私の第一子として誕生したあなた。

 

間もなく次の日という夜の遅い時間、あなたの心音が弱くなってきた。

その時、自然分娩では無理があると医師の判断。

 ― 急遽切腹!!

時間が時間だったので、当直のレントゲン技師さんが、失敗!!

陣痛で苦しい中、2回レントゲン撮ったっけ(苦笑)。

 ~ この時、初めて他人に対して嫌な顔したのを覚えてる。 ~

 

帝王切開決定 ~ 下半身麻酔 ~ オペ開始 ~ 慌ただしく始まり終わる

 

医師と助産師のやり取りがよく聞こえ、よく見えた。

オギャー」と大きな声を待つ私。

聴こえた声はオギャだった。

ご対面して、あなたはすぐに保育器に移動。

安心したせいか私は眠ってしまった。

 

この時

何故

気づかなかったのか

と今は思う。

きっと何かが起きていて、

心配があるから保育器に 5日間 もいたのだろう。

 

 

誕生したこの日に

もうわかっていたこと

なのだと、いま思う。

 

若さゆえ、情報が少ない時代、

私には無事に産んだことだけで、

喜びだけで、

何も疑うことをしなかった。

 

そして いま

心音が弱くなったことに

何かを感じなければいけなかった

と。

 

ここから

予期しないことだらけの

人生が始まる

 

そして 

私とこの子の

経験が誰かの癒やしになれば

と。

 

(なんか、この子と生きてきたいろいろなことを思い出して涙が止まりません。また、この続きをアップします。)