前編・後編に渡ってアホ話をしてしまったが先へ進もう。





運動不足の身体にはキツい階段。オレが責任者ならエスカレーターを設置する。




寄り道するかしまいか少し迷ったが、やって来ました鵜戸神宮。
こちらも小学校の修学旅行以来だから、約40年ぶりくらいになるのかな?
『移動が観光』と割り切っている上、観光客がこぞって行く様な神社・仏閣には全くと言って良いほど興味の無いオレ。
世界遺産であるアユタヤー遺跡や、シェムリアップのアンコール・ワットでさえ10分くらいで飽きてしまい、グランドキャニオンに至っては、その余りにも壮大な景色のせいか3分くらい眺めてベガスへ直行(←何故だ)。

何かこう……ダメなんだわな。
縁も所縁も無い上に、団体さんがワチャワチャしてる場所って。

神社や寺ならガキの頃の遊び場だった所とか、名勝だって昔住んでた家の近くにあったとか、そういうのが絡んでないとポカーンとして終わりってパターンに飽きる………飽きるって言い方は変か。飽きるというより、『みんなか必ず行く場所だから行っとかなくちゃみたいな観光が苦痛』ってのが正解かな。

ま、ここはちょっとだけだが思い出が残ってる場所だから寄ってみた。





洞窟の中にある本殿。無性にラーメンが食いたくなった。




こんな時期だが参拝する人は結構いるもんで、天国行きを希望する為にやって来た様な老夫婦達の他にも、こんな場所で何故か全盛期のカルロストシキみたいな格好をしてグラサン掛けた兄ちゃんや、撮影ポイントを長々独占している自撮りカップルがウジャウジャしている。

ま、オレみたいなオッサンがこんな場所で自撮りしてても世の迷惑になりかねないので止めといたが、一人で神社や景色だけをパシャパシャやるってのも、後から考えるとちょっと情けないよな。
やっぱり、観光スポットというのは、そこに自分が写ってナンボ。
絶景とか名勝なんてのはガイドブックにいくらでも綺麗な写真が載ってる訳で、後になって自分が撮ったソレを見て想いに耽るか…って言えば絶対しない。
むしろ、他人からすりゃ何でもない写真でも、自分にとって思い入れが強い道端なんかの写真を見て色々思い出す事の方が多いもんな。
そういう意味では、さっきから撮影ポイントを独占して譲らないバカップルの方が健全っちゃあ健全だ。
オレみたいに一人で風景ばっかり撮ってるヤツってのは、オレかジオン軍のスパイくらいなもんだろう。

だがな、バカップルの彼氏。
オマエの彼女がサモ・ハン・キンポーそっくりなのは遺伝子だからしゃあないが、なるべくなら左側からの撮影だけにしといた方がいいぞ。
潮風で剥き出しになった彼女の右前頭部、虫刺されで腫れた上にトップから汁出てるし。

てか絶対蚊じゃねーぞ、ソレ。




あの穴に運玉を入れると願いが叶うという全国にありがちな神様ビジネス。が、世の中そんなに甘くない。







あ、忘れるところだったが鵜戸神宮の駐車場は何ヵ所かあったはずで、アホなオレはわざわざ遠くにある駐車場に停めてしまい、次から次へと現れる階段にウンザリしてしまった。

足腰に不安のあるお年寄りや、踏み外したら即入院にもなりかねないサモ・ハン・キンポー達はくれぐれもご注意願いたい。





日南の名勝、鵜戸神宮からお送りしました。





一旦CMです。








特に他府県ナンバーは対策が必要な世の中だ。