2014.01.25(土)ロードショー
小さいおうち 公式サイト
数々の名作を世に送り出してきた山田洋次監督。
今回、82本目にして全く新しい世界へと踏み出した──。
始まりは、山田監督が偶然手にした一冊のベストセラー小説。
2010年に第143回直木賞を受賞した、中島京子の小さいおうち。
読了後、「自分の手で映画化したい」と熱望した山田監督。
すぐに作者である中島京子さんにに思いのたけを込めた手紙を書いた。
50年を超える監督人生の中で“家族の絆”を描き続けてきた山田監督が、
今作で初めて“家族の秘密”に迫る。
家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く人間の心の奥底に分け入り、その隠された裏側までも描く。
そんな監督の情熱から生まれたかつてない作品がついに完成。
主演は実力派女優松たか子と若手女優の黒木華、そして妻夫木聡。
音楽は久石譲です。
ミステリアスな物語
昭和初期、東京郊外に佇む家に奉公する女中タキ(黒木華)が見た、ある恋愛事件。
その時、タキが“封印した秘密”が、60年の時を経た平成の今、
タキにつながる青年の手で紐解かれていく。
真相を握るカギは、大学ノートに綴られたタキの自叙伝と、一通の宛名のない未開封の手紙にあった。
時代が許さなかった恋愛事件の主役である女主人・時子(松たか子)の思いがけない運命と、
彼女を慕い続けたタキ。それぞれが胸に秘めた切ない想いとは?
小さく可愛らしいこの家で、いったい何が起きたのか?
昭和と平成を行き来しながら、台詞一つ視線一つで謎を仕掛けるミステリアスな展開から、
一瞬たりとも眼が離せない。
さらに、時に繊細に時に大胆に描かれる、揺れ動く女たちの心が、観る者の胸をしめつける。
山田洋次監督のコメント
僕がこの原作を初めて読んだのは3年前でした。表紙がとても綺麗で、手にとって読んでみたんですが、読み終えるやいなや、「誰かこの作品を撮っているんだろうか?」というのが気になり、調べたところ、まだ誰もやっていないことが分かって、すぐに原作者に「映画を撮りたい」という提案をし、伝えました。今まで、原作がある作品を撮ったことがあっても、このような形で、「作りたい」という気持ちにさせられたのは初めてのことでした。
山田洋次監督をここまで奮い立たせた小さいおうち。
とても気になります。
主なキャスト
≪昭和≫
平井時子・・・松たか子
布宮タキ・・・黒木華
小中先生・・・橋爪功
小中夫人・・・吉行和子
貞子・・・室井滋
松岡睦子・・・中嶋朋子
柳社長・・・ラサール石井
カネ・・・あき竹城
花輪和夫・・・笹野高史
花輪の叔母・・松金よね子
平井恭一(幼年期)・・・秋山聡
平井恭一(少年期)・・・市川福太郎
酒屋のおやじ・・螢雪次朗
治療師・・・・林家正蔵
平井雅樹・・・片岡孝太郎
板倉正治・・・吉岡秀隆
≪平成≫
荒井健史・・・妻夫木聡
荒井軍治・・・小林稔侍
荒井康子・・・夏川結衣
ユキ・・・・・木村文乃
平井恭一・・・米倉斉加年
布宮タキ・・・倍賞千恵子
また見終わったら感想を書きたいと思います。
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