地元民御用達のスーパーマーケット、ツルヤで何やかんやと惣菜を買い込んで来たオレ。


宿に戻ると既に人の気配は無く、こりゃラッキーだと鼻歌まじりにシャワーを浴びる。


つーか、初めて来た客に鍵を預けて留守場任せるとか大丈夫なんか?

まあ、棚に並んでる本は山岳系とか野鳥図鑑とかばっかりだし、勝手に触るほどの興味も無いんですけど。













シャワーとトイレはこんな感じで非常に清潔。
昨日の廃墟は一体何だったんだろう?




シャワーを浴びてサッパリしたところで、一日の終わりの儀式である晩酌タイムはルーティンだ。

が、何だかしらんがいつもみたいな『呑みたい!』という気持ちがあまり湧いて来ず、買って来た缶ビールを外で一本呑んだ後、残りの二本を共有スペースの冷蔵庫に戻すオレ。

身体に対する頭の司令塔、それが完全に狂っていた。

そう、やはり風邪を引いていたのである。





洗面所もリフォームしてきれいだが、個人的にこのタイプは嫌だな。
やはり底は丸くないと水跳ねが酷い(←実用主義)。




(そういや、ずっと喉がイガイガしてたもんな………メシ食ったら薬飲んでさっさと寝るか)




万が一の事を考え、飲み薬と体温計は常に持ち歩いていた。
計ってみると体温は36.9度。
都道府県からの要請では、37.5度以上の熱がある者は宿側が利用を拒否出来るという話を聞いたが、どちらにしてもこれ以上熱が上がるとオレ自身がしんどい上、明日以降の宿泊先で拒否される可能性も出てくる。
コロナに関しては出発前に検査しておいたので陰性のままだとは思うが、それだって昨日の幽霊女将が憑依ついでに染した可能性も無くはない。




(やっぱり子供に染されてたか………んで、決め手はやっぱりあのゲリラ豪雨&蕎麦屋やな)





二段ベッド三台のドミトリーは貸切り。
それだけでも助かった。



心なしかフワフワするが、それはさっき呑んだビールのせいもあるだろう。

が、この喉の腫れだけはマジでヤバイ。
扁桃腺が腫れた時の翌朝は、8度や9度の熱を出す事が度々あったからだ(←喉弱い人)。




(そやけどまだ20時30分か……早めに寝るっつったって、流石にまだ早すぎて寝れへんわなぁ……)










21時、爆睡しました(-_-)zzz