仕事帰りの駅での事
向かいのホームで自分の勤めている保育園の園児が お母さんと喧嘩していたそうです。
その子は 2歳のMちゃん
何が原因なのか? Mちゃんは自分の靴を放り投げていました。
それを お母さんが取りに行って、Mちゃんに履かせようとする。
それをまたMちゃんは ひったくり 投げる。
何回かそれを繰り返し とうとう 靴は線路に落ちてしまった。
お母さんは 慌てて 駅員さんを呼び、取ってもらう。
しかし、Mちゃんは 『お母さんが取ってこなきゃダメなの!!』 と大声で叫ぶ。
やっと 取った靴を駅員さんは Mちゃんに渡そうとすると Mちゃんは叩き落とす。
困った駅員さんは それを拾い お母さんに渡そうとする。
お母さんが受け取ると、それをMちゃんはすぐさま引ったくり、また 投げる。
駅員さんは そばで固まっている。
靴をまた拾ったお母さんは 駅員さんにお礼を延べている。
いいかげん困ったお母さんは また靴を奪いに来たMちゃんに届かないよう 靴を持った腕を高く上げる。
まだ Mちゃんは 何か叫び泣いている。
この間中 お母さんの声はほとんど聞こえない。 Mちゃんに何か言ってるのだが、声が小さい。
Mちゃんの 泣き声と 怒鳴る声は向かいのホームにまで 響いている。
お母さんが ほとほと困っている様子なので、
その保育士さんは 階段を駆け上り、向かいのホームに行った。
Mちゃんが落ち着くのを待ち、
『どうしたのMちゃん? 何を怒っているの?』 保育士さんは 根気良く聞いた。
Mちゃんは すでに、最初に何を怒っていたのかすら 覚えていなかったらしい。
ただ お母さんがすることに、腹を立て 反抗している。
今 喚いているのは、
線路に落ちた靴を お母さんでは無く 駅員さんが拾ったことが、気に入らないらしい。
保育士さんは
線路にはお母さんは入れない。
危ないから線路に落ちた物は駅員さんに取ってもらわなくてはいけない。
線路には物を投げてはいけない。
そんなことを 厳しい口調で説明し、諭した。
次の日に 「こんな事があったのよ~」と ほとほと困り顔 その保育士。
問題の多いMちゃん。 でも、問題なのはMちゃんではなく、母親の方なのだ。
『私 Mちゃんを怒れないんです。嫌われるのが怖いので』 母親はこう言う。
なんですと?
怒れない?
嫌われるのが怖い?
何で?
あんた 親でしょう? 悪いことは悪い と 何故教えない!!
ダメなことはダメと 何故怒らない!!
嫌われたくない??
子どもが、親を嫌うはずないじゃないの!!
なんなの それって・・・・・