少し前になりますが、3月15日、

膠原病内科受診が終わってから、

久々に映画館まで足を伸ばしました。

 

まだまだ映画館で観たい映画はたくさんあるのに

今日の大阪、コロナ感染者数 323人 とのこと。

 気を引き締めて行動しなければ。

 

 

 

観てきたのは、『ミアとホワイトライオン』

 

(ドイツ、フランス、南アフリカの共同制作)

 

南アフリカの社会問題である”缶詰狩り”(トロフィー・ハンティングの一部)がテーマ。

 

トロフィー・ハンティングとは、娯楽のための、狩猟のこと。

 

そして、缶詰狩りとは、

人工的に繁殖させた野生動物を、囲いの中に放って

ハンターがそれを仕留める…ゲームのこと。

 

野生動物が入れられた囲いの外から、銃の引き金を引けば

いとも簡単に、ライオンが殺せるってわけ。

 

 

 

映画のストーリーは、ロンドンから南アフリカへ越してきた来た一家。

父親は、ライオンの繁殖業をしている。

兄は心の病を抱えていて、母親がつきっきり。

妹(ミア)は、都会から遠く離れ、友達もいない場所で孤独を感じている。

そんな折、ホワイトライオンの赤ちゃんが生まれた。

 ホワイトライオンをチャーリーと名付け、

 少しずつ仲良くなっていくミア。

 庭でサッカーをしたり、一緒にベッドに入ったり。

 チャーリーとミアは、特別な友情で結ばれていく。

だけどある日、ミアは、父が

缶詰狩りの業者に、ライオンを売り渡していたことに気づく。

『ホワイトライオンは高く売れる。』

 

チャーリーを救うため、危険を冒しながら、

ライオンが自由に暮らせる野生保護区へ向かうミア。

 

 

 

CGは一切なしで、3年以上もの歳月をかけて撮影されたらしいです。

子役の2人は、ホワイトライオンと一緒に成長していったって感じです。

 

 

 

 

トロフィー・ハンティング

 このようなことが行われていることは知っていました。

 人間って、なんて惨いことができるんだろう。

 

 人間なんて、素手でやりあえば、到底どんな動物にも敵わない。

 まして百獣の王であるライオンに向かっていくことなど

 できるわけないのに…

 それをいとも簡単に、柵の中へ囲い入れた外から

 銃で撃ち殺す。

 

 自分の欲を満たすため?それが快感になる?

 大金を払えば、いとも簡単に殺して手に入れられるのに

 その獲物を「仕留めてきた」とばかりに

 周りに自慢するのか?

 

 人間ってどこまで傲慢で強欲で、浅はかな生き物なんだろう。

 

 

南アフリカ共和国はアフリカ最大のトロフィーハンティング産業国であり、「ビッグ・ファイブ」と呼ばれるライオンとヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローのすべてをハンティングすることができる唯一の国である。

 

南アフリカでは、トロフィー・ハンティングあるいは缶詰狩りによって、年間350億円以上の収益と、1700人以上の雇用機会が生み出されているという。