脱!摂食障害カウンセラー 三上さくらです。
15年間、摂食障害(過食嘔吐)に苦しみ、両親にも言えず、友達にも言えず、病院にも行けず、日々悶々としておりました。
何かに取り憑かれたように食べ物を口に入れて、お腹がはち切れそうになってトイレへ駆け込む。どうしてこんな愚かな行動をするのだろう。どうして止められないのだろう。トイレから出てきて、全て吐けたことに安堵しながら、自分を責めます。
ある日、日記を書いてみよう、とノートを買ってきました。はじめは、行動に対する後悔と反省ばかり。昨日と同じ内容を書いて、読み返しては気持ちが重くなっていく。症状は改善するどころか悪化している。そんな自分をますます追い込んでしまいました。
「もう吐きたくない…」
自分で書いた言葉を声に出してみました。
「もう治らないのかも…」
涙が溢れてきて、ノートにポタポタ落ちました。鼻水も垂れました。紙がウネウネしてきて、もうどうでも良くなってきました。
私は、キレイに日記をつけたい人間でした。
一度脳内で整理してから、きちんとした文法で、正しい漢字で。学生時代のノートも丁寧に書いていたし、気に入らない部分があると破いたり、ノートを買い直したりすることもあります。
今、目の前にあるウネウネのノートに思っていることを書きなぐってみました。もうグチャグチャで読み返すこともできないと思います。それでも心の中身を全て吐き出すように書きました。いつも食べ物を吐いている時のように、全て書き出しました。
そして、ノートがいっぱいになる頃、手が痛くなって、気が付いたのです。
今の私は、何もない。
自分を誇れることがない。
自慢できることがない。
私は絵に描いたような優等生でした。学級委員や生徒会、運動部の部長でした。成績は上位だったし、硬筆も毛筆も絵も作文も賞状をもらうような子でした。父も母もたくさん褒めてくれました。
当時から、評価されることに必死で、頑張っていないと自分の存在価値が無いと思っていました。
ダンスを引退して肩書きを失った自分は、この世の中で必要のない人間だと思っていたのです。
摂食障害だけど、何もないけど、生きててもいいよね。
ないものだらけだけど、それでも生きてていいんだよね。
他人の評価がないと生きられない人生なんて、変だよね。
誰かに評価されるより、自分が評価する側にいけばいいんだ。
他人中心から自分中心の人生に変わる瞬間でした。
ノートに書きなぐった翌日も過食嘔吐は止まりませんでした。しかし、私は自分のことを少しだけ知ることができました。
自分を知ると、自分なりの克服法が見えやすくなります。まずは、自分の心の底のモヤモヤした感情を言葉にしてみてください。実は意外なことにこだわっているかもしれません。
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