BS12で放送されていた『ゲゲゲの女房』

昨年の12月から毎週月曜日に6話ずつ再放送されてて

7月1日(月)が最終話でした。(全156話)

 

2010年上半期の朝ドラで

「朝ドラ」には、まったく興味がなかった頃。

 

 

初めて観ることが出来て

私の中の朝ドラNo.1に匹敵するかも!ってくらい

感動するドラマでした。

 

 

のんのんばあに連れて行かれて

初めて地獄の絵を見た時のこと。

 

あっちが地獄こっちが極楽

どっちへ行くかは閻魔様が決めなさる

 

地獄絵は怖ろしいがいくら見ても見飽きない

面白くて夢中になった

 

天井のシミは

天井舐めという妖怪が夜中にペロンと舐めたあとだ

 

海の上をのたりのたり歩く海坊主

大入道に化けて人を脅かすたぬき

古寺に棲みつくのでらぼう

のんのんばあには色んな化け物の話をきいた

 

 

裏の下の川には河童が棲んでいた

酔っ払いから土産物を奪ったり、相撲をとったりする

 

目には見えないもう一つの世界は

おばけも妖怪も目には見えんが

ちゃんとおる

 

 

売れなくて赤貧だった頃のお話。

 

布美枝さんが水木さんの隣で

お手伝いをされて。微笑ましかった。

 

水木さんが、紙芝居を書いていた頃のお話。

廃れていくものと、進化していくもの

 

時代の移り変わりを感じさせられた。

 

 

水木さんの漫画を世に出したいと

小さな出版社を起こす、戌井さん。

 

苦しい時を共に歩いてきた…。

 

 

水木さんを全面的に後押しした深沢さん。

 

水木さん、

今は、売れる、売れない、をいう時じゃないよ。

いいものを作ることに全力を尽くすときだ。

評価は必ず、後からついてくる。

 

河童の三平か、傑作の予感がするな。

 

プロダクションを立ち上げた頃のお話。

 

アシスタントの窪田正孝さん、

斎藤工さん、柄本佑さん

みんな、若い!

 

 

 

 

 

 

水木さんが片腕を亡くされた

戦争のシーンも描かれていて。

 

戦争ではみんなえらい目に遭いましたなぁ
仲間も大勢死にました。
死んだ者たちは無念だったと思います。
みんな生きたかったんですから
死んだ人間が一番可哀想です。
だけん、自分は生きてる人間には、同情せんのです
自分も貧乏はしちょりますが
好きな漫画を描いて生きとるんですから
少しも可哀想なことありません。
自分を可哀想がるのは、つまらんことですよ

 

 

 

最終回まで、毎回毎回

じわっとホロっと、心に深く沁みる感動をもらいました。

 

 

 

向井理さんと、松下奈緒さん

とても素敵なご夫婦でした。

 

「はい、そげですね」(方言っていいな)

自分を肯定してくれる人が、傍にいてくれること

どんなに強くなれることか…。

 

 

素晴らしいドラマをありがとうございましたドキドキ


最終話は、

 

 

 

 

 

「なんだ みんなおったのか」

 

「ずっと一緒だったんですね」