さくらかおりオフィシャルブログ

さくらかおりオフィシャルブログ

シンガーソングライターさくらかおりのひとりごと。

《よいんの頁(ページ)》

 
~あらたにはじまるストーリー~
 

 

ども!

きのうの深夜から永遠に怒涛のブログ更新をして、パソコンもじぶんのあたまも熱くなりすぎてぽっぽしてるさくらかおりです!

 

はい!きのう夜にぼっちもんじゃうちあげを配信してから(Xのスペースにて)↓

 

今まで永遠に起きてるます!やばいばーです!

 

でもまだ書きたい事があるの!!

 

バースデーワンマンのとき、みんなからもらったプレゼントやお花!

 

 

心をこめてえらんでくださりありがとうございました~~~!!!

プレゼントをあけたしゅんかん、心をすごくこめてくださったのが伝わって、本当にうれしかったです。

 

 

きれいなお花もありがとうございました~~~!!!

 

 

いろとりどりのかわいいお花さんたちがおうちでほほえんでくれて、とってもしあわせでした!

 

 

ケーキ、かわいすぎて食べるのもったいなかったけど…おうちでいただきました!

 

 

とってもおいしかったです!ありがとおぉ!

 

 

あと、おまけ。

 

ワンマンの日のヘアスタイル、ずっとやってみたかった、リボン編みこみしてました!きづいたかなぁ?

 

夏結びとか、きつくむすばれしこいごころとか唄うから、

 

「結び」をイメージしたんだよ!

 

 

そしてっ!!!!

 

今夜はまだまだねむれないのです!

 

なじぇなら!

 

今日、このあと21時から、

 

さくらかおりYoutubeチャンネルにて、なんと!最新MVをダブルで2本もたてつづけにプレミア公開しちゃいますーーーーー!!!!!!!!

 

詳細はこちら!!!↓↓↓

 

 

Q プレミア公開ってなぁに?

A リアルタイムでみんなで一緒に初公開されるMVを見ながら、チャットで会話もできます!公開後は通常通りMVは見られます!

スタートから2分間のカウントダウンがあるので、9:00~の場合は9:02~MV公開になります!

9:00からチャットはできますので、ぜひ早めに集まってみんなでわくわく待ちましょう!

 

【さくらかおり最新MVダブルプレミア公開!!】

本日!8/17(日)

■1本目

『夏結び』21:00~

https://youtu.be/jGTl5W_m5ZE

■2本目

『二人小説』21:15~

https://youtu.be/lKjs3EYz6Yc

 

 

それでは!

 

またあとでプレミア公開であいましょう!!

 

 

しーゆーくじ!!

 

 

かおり

 

《最終頁(ページ)》

 
~どこまでもつづくストーリー~



長すぎるワンマンれぽブログをお読みいただきありがとうございます!

 

①~④まで、伝わってくれたでしょうか。

 

これが最後の⑤です。

 


 

あらためまして、

 

 

2025年8月4日、

 

さくらかおりバースデーワンマン
「New Album 二人小説 Release 2 Birthdays Party!!」at Shibuya Eggmanにお越し下さったみなさま、
 

ほんっっっっっっっっとうにっ!!

 

ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!

 


あなたに出逢えてよかった。


そう何度も心のなかで想いながら唄いました。

 

 

活動再開をずっと待っていてくださった方、

 

早くからワンマンのチケットをもっていてくださったり、予約をくださっていた方、

 

とってもおひさしぶりだった方、

 

とおくから来てくださった方、

 

はじめて来てくださった方、

 

アーティストのみなさま、

 

会場にお越しくださったひとりひとりのやさしい心と、愛情をたくさんいただいた夜。

 

 


バースデーワンマンの本編がおわり、

のこすはアンコールのラスト1曲。

 

 

最後の衣装に着替えて、ステージに立ち、

このワンマンへの想いと、みんなへの感謝のきもちを伝えてアンコールの曲を唄おうとしたとき…

 

 

Gt.西川さんがアンコールの曲じゃなくて、これは…

 

ハッピーバースデー!?を弾いてくれて、それに合わせてバンドの演奏と、

客席のみんなからのハッピバースデー合唱とクラッカーが!!!

 

プロデューサーの伊秩さんが花束をもって叱咤激励くださいました。

 


 

めちゃくちゃびっくりしていたら、ワンマンのお手伝いをしてくれた伊藤さゆりちゃんがケーキを持ってきてくれました!

 

 

 

 

なんとこのケーキ!

二人小説の物語のキャラクター、ネバーとエンドのケーキになっていました!!

