タイムカードを押して、速攻 駅へ向かう。
 この映画だけは、絶対に観ておかなければ。。


以下、FaceBookより …

(かつて)多くの日本人には
...
人を哀れむ心があり、暖かい心を持っていた。

自分が生きるのでさえ大変な時にも

人を助けようとする人がいた。

だからこそ、

わたしたち夫婦もあの悲惨な時代を

生き延びることができたのだと思う。

本当に日本人が変わってしまったのは

もっとずっと後のことだ。

日本は民主主義の国となり、平和な社会を持った。

高度経済成長を迎え、人々は自由と豊かさを謳歌した。

しかしその陰で大事なものを失った。

戦後の民主主義の繁栄は、

日本人から「道徳」を奪ったーと思う。

今、街には 自分さえよければいい

という人間たちが溢れている。

60年前はそうではなかった。


  ※  ※  ※


彼ら(特攻隊員)は

英雄でもなければ狂人でもない。

逃れることの出来ない死をいかに受け入れ、

その短い生を意味深いものにしようと悩み苦しんだ人間だ。

私はその姿を間近に見てきた。

彼らは家族のことを考え、国のことを思った。

彼らは馬鹿ではない。

特攻作戦で、回天の望みがないことくらいは知っていた



愛する者のために死ぬという気持ちが、

普通の男をあそこまで強くするというのか---。

お前はどう思う。わかるわけがないな。

平成の世の中に澱んでいる人間に、

奴らの強さがわかるはずもない。


(百田尚樹「永遠の0」より)

~ ~ ~ ~ ~ ~








国の為に死ねと命じられた時代

 『死にたくない、家族の元に必ず生きて還る』

 そう言った男は、臆病者と呼ばれた…


国の為に死ぬことが美徳とされた時代
 自分の信念を貫き通した男がいた。


自分が死ねば、妻と娘を路頭に迷わせてしまう。
 妻と娘を守らねば…


それは、自分だけではなく
特攻に行く、仲間も 同じこと。


宮部のセリフ
 
「戦争が終わったら、
  一体どんな日本になっているのでしょう…」

「あなたたちは、戦争が終わったあと、
  日本を再興するために必要な人財なのです」



この時代の優しく強い男たちは
 みんな死んでしまって

どうしようもなく ナマッチョロイ人間ばかりが
 生き残ってしまったのか…

 と、思いましたが


輪廻転生を信じている私は

 きっとこの時代に、強い信念を持って生きた人たちが
 生まれ変わって、
 必ず今の時代にも存在すると思っています。


 平和に暮らせた今日は、当たり前ではなく
  永遠に続くよう、祈り続けなくてはいけないと
   襟を正したくなる映画でした。