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オンラインサロンへのご参加もお待ちしています♪
ゆうべ、私のオンラインサロンでzoomお茶会を行いました。
桜子とほぼ似た特性の低学年のお子さんをお持ちで今大変困っているママ、自身がギフテッドだった方も参加してくれました
その中で子供のいたずらについて話題があがりました。
ギフっ子の特性かどうかはわからないけれど、桜子はこれまで散々いたずらをしてくれました。
シャンプーを全部捨てる
トリートメントに水を入れてポンプが押せなくなる
床一面に小麦粉をぶちまける
水に黄色の絵の具を溶いて床にまいて犬のおしっこと言い張る
これ、地味に工夫が凝らされてて一番腹立ったわ
あとなんだろ
散々やられすぎて記憶に蓋がされてしまった
後で思い返したらくだらなすぎて笑えるかもしれないけど、仕事から疲れて帰ってきてこんなことやられて平常心ではいられない
オンラインサロンに参加してくれたママも、今イタズラをされている真っ最中らしく、
玄関の靴を隠されてピキッと来て、
「面白くないから」
とキレては、キレたことを後悔しているそうです。。。わかるよわかる
一方、ご自身がギフテッドの方は子供の頃からお利口さんで大人しく、うまく学校生活に溶け込み、いたずらに関しても
「やる意味がない」と考える合理主義者だったようで
せめてそんな子が良かったわ
親の心にゆとりがない時は、子供の遊び心も怒ってしまうもの。
その話で思い出したんですが、子供の頃、似たような特性を持っていて、母親に伸び伸びと育てられて絵本作家になった人がいました。
北見葉胡(きたみようこ)さんという女性。
このような柔らかく温かい絵を描く作家さんです
北見さんは『ルウとリンデン 旅とおするばん』で、優れた児童文学作品におくられる世界的な児童文学賞、ボローニャ国際児童図書賞を受賞しています。
興味は紙の上だけにとどまらず、壁一面に描くこともありました。
そして、絵心は家の庭にもおよび、創作の手が休まりませんでした。
「自分のイメージしたものを形にしたい」
子供の北見さんは自宅の庭に大きな穴を掘って「私の家」をつくりました。
穴の形で「私の家」を表現したかったのです。
庭のどこにその「私の家」を作ろうか、北見さんはベッドの中で夜な夜な考えました。
最初は花壇の真ん中に穴を掘りました。
もちろん植えている花を抜いて。
深く掘ってかまくらのようにして板をかぶせると、小さな家が出来上がりました。
母親に穴を見つけられると、黙って穴を埋められましたが、それでも懲りずに次の穴を掘るといういたちごっこを続けました。
ツッコミどころ、ありすぎませんか
私なら持ち家の壁一面にクレヨンで絵を描かれたらキレるわ
花壇に穴をあけられたらゲンコツだわ
でも、北見さんのお母さんは叱らない。
子供の創作意欲を後押ししている。
これが幼少期だけならまだかわいい子供のいたずら(の範疇を超えているが)かもしれないけれど、北見さんのいたずらはまだまだ続きます。
大学1年生の夏休み、北見さんは一人で自宅で留守番をしていました。
二階から物音がして見に行くと、真っ赤な炎が上がっていました。
とっさに「消さなきゃ」と思ったものの、その炎が美しすぎて見惚れてしまったそうです
「火ってこんなふうに部屋を舐めるように広がっていくのか」
ボーッとしていると、だんだん火の手が広がっていき、これはもう消すのは無理だと理解し、外に飛び出して
「火事だ~」と叫んで、近所の人が消防車を呼んで大騒ぎになりました。
結局自宅は半焼し、帰宅した両親は燃えてしまった自宅を見て言葉もなかったそうです。
火を出した原因は北見さんでした。
2階で蚊取り線香をつけたまま忘れてしまい、カーテンに蚊取り線香の火が燃え移ってしまったそうです。
こんないたずらや失敗を繰り返しながら、30歳頃になった時、ようやく母親から
「あなたのような子でもそれなりに育つのね」
と言われたそうです。
「育てにくい子なんていない」
とおおらかな心で北見さんを見守ってきたお母さん。
神様なのかな
私には無理だ。。。
いくら将来、すごい人物になろうと、そこに達するまで命がいくつあっても足りないわ
『育てやすい子』
『育てにくい子』
その概念はどこから来るのだろう。
親の手を煩わせなければ「育てやすくて良い子」
うーん、深い哲学だ。。。
ひとつ言えるのは、私はまだまだ修行が足りないということガンバロ