しかも小説になってる!!すごい~~!!かわいい~~!!

 

 

 

 

さらに!橋本佐紀(サキ)ちゃんが、みんなが書いてくれた色紙を2冊も!もってきてくれました!

 

 

さらにさらに、かわいいリビドアっ子のみんながひとりずつメッセージとプレゼントを渡してくれました!

 

MIZUKIちゃん!

 

ViViちゃん!

 

陽向ちゃん!


MAYUちゃん!


みんなからのバースデーサプライズ、

こんなにたくさんお祝いしてもらえると思わなくて、終始びっくり&涙うるうるしっぱなしでした。

とってもうれしかったです!ありがとう!!


最大の愛をこめて。アンコールを。

《アンコール》

EN19.二人小説

-スクリーンにて「二人小説」MV初公開-

 

 

 




全ての曲を終え、

 

とりぷるにゃいすクリームのみなさまと、

 

ありがとうーーーーー!!!

 



 

ライブのおわりは、お越しくださったみなさまと記念さつえい!!
 

(集合写真に全員写りきれなくて大変残念です!ごめんなさい!)


 

 

 

そして!会場の入り口に、

 

さくら部のみなさまから、

とっっっても素敵なお花をいただきました!!


すごくおおきなお花~~!!どのお花も綺麗で、ずっと愛でていたかったです。

豪華すぎるお花に、かわいいケーキ、心のこもった色紙、本当にありがとうございました!!


 

 

当日の看板には、二人小説のかわいいイラストが!

左上に少年エンドもいるーっ!

 




そして、Shibuya Eggmanさんの会場入り口に、

 

さくらかおり『二人小説』のポスターを貼っていただいておりました!
 

すごい方たちに囲まれて、エッグマンさんの歴史を感じました。

 

 

そしてそして、ワンマンのとき、物販にお立ち寄りくださったみなさま、ありがとうございました!!

 

たくさんの方にニューアルバムをお手にとっていただけて本当に嬉しかったです!!

 

グッズもお迎えしてくださりありがとうございました!!

 

前物販や、帰りの物販でもみなさまにいっぱいご協力していただき、

おかげさまでお並びいただいた方には、みじかい時間のなかでみなさま全員にご挨拶させていただけました。

みなさまのやさしさ、胸にしみます。。

 

 

最後まで立って観ていただいていたり、

ご挨拶できなかった方、申し訳ございませんでした!

ライブ、楽しんでもらえていたらいいなぁ。

 

 

今回のワンマンは配信がなかったので、いきたくても現場にはこられなくて観られなかった方もいらっしゃると思います。

応援のパワーちゃんととどいております!

いつかこのワンマンを映像化できたらいいなぁ!

 

 

最後にあらためて、

ワンマンを支えてくださった、最高のメンバーのみなさまを紹介させてください!

 

 

 

今回のワンマンの肝はまちがいなくバンドでした!

 

どんな曲も最高の演奏で魅了させてくださった最強バンド、とりぷるにゃいすクリームのみなさま!

 

この方たちがいなければShibuya Eggmanでのワンマンはできませんでした!

 

 

Gt. & バンマス!

 

アルバムのほとんどの曲のアレンジ、レコーディング、マスタリングをてがけてくださった、

 

スーパーギタリスト、西川ノブユキさん!

 

 

そして、今回はじめてサポートをしてくださり、最強グルーブをうみだしてくださった素晴らしいおふたり、

 

Ba. & マニピュレーター

 

ノモトクン!

 

 

Dr.たかまるさんこと、

 

丸山タカヨシさん!

 

 

そして、

歌守累と、さくらかおりの2アーティストを影でしっかりと支えてくれた女神シンガーソングライターであり女優の、

 

伊藤さゆりちゃん!


 

メンバーと同じ入り時間から入って、小道具づくりから、衣装チェンジ、くつ、メイクやヘアの直しまで、

とにかくなにからなにまでわたしのそばで助けてくれました!

 

さゆちゃんなしでこのワンマンはできなかった!メンタルもたくさん助けてもらいました。

母の命日には、かわいいひまわりをくれたさゆちゃん。

アーティスト仲間であり、とっても心強い大好きな友達です!

 

 

そして!

 

この方なしでさくらかおりワンマンはありえないっ!

 

 

劇団の女優で、オリジナル衣装もたくさん作ってきてくれた、ゆみっきーねぇさんっ!

