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シカゴ大学の研究結果から、睡眠時間が減ると、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の危険が高まると示唆されている。これに加え、最近では様々な生活習慣病の現況である肥満と睡眠との関連がクローズアップされています。(Spiegel K, Leproult R, Van Cauter E:Impact of sleep debt on metabolic and endocrine function.Lancet. 1999 Oct 23;354(9188):1435-9.)


睡眠時間が減ると朝のインスリン分泌が悪くなり、血糖値が上昇し、交感神経系の活動が高まり、コルチコステロンが夕方になっても減少しにくくなります。また、睡眠時間を減らすと老化を促進することもはっきりしました。太る成因としては、レプチンの低下やグレリンの上昇も含め、「夜更かし→慢性の時差ぼけ→体調不良→日中の運動量低下→肥満」が想定されています。