(う~ん、このペースじゃ早く着きすぎるな…………………あ!そうや、魚津まで行ってみっか!)






道の駅で、今夜の宿を探している時に思い付いた魚津泊。
さて、吉と出るか凶と出るか?




「おーーっ、景色エエなあ!」



前回の信州ツーリングで、白馬村から能登半島へ向かう時に走った8号線。
左手に海、右手に立山がドカーンと構えるそのロケーションは最高なのだが、前に走った時は糸魚川からの大渋滞に辟易していた。だから8号線は嫌いだと言ったのだ。

が、この時は時間帯で空いていたのかどうかは知らんが空いており、更にその景色の良さと暖かさもあってか、上機嫌で魚津へとひた走るオレ。

ま、基本的には山の中の方がオレは好きなのだが、あんだけ寒いとちょっとね。股間が退化して消滅するかと思ったわ(←元々消滅してる様なもんだけど)。




「え~っと……あ、ココか、着いた着いた~♪」



何とか言う道の駅で予約したのは宿泊施設付きの健康ランド。
値段も激安な上、もちろん風呂は入り放題とあっては他の選択肢があるわけ無い。
で、近くに飲食店が点在してれば最高なのだが、そこら辺はGoogle Mapじゃイマイチよく分からないのが難点だ。

ま、さっきみたいた山奥の秘境じゃあるまいし、適当に散歩すれば叶和貴子と瓜二つな女将がいる小料理屋だってあるはずだ。
そこは着いてからの楽しみとして取っておこう(←懲りない人)。





◯◯様みたいなのが付いてる宿なんか久しぶりだなー♪
ドア横にタオル掛けってのも風呂屋らしくていい。



んで、今回どうして魚津を選んだかと言うと、それはこのブログをフォローして下さっている方が魚津在住だからである。

その方のブログの中に美味そうな老舗のラーメン屋がアップされていたのを思い出し、せっかくだから行ってみっかと。
ま、そんなアホみたいな理由で宿泊地を決めてしまうオレもどうかと思うが、長期に渡って休業に追い込まれてる身としては、こんな機会でもないと自由気ままな旅なんてのは難しいのである(本当は簡単なんだけど)。



(さて、ほなとりあえず風呂や。ホンマに、やっとこの瞬間が来たな~)





共有スペースには卓球台にピアノにドラム。
明日を夢見るバンド連中の合宿所にでもなっとるのか?
ふとがね金太みたいなオッサンしか見掛けなかったが。





だだっ広い和室には何故かプチステージがあり、そこには宴会好きの湯上がり婆さんが喜びそうなカラオケマシンも置いてあった。
一体これをオレ一人でどうしろというのかと悩んだが、よく見てみると、どうやらここは大宴会場を襖で仕切った部屋みたいだな。



「なるほど、そういう事かぁ……」



持ってる武器はフル活用するという姿勢は感心するが、布団の横にカラオケステージってのも落ち着かんもんだな。
ま、せっかくだから風呂上がりに一人ストリッパーでもやってみるか。滅多に無いチャンスだし(←どんなチャンスだ)。





無料のコーヒーサーバーがあるのは地味に嬉しいな。ショーの後に頂こう(←やる気満々)。




(はー、温ったまった♪何だかんだ言うても最高やないか、ココ)



風呂はコンパクトだったが不満は無い。
なんせ宿泊費3500円でこれなら充分過ぎるよな、ステージも付いてるし(←アホ)。




(さてさて、ほな妖艶女将がやってる小料理屋探しでもしてみるか♪)




そんなもんはドラマの中にしか存在しないだろうにも関わらず、今夜も懲りずに夢を追い続ける50代前半。
この二年間全て幻に終わったこのミッションだが、ツチノコとかニホンオオカミよりは信憑性が高いとオレは思っている。
この際、是非とも情報を寄せてもらいたい。





【あなたの街の美人女将・地元民しか知らない癒しの小料理屋厳選3店】





紹介していただいた方には、もれなくご馳走させて戴きます。





でも先に帰ってね、色々忙しいから。













風呂上がりはフロント前で瓶ビール。
最高だ……今のオレなら旧竹下派だって復活させられるだろう。