 

 

なにもいわずとも、すべてを察してさきまわりして行動してくれるスーパーヲタッフゆみっきーねぇさん。

 

重い荷物も、重労働な作業も、立ちっぱなしのリハも本番も、前物販も後物販も、

ぜ~~~~~んぶ、なきごとひとつ言わずかんぺきにやってくれる。

 

わたしはいまだかつてゆみっきーねぇさんのようなひとを見たことがない。(母以外で)きりっ

 

わたしにとって、親友であり、ニコイチであり、家族のような存在!

 

 

そして、至極のMVを撮ってくださる素晴らしいおふたり!

 

監督、齋藤悠太さん!

(中央右♪)

アシスタントの瀧澤圭太さん!
(中央左♪)

 

ワンマンの撮影もしてくださいました!

 

そして、写真はないのですが、

 

さくらかおりの最長スタッフであり、いまや神クリエイターのハルタロさん!

ワンマンのキービジュアルのポスターやキャラクターデザイン、ニューアルバム『二人小説』のかわいいジャケットやCDデザイン、ファンタジックなCGを使った二人小説の感動MVや、

ワンマンオープニングのアリスルアの9キャラクター登場するSEの神編集もしてくれました!

 

そして、このブログに載っている、めっちゃくちゃいいライブ写真のかずかずを撮ってくれているのは、せきねまん!

縁の下のちからもち!さまざまなことをサポートしてくれながら、とにかくいい写真をばっちばちに撮ってくれます!

アルバムに限定でついていた写真集もせきねまん撮影です!

 

 

そして、

このワンマンのすべてのプロジェクトをしきってくださり、

歌守累とさくらかおりのやりたいことを全て理解して具現化してくださる超超超大物プロデューサー、

伊秩さん!!(上の写真右♪)

 

 

素晴らしいメンバー、スタッフ、アーティストのみなさまの支えあっての、みんなと特別に過ごせたワンマンでした。

 

 

 

何年たってもかわることなく応援してくださる、大大大好きなさくら部のみなさま、

 

会場にきてくれたあなたさま、

 

いっしょにつくってくれたメンバー、スタッフ、

 

とおくからエールをくれた方々、

 

 

わたしにとって、

 

ひとりひとりと過ごせた時間が、

 

大事な1ページです。

 

 

わたしが昨年の12月、もう一度自分の小説を開いたとき、

 

そのときからもう、この本は、自分の物語じゃなかった。

 

 

わたしのこの本は、

 

出逢えたあなたとつづりはじめた、

 

かけがえない「二人小説」。

 

 

たとえ離れてるときも、

 

とだえることはない

 

おわらないものがたり。

 

 

 

あなたとわたしのストーリーは、

 

 

ネバー&エンドです。

 

 

 

しーゆーねくすとわんまん!

 

 

 

 

おふしょっと↓

MIZUKIちゃんと!

 

 

ワンマンの出番をまちわびてひとつにかたまる仲間たち。(さゆちゃん撮影)




ワンマンが終わって、あなたに逢えて、

 

おおきな声で、いまなら言える!

 

 



わたしはやっぱり、

 

 

 

夏が大好きだ!
 

(↑2025.7.1のブログ読んでねっ!)


《物語は永遠につ・づ・く…》

 

 

I LOVE YOU.

 

 

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【本日!だぶる解禁!!】

さくらかおり 「夏結び」 「二人小説」 ふたつの夏の超特別なMVを本日8/17(日)21:00より、ダブルYouTubeプレミア公開します!

公開のリンク先が決まり次第、またX(https://x.com/sakura_kaori_tw)にてポストします!

今夜21時さくらかおりYouTubeチャンネルに集まってね~っ!

 

【さくらかおりLIVE予定】
■9/4(木)神楽坂天窓21:10~出演
→12/23クリスマスワンマンチケット発売‼️
■10/8(水)神楽坂天窓21:10~出演
■11/7(金)神楽坂天窓21:10~出演
■12/7(日)GRAPES KITASANDO21:10~出演
■12/23(火)夜・東新宿 真昼の月 夜の太陽クリスマス弾き語りワンマン!!!

 

《頁(ページ)4》

 
~最後のページが開かれた夏~

 

 

2025年8月4日

 

さくらかおりバースデーワンマン

「New Album 二人小説 Release 2 Birthdays Party!!」

 at Shibuya Eggman

 

 

当日。

 

 

 

本番前のリハーサル。

 



昨年の12月、

 

自分がここでワンマンなんて、むりかもしれない、

 

そう思って観ていた、Shibuya Eggmanのステージ。

 

いま自分がそこに立っている。

 

 

もう一度開こうと決めた小説の、

最後のページを、

 

来てくれるみんなと、ささえてくれるみんなと、めくるときがきた。

 

 

いままでたくさんワンマンライブをしてきたけど、


こんなにまっさらな気持ちでステージに立つワンマンは初めてだった。

 

 

「上手にうたわなきゃ」とか、「目立ちたい」とか、そういう気持ちがいっさいない、

 

ただ、唄をとどけたかった。

 

―――

 

18:30

 

開演のベルが鳴った。

 

アリスルアと、動物人形たちの舞台裏のどたばた劇が流れる。

 

 

第一幕は、Alice Lua作者、歌守累。

 

 

《一幕》
Alice Lua(歌守 累)

~少年エンド編~
(朗読&唄)

-OP SE-
1.赤い靴の踊り子
2.赤いⅡつの夢物語
3.黒いバイオリン弾きの猫
4.赤い灯のバースデー
5.赤いワンダーランド

 

 

 



初めて歌守累のライブを観てくれる方も多いなか、

みんなとてもまっすぐに唄と朗読を聴いてくれた。

 

赤いワンダーランドでは、みんなの優しいほほえみも見えて、

ゆっくりとしっかりとみんなとココロがひとつになっていくのを感じた。

 




歌守累のステージが終わり、

 

夏結びのMVを初公開。
 

ニ幕、さくらかおりのスタート。


《二幕》
さくらかおり
~少女ネバー編~
(朗読&弾き語り)

-スクリーンにて「夏結び」MV初公開-
6.永遠の砂
7.夢花火
8.白いホイッスル
9.ダンボノハネ
10.ハピマイベイビー
11.ジェラート

 





さくらかおりの原点であるピアノ弾き語りは、いつでもわたしの心をはじまりにもどしてくれる。

 

なによりも緊張して、なによりもおもしろいのが弾き語り。

 

 

目の前にいてくれるみんなと、そのときその空間でしか生まれないリズムとテンポがある。

バラードも、アップテンポの曲も、

この日は、ネバーの物語のなかでしか生まれない違う曲のようだった。

みんなの手拍子や、うたごえが、二人小説の物語の1ページになっていた。

 

 

 

ジェラートはとくべつにハンドマイクで披露。

 

 

 

じぇら。

 

 

そしていよいよ、

 

バースデーワンマンのメインステージ、

 

みんなお待ちかね、バンドの登場!!!

 

 

《三幕》
 

~バンド編~

-とりぷるにゃいすくりーむ登場-
12.セツナシンパシー
13.向日葵ネイロ
14.推し色のカノジョ
15.グリーンフライト
16.夏結び
17.契く結ばれし恋心
18.さくらペタル

 

 

にゃいすクリームのメンバーの推しを聞いたあと、

 

 

バンド編の1曲目からセトリをおおまちがいして、いきなり3曲目をタイトルコールするという、主役らしからぬとんでもない大ミスをするわたし。

 

 

いやいやいやいやいやいあああああ

 

自分でセトリ決めて、何十回も練習したがな!!

 

なんでセツナシンパシーと向日葵ネイロとばすのん!!


…にゃいすクリームに、にゃいすなフォローをしてもらい、客席のみんなにあったかい笑いにかえてもらい、


そのあとからのセツナシンパシーからはみんなと大大大爆発した!!!!!!

 

 

 

 

 



 

曲ごとに、色とりどりに振ってくれたペンライト、

 

めちゃくちゃに元気なかけ声、

 

いっしょにシンギンしてくれたうつくしい唄声、

 

ラスト2曲前にくれた、大きな「えー!!」の声。

 

 

ぜんぶぜんぶ、今までの人生で一番最高のライブだったって胸はって言えるほどの瞬間だった。

 

 

本編ラストのさくらペタルまで、みんなで一気にかけぬけた。

 

 

みんなのおかげで見えたよ。

 

 

ペダルをこいで、坂道をのぼりきったところに咲いた、

 

 

満開の桜。




《最終頁につづく…》

《頁(ページ)3》

 

~ものがたりがつくられていった初夏~

 
2025年5月×日

 

 

 

アルバムの最後をかざる曲は、母のことを書こうと思っていた。

 

できるなら母と過ごした最後の一年を、小説のように歌詞にしたかった。

 

でもいざ書き出すと、どうしても曲がかなしい涙の色にそまってしまった。

わたしはみんなに涙の色を伝えたいわけじゃない。伝えたいのは、愛の色。いっしょに過ごせた、幸せの色だ。

 

 

ピアノの前で何日も悩んだ。

いいメロディ、いい歌詞がなかなか出てこない。

 

 

そうだ、

だめなんだ。

 

いいメロディを書きたいと思うから出てこないのだ。