ピーンポーン
モニターを見ると理佐の顔が映る。

理佐   「体調どお?」 

由依   「うん。だいぶよくなったよ」

理佐   「そう、よかった。」

由依   「ご飯ありがとね」

理佐   「いいえ。」
         「あ、渡したいものはこれね。」


そう言って理佐が渡してくれたのは、少し大きい可愛いクマのぬいぐるみだった


由依   「うわぁ可愛い!!」
         「これ、どうしたの?」

理佐   「UFOキャッチャーで取れたの」
         「ベットにぬいぐるみ1つも無くて寂しいかなって思ったからさ」

由依   「それでわざわざ取ってくれたの?」
         「ありがと!!」

理佐   「べ、別に。偶然取れただけだし」

由依   「顔真っ赤だよ?笑」

理佐   「うるさいー」

由依   「大切にするね!」

理佐   「うん。じゃあこれ渡しに来ただけだから、もう行くね」

由依   「え、もう帰るの?」

理佐   「まだ完全復活してないんだからちゃんと寝てな。」
        「また気が向いたら来るよ。」

由依   「分かった、気長に待ってるね笑」



それから連絡してから2週間が経つが、理佐との連絡が途絶えた。
LINEは既読すらついていない状態だった。