works in 2015
- diamond -
「最近忙しいみたいだね」
「すごく頑張ってんじゃん」
居たたまれなさが這い上がる
実は世界で迷子なんだとは
到底言えるはずもなく
話題を変えてその場を凌ぐ
今まで僕はどんな顔で人と話してたっけ
どんな風に言葉を転がし合ってたっけ
笑えない僕を人は笑うのだろうか
なんとなく
この先に光があるのはわかるんだ
でもただ
辿り着く手段も道も不確かで
運ばれるように
身を任せてみようと覚悟はしたけど
信号に引っかかると
背筋がぞっとして冷や汗がにじむ
大丈夫 だいじょうぶ ダイジョウブ
自己暗示しかもう残ってない job
上手く行く うまくいく ウマクイク
知らない神さまにまでも会いにいく
もうすぐ週が始まる深夜
僕は深く布団に潜り込んで
その足音に身を縮める
虚しさと情けなさを
感情の底に刻んでしまう痛み
悔しさとやるせなさを
喉の奥に押し込めちゃう苦しみ
羽毛の下で
震えてる唇を噛み締める
だけど かすかだけど
五月の木漏れ日の中
このときもまた
輝く若葉の一枚だったと
肺いっぱいに
柔らかな空気を吸い込んで
空を抱くように
何もかもが愛しく感じられる
瞼の奥に
振り向く自分が
五月の風に靡いた髪が
まだ逆光でしかないけれど
屈託のない笑顔だと
見える気がするんだ
そんな気がするんだ
なんとなく
この先に光があるのはわかるんだ
でもまだ
辿り着く手段も道も不確かだけど
thank you