「ああっ!ゴメンっ!オレめっちゃ失礼な事ばっかり言うてたわー」




トイレから戻ってきて、『へ?』という表情の水茄子青年を横目に、シンタロくんに両手を合わせるオレ。

いやー、無知というのは犯罪に等しい場面があるもんだな。後10分もしてたらバイトの誘いでも掛けるとこやったぞ。






シンタロくんの話から逸れるが、コイツに関しては本当に性格の良いヤツだと思う。コロナ禍で真っ先に連絡して来たのもコイツだった。




「ジュンさん、◯浪選手に本気でそんな事聞いてたんですか!?」



離れた席に座っていた常連が、オレをクルクルパーでも見る様な目付きでそう言うのだが、オレにとっての◯◯ナミというのはあくまでもドラゴンスープレックスの◯◯ナミであり、ドラゴンロケットの辰巳であり、長州力と繰り広げた名勝負数え唄の藤波辰巳なのだ。
オマエらみたいなケツの青いアルゼンチンの捨て子モドキにギャーギャー言われる筋合いは無いっ!!



「大阪っていうか、近畿に住んでて◯浪選手を知らないって言うのが逆に凄いわあ……」

「いやだからっ、ちゃんと途中で気が付いたから!」

「ちょっと今調子が悪い人……ですか?そんな失礼な事言えるのジュンさんだけですよ。本当に何にも知らなかったんですねぇ」





1つ上の写真の記事に出てたオリジナルマスク。ホント、爪の垢でも分けてもらわなアカンな。飲みたくは無いけど。




(クッソ~~、言いたい放題好きな事言いやがってー!)


「だって甲子園で春夏連覇のバケモンですよ?年俸も億行ってるやろうし、そんな選手に『パチンコ勝ったんか?』って…』

「じゃあ聞くけど、もし今ここに風間ユミが現れたらオマエはどんな会話する?」

「誰ですかそれ」

「熟女の中で一番人気のAV女優に決まってるやないかっ!ホレみろ、オレだって何にも知らない訳じゃねえっつーのっ!」

「熟女のAV女優とか知りませんよっ!ていうか、どんな趣味してるんすかっ!!」





で、これはタジマジンが取り寄せてくれた讃岐うどん100人前。いきなりの大量発注に店側もびっくりしてた。









ま、アホみたいな話に終始したが、これだけは言わせてくれ。















オレにとってのフジナミはこの人だけなんじゃーーー!!