域が持つ食文化というのは、オレみたいなアホが生まれるずっと昔から根付いて来たものだ。
今みたいに○○産黒毛和牛のAランクがどうだこうだとのたまうキ○ガイもそうだが、そんなモンがスーパーに出回らなかった時代が、そう遠くない昔に間違いなくあったのだ。
少しだけ面倒臭い事を言うなら、そんな時代にそんなキチ○イ達を育てた親や祖父祖母達の世代は、鯨を食べる事で家庭を支えていたのである。
『面倒臭ぇなあ』と思うのは勝手だが、今みたいにちょっと困ったら特殊詐欺に走って金を稼ごうとするクソッタレ。そんなクソガキの尻を拭かされたり騙されたりしているのは鯨肉世代が殆んどだ。
鯨を食べるのは野蛮だ何だと難癖付けては金儲けしてる白チン族同様、こういうノータリン星から来たキチ○イ連中はロクな死に方をしないはず。いや、そうなる事を強く願う。
「あ～、食った食った。呑んだ呑んだ♪ やっぱり鯨には日本酒やな、竜田揚げならビールやけど」
因みに、オレは中国の吉林省で犬鍋、ベトナムでは山羊鍋、ラオスでは蛙の串焼、ミャンマーでは猿、タイではタガメやバッタの素揚げなんかも食ったりしたが、そういうのは地元の人達からすれば珍しくも何ともない料理であり、地域によっては貴重な食材だったりするのだ。
鯨は賢い生き物だから殺しちゃいけないとか言う連中は、牛や豚や鶏に成長ホルモンまみれの餌を無理矢理喰わせて可哀想とも思わない。
『仙台に来ました♪仙台と言えばやっぱり牛タン♥️』
とか言いながら引っこ抜かれた牛の舌を食べ、熊本に行けば馬刺しの写真をインスタにアップし、和歌山に来たらホエールウォッチングか。
それはさぞ楽しかろう。
犬は人間の友達だから食べちゃいけないとか言う連中は、生活に困ったり飽きたりすると平気で捨てたりするヒトデナシも少なくない。
悪徳ブリーダーに至っては、子犬のウチに売れなきゃ山奥まで捨てに行くヤツなんかいくらでもいると聞いた。
で、保健所にとっ捕まって殺処分か？
解せない話である。
ま、オレが言いたいのはそういう事だ。
鯨、美味いよ♪
宿前の国道を横切る蟹。
そういやこないだ沢蟹食ったな。