子供たちは上が小学6年生、下が小学4年生の夏休みでした


わたしはなぜだか「最後の夏休み」と思っていて盛りだくさんな夏休みにしてしまったそうです(記憶はないです)


というのも、夏休み前から体調がわるくてパートに行く前に鎮痛剤をのんで横になってから出社という日々を1ヶ月くらい


送っていました。夏休みが明けたら病院に行こうと思っていたので我慢していました





お兄ちゃんが夏休みの間は、仲良し5人組のお友だちで「全員の家を泊まり歩こう!」と計画したので泊まりにいっている間、一人になる弟くんを


あきさせないためにやりたいことをかきだしてもらって一緒に付き合う計画でした


最初に映画をみにいったのですが映画館は大盛況で立ち見状態でした


弟君はそういうところはへいきなタイプでしたので見やすい1番前で座ってみていました


わたしは気持ちわるくなり、母さんは外のロビーで待つけれどどうするかきくと一人でだいじょうぶというので置いてロビーの窮屈な椅子に


横になっていると映画館の方が救急車を呼ぶというのでちょっと気分が悪いだけだからというと簡易式の椅子をだしてくださりゆったり休めました


翌日はお兄ちゃんのお友だちと弟君をつれて警察博物館に行く計画でしたので夫に「計画を変更したい」というと


自分が休みをとって車でつれていってくれるということになりました


翌日、わたしは体調もよくなり、なにしろ元気な男の子が6人もいたら夫一人では大変ですのでわたしも同行しました


真夏でわたしもわかかったものですからすごい薄着ででかけてしまいまして冷房がきいた博物館はちょっと寒かったのですが仕方ありません


予想通りトイレが近かったですが、博物館なのでトイレには心配いりませんでしたがたまたま入ったので和式トイレでした


久しぶりの和式トイレでしたが、幼い頃にはなれていたトイレでしたので難なく済ませすっと立ち上がると頭のなかで


なにかが「ぱちん」「ぷつん」をはじけたような感覚がして、次の瞬間に冷たい液体がさーっと脳ないを上から下へ流れるような感じがしました


すると「命がヤバイかもしれない」という震えがきて寒くなりました


トイレからでて夫を探しますが、思うようにからだがうごきません


だんだん気持ちわるくなってきて目の前が暗くなってきたときに肩をたたかれました


「だいじょうぶですか?」


警察官の方でした


「大丈夫ですが病院にいきたいのですが」


やりとりに気づいた夫が駆けつけてくれました


「わたし大学病院に行きいたい。死ぬかもしれない」


とだけ言うと警察官が誘導してくださった椅子にへたりこみました


「救急車を呼びます」


警察の方が駆け足でどこかにいかれ夫はわたしと一緒に座りました


救急車が到着するとわたしを頭を固定できる背もたれの長い椅子に固定し、ゆっくりと車へ運ばれました