色々と興味深い謎民宿を後にしたオレは、明日向かうフェリーターミナルからバイクで5分ほどの場所にある、南洲館というホテルにチェックイン。





resort&residence とあるが、ちょっといいビジホみたいなもんか。




市内中心部にあって買い物には困らない上、無料でバイクも置かせて貰って大助かり。

てか、楽天トラベルで1800円くらいだったけどホンマかいな?と最初は疑ってしまった(日南のトラウマ)が、表記ミスと言われる前にソッコー予約をし、おまけにポイント利用で支払い無し。
うん、日頃から出来るだけカード決済で仕入れしてて良かった。





まあ何の変哲もない部屋だが、謎民宿よりは50倍素晴らしい。つーか、200円しか変わらんぞ。



(いや~、何か久しぶりにまともなベッドで眠れるな。やっぱりたまには年齢相応の宿に泊まらんとアカンよな。ちゃんと個室で、壁も厚くて、コンセントも沢山あって、クローゼット付いてて、バスタオル二枚くらいあって、バスタブが当たり前の様に付いてて………そうや、とりあえずお湯溜めよ♪)



必要な物が当たり前に揃っているというのは、本当に幸せな事だと実感する。

やっぱりアレだな、田舎のゲストハウスより、都会のビジホの方が安くつく事って結構多いよな。
田舎は基本的に競争相手が少ないってのもあるけど、『空気がきれい』とか『川遊びが出来る』とか、そんな事ばっかり謳ってる割にはあんまり安くないもんな。コンビニも無いから美味くもない山菜料理とか食わされちゃうし。

そういや三年くらい前だったか、徳島県の某所にある農家民宿に泊まった事があって、夜は早い時間から鹿と猪のしゃぶしゃぶ食わされて、腹一杯になって横になりたいんだけど、宿のオーナーから『人生の楽園』に出た時のDVDを夜中まで見せられて参った記憶がある。

『人生の楽園』に出ようが『ポツンと一軒家』に出ようが、アンタ達は所詮一般人なんだから、そんなもんを延々と見せられても困るっつーの。
大体、あんな番組信じて泣いたり笑ったりする事自体が馬鹿馬鹿しいとは思わんのか?
テレビってのは8割ヤラセだ。

人生の楽園を観ろ!
メイクをバッチリ決めた近所のオバハン達が集まって茶会を開いてるところに、偶然でお邪魔したりするか?

ポツンと一軒家を観ろ!
道を尋ねたのがテレビ局の人間じゃなかったら、農作業放ったらかして山奥まで案内するか?

テレビ局ってのは常にネタ探ししてて、一般人相手の場合は経費が安くつくから取材してるだけだっつーのっ。だから勘違いしないで徳島のダンナっ!(←思い出し怒り)



オレなんか、翌朝の朝食は農家家族が寝そべってるリビングの横で食わされたけど、隣に座ってた8歳くらいの女の子と婆さんに挨拶してもガン無視されたぞ。猫は二回くらい踏んづけたし。




某有名店で食った鹿児島ラーメン。
ハッキリ言おう、不味い。



(やっぱり、誰にも干渉されへん宿ってのは最高やなー♪さーて、湯も溜まったし、のんびり楽しむかー!)



ベッドの上に、脱いだ服を次から次に放り投げられる喜びにテンションが上がり、思わず素っ裸で備え付けのソファーに座ってみたりもしてしまう(←アホ)。
『あー、この先もずっとこんなとこに泊まりたいなー』とは思うが、ここから先はマジでド田舎ばっかりだ。過度な期待は失望に変わりやすいので要注意。






鹿児島のラーメンって、こういうのが必ず付いてくるよな。そこは良い文化だとは思うが、出来れば高菜がいい。






そしてこれが泊まったホテルの料金プラン。
何かの賞がベタベタ貼ってあるが、よく見るとどこにも1位が無いのも微笑ましい。






長風呂をたっぷり楽しんだ後は、ホテルから一歩も出る事無く9時就寝(←老人)。

ま、午前中から色々と振り回されたりもしたが、充実した場所に落ち着いてしまうとネタが何にもないのは仕方がない。

ちょっと異常な体験がしたい人は謎民宿へ。

まともなビジホに安く泊まりたい人は南洲館へ。





てな訳で、次回はいよいよこの旅の目的地へ向かいます。