『梨泰院クラス』を観るため

 Netflixに登録★

 

1話60分超え、全16話。

数日で一気に視聴終了!

 

 

さすがです…!

韓国ドラマのクオリティの高さに脱帽。

 

 

違和感ばかりが残って後味の悪い印象があった

『六本木クラス』

 

その違和感を一つ一つ消してくれる展開になりました。

 

日本のドラマは、CMが入りながらの54分くらい。

それを13話だから、短くまとめなくちゃならない。

わかってはいるんだけど、

それでも、なんだよな。。。

 

 

見始めてすぐ、

チョ・イソ(キム・ダミ)が、あれれ?

これは、平手友梨奈さんの方がイメージに合うなって

思ったけど、すぐに変わった。

韓国の女優さん、さすがに上手い。

どんどんどんどん引き付けられていくわ。

 

平手さんの方は、いつの間にか「ソシオパス」の設定が

私の中で消えてしまってたんだけど

キム・ダミさん演じるチョ・イソは、

その設定が揺らがない。

空気読めない、自分中心、人を傷つけることを厭わない。

そんなイソが、仲間とぶつかり合いながら

パク・セロイに怒鳴られたりしながら

徐々に変わっていくんだ。

 仲間を大切にするようになる。

 

 

それに「新」と「葵」を見てると

なんかイチャイチャ感が拭えなかったんだけど

「セロイ」と「イソ」の関係は

仕事のパートナーとしての関係を

しっかり描いているところが良かった。

 

 

「イソ」と母との関係も…

IQ162、天才的頭脳を持ち、スポーツも音楽も万能

才能溢れる「イソ」に、母親は期待している。

それなのに大学を辞め、居酒屋で働きだしたイソに対して

 

「(その彼を)成功させるのが夢?」
「居酒屋の奥様になるのね」

  と、投げ捨てるように言う。

 

 

それに対して「イソ」

「私はそんな娘?
 夢を他に委ねないし
 お母さんの夢も背負わない
 自分主体の人生を生きるつもりよ」

 

もう、カッコイイです。

 

「自分主体の人生」

 

これが、パク・セロイが

長家専務である「カン・ミンジョン」を説得する言葉と

リンクするんですよね。

 

「復讐
 その後に
 僕が欲しいのは自由です
 僕と仲間が誰にも脅かされないよう
 自分の言葉や行動に力が欲しい
 不当なことや権力者に
 振り回されたくない
 自分が人生の主体であり
 信念を貫き通せる人生
 それが目標です」

 

 

カッチョ良すぎです――

 

 

居酒屋「タンバム」の仲間の人生や

宿敵「長屋グループ」の会長、長男、次男についても

その性格を作り上げた背景が描かれていて

納得できるものでした。

 

子は親の背中を見て育つ…

 

そして、「セロイ」が好きだった「オ・スア」

長すぎたよね…。

イソがスアに、言い放ったように

「セロイが、長屋から解放してくれるのを待つだけ」のスアより

自分から、彼を幸せにしてあげたいと行動するイソ。

イソに勝算があって良かったと思った。

 

 

ほとんど一気見してしまったけど

この作品、2度3度と見直したら

また違った視点で見ることができるんだろうな。

 

 

 

 

石ころの詩も、がっちり胸に響いたよ。

 私は石ころ

 炎で焼いてみよ

 私はびくともしない

 石ころだ

 強く叩くがいい  

 私は

 頑強な石ころだ

 暗闇に閉じ込めてみよ

 私は人一倍輝く

 石ころだ

 砕けて灰になり

 腐りゆく

 自然の摂理すら 

 撥ね返してやる

 生き残った私

 私は

 私は

 ダイヤだ――