この橋の上で㊸ | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

宝石緑宝石緑宝石緑

「しょーちゃん

お湯湧いたから

コーヒーお願い・・・」

 

「おう!

それは任せとけ」

 

 

コーヒーと

パンが焼ける

いい香りがする

 

「おしょうゆ味ってさ

バターとも

マヨネーズとも

相性いいから」

 

「俺めっちゃ尊敬する」

 

「しょーちゃんにもできるよ

挟むものはなんでもいい

夜の残りのカレーとチーズ・・・とかさ」

 

「スゲー・・・」

 

「残ったポテトサラダとプチトマト・・

残ったかぼちゃの煮つけと

チーズ・・・」

 

「どれも食いたい」

 

「なんなら

これ

贈ろうか?」

 

ホットサンドメーカー

 

「いやいやいやいや・・・

また一緒に作ろう」

 

「えっ・・・?」

 

「そもそも残りものが出ねぇ・・」

 

「くふふふ・・・そっか」

 

「あっ・・・あいば・・」

 

「雅紀」

 

「あっ・・そか

ま・・・雅紀の暇な

週末でいいからさ・・」

 

「くふふふふふふふ・・・

そうだね。

それに

さっきの包丁観てたら

もうちっと

ご指導が必要かも。」

 

「師匠!

よろしくお願いします」

 

「くふふふふ・・・うん

くふふふふふふ・・・・」

 

「ま・・・まさき・・・」

 

「うん?

くふふふふ・・・」

 

「笑いすぎじゃね?」

 

だって・・

楽しいじゃん?

 

親父が死んで

彼女と別れて

おふくろが死んで・・

 

同僚や友達はいたけど

一人じゃない夜・・

何年ぶりだったかな

 

ホットサンドくらい

いつでも

幾つでも作ってあげるよ

 

ホットサンド・・

 

しょーちゃんの相変わらずの食いっぷり

 

「うめぇ・・・

あちっ・・・!」

 

「くふふふふふ・・

ゆっくり食べて」

 

「なぁ・・・」

 

「うん?」

 

「来週・・・また来ていいか?

あ・・・年末で忙しいか・・」

 

「くふふふ・・・忙しいのは

しょーちゃんじゃない?」

 

「だから・・きっと煮詰まってるから・・」

 

「そっか・・・

じゃぁさ、

大掃除手伝ってね」

 

「そっちのほうが得意かも」

 

「じゃぁ‥来てよ

だから寝間着とか

着替えとか

置いてって

洗濯しておくよ」

 

「それはいいよ

もう・・・お世話かけらんねぇ」

 

「だってーすごい荷物だったよ?」

 

「ま・・雅紀の会社の仕事納めは

いつなの?」

 

「27日だよ。

しょーちゃんは?」

 

「同じ」

 

「で、27日は会社の忘年会で

「” まこと ”でやるんだ」

 

「斗真の?」

 

「うん。事務の子が

いつもの店を

手配し忘れちゃって

だめもとで聞いてみたら

キャンセルが入った直後だったみたいで

お互い助かったーーって」

 

「マジかー」

 

「マジだよー

くふふふ・・」

 

From・・・Masaki

 

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

 

お読みいただき

ありがとうございますニコニコ