先日、4泊5日で愛農高校のリンちゃんが我が家の暮らしを体験しに来てくれてました。
彼女も将来農業者になる夢を持っているそうで、持続可能なライフスタイルと循環型の農業に興味を持っているとのこと。
やー、休みの日に農家を訪ねて歩く愛農高校の男の子はしょっちゅう我が家にやって来ますが、休みに自主的にやって来た女の子は初めてでした。
しかも、興味を持ってる事のキーワードがウチも大好物です。
ウサちゃんに続き 将来、有望女子^_^
これから沢山の農家で学んで自分のイメージを固めていき、素敵な農業者になってもらいたいものです。
そんな訳でせっかくなので、そのタイミングでずっと絞りたかった醤油をリンちゃんと一緒に絞ることに。
2年だったか3年だったか寝かせた醪を引っ張り出してきて、寝かせていた年月で蒸発した水分を戻してやる要領で、お湯で緩めます。
市販の醤油の味と塩分濃度を比べながら大体の当たりをつけて、まぁちょっと濃いくらいで絞り袋に投入。
そして、使えるものはご自由にと言ってもらってる近所の古い農機具置き場からお借りしてる万力に、蛇口のついたバケツをセットして圧をかけていきます。
写真はここまでなんだけど、、
無事にじゃぶじゃぶとお醤油が絞れました。
この樽はかなり大きいので、バッチリ一年分は確保と思います。
自給調味料で食卓がまかなえることは、とても幸せな事と思います。
ほぼ同時進行でワカメも仕上がってました。
結局、3日干しました。
雨降り前の日、パリパリに乾いた海から採ってきたまんまの乾ワカメ。
ちょっぴり塩も浮いてたりして、磯の香りがとっても強いです。
リンちゃんに、醤油の万力をたまに絞ってもらいながら一口サイズにカットしてもらいます。
ワカメは最近購入した真空パックマシーンで真空保存してみることに。
かなり大型の袋で圧縮して11袋もできました。
ワカメもまた、毎日しっかり使っても1年分はありそうです。
これぞ、豊かさ!
リンちゃんは薪割りにすごくハマりました。
それはもぉビックリするくらい暇さえ見つけたらひたすら薪割り。
休憩時間も薪割り、昼寝もせずに薪割り、大きな斧から小さな斧まで使って、ずっと薪割り三昧。
回遊魚のごとく、じっと止まる事なく動き続けてた彼女でした。
女子高生の体力、恐るべし。
そして、子供らにもレクチャーしてもらいながらご飯炊きも何度か挑戦してもらいました。
ご飯を用意する前に火をつけててるところ(笑)
薪を割ったら火をつけてみたい気持ち、分かるぞー!
からの、急いで米とぎして、長男愛さんに水加減など相談しながらセット。
初めから強火で
吹いたら熾火にして10分
その後は火からおろして10分
この黄金比率で炊けば、薪だからって全然難しい事なく割と間違いなく上手に炊けるものです。
自転車の乗り方みたいなもので、一度覚えたおいたら一生モノではないでしょうか。
リンちゃんも本当によく働く子で、豚の餌やりはほっといても勝手にやってくれるし、餌作りやら田んぼの畔草刈りやら、ガンガン働いてもらいました。
ウサちゃんの時も思ったけど、これだけ働ける女子高生って、すごいなとシミジミでした。
一回りも違う後輩たちからの突き上げが激しく、一緒に働いてるとこっちの体力が持たないってなんだか悲しいのですが(笑)
農繁期直前、そろそろ僕も本気出してかなきゃなと、緩んだお腹に喝を入れる準備にかかろうと、、思いまーす。
p.s.天ぷらカーワークショップ、5月の7〜8日(月曜〜火曜)に決定しました。 休み明けの平日ですが、興味のある方は是非ご参加ください。