催眠術(3)です!
(1)(2)見てない方はこちらからぜひ!👇👇
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収録が終わり、帰りの支度をしていると
背中に重みがのしかかってきた。
てんちゃんとか小池かな、と後ろを振り返ると、そこにはさっき催眠術で私にデレデレになっていた人がいた。
なんで?催眠は解いたのに、、
小 : りさ?どーした?
理 : んー、こば、、ちょっと
ぎゅっと腰にまわされた腕の力が強くなった。
小 : なにー?まだ催眠かかってる?(笑)
理 : いや違う(笑)あのさ、ちょっときて
と言われ、楽屋の隅っこに誘導された。
何を言われるんだろう、、
理 : さっきのさ、催眠かかってなかったんだよね(笑)
小 : え?あ、そうなの?
理 : うん(笑)
小 : めっちゃ演技上手いね(笑)
なんて呑気なことを言っていた次の瞬間、りさの口から信じられない言葉が出てきた。
理 : 催眠術師の人、ほんとに好きだったらかからないって言ってたじゃん?
小 : あ、うん、、
理 : そういう、こと、なんだよね
何を言われているのか意味がわからなかった。
そういうこと、とは、、
そういうこと=りさは私のことが、好き?
ってこと?え、わかんない、、と頭の中で考えを巡らせていると、
理 : こば、、なんか言ってよ(笑)
小 : ん、あ、えっと、、それは私のこと?
理 : うん、好き
小 : え、、
理 : あ、いやごめん、困るよね〜
小 : ……グスン
理 : え、ちょ、ごめんこば、、嫌だよね、泣かないで
小 : (首を横に振る) ちがう、、嬉しくて、
理 : え?
私は今まで抑えていた感情を全て爆発させた。
小 : 私ずっとりさのこと好きで、でも、告白なんてできなくて、グスン、関係、崩したくなくて、、グスン
理 : うん、
小 : だからずっと言えなかったけど、今日の収録とか、死んじゃいそうなくらい嬉しくて、
理 : うん(笑)
小 : だから、嬉しい、、
理 : ねぇ、私たち両思い?
小 : 私は、りさが好き。
理 : 私もこばのこと好き
小 : じゃあ、両思い、だね
理 : ふふっ(笑)嬉しい、、
小 : うん、ありがとう、りさ、伝えてくれて
りさが言わなかったら多分、このまま我慢して終わってた、
理 : そうだね、緊張したぁ〜
小 : ねぇ、りさ、、
理 : ん?
小 : 付き合ってくだ、さい、
理 : ふふっ(笑)はい、私でよければ☺️
ニコッと微笑むりさの笑顔は優しくて、長年胸に秘めていた思いを伝えられた開放感と、思い続けていた人の恋人になれたことの喜びが私の心を埋めつくした。
ぎゅっ
理 : こばー、大好きだよ
小 : あのさ、こば、じゃなくて、、
昔みたいにゆいって呼んで?
理 : あ……ゆ、ゆい、、
小 : ふふっ(笑)ありがとう
理 : 恥ずかし
小 : 可愛い、りさ
理 : やだやめて〜
小 : ふふっ(笑)
ふと辺りを見回すと2人以外のメンバーは既に楽屋にいなかった。
理 : みんな帰っちゃったね(笑)
小 : ね、私達も帰ろっか
理 : うん
帰りの支度を済ませ、2人で一緒に楽屋を出ようとした時、
ぎゅっ
私の左手は私よりも少し大きい手に包まれた。
理 : 帰ろ〜…///
はぁ、なんて可愛いんだ。
小 : ふふっ(笑)うん☺️
りさとのこれからが楽しみで仕方ない。
私の幸せな日々がスタートした。
おしまい
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最後付き合うことにするか、どうしようか迷ったんですけどまぁハッピーエンドで!(笑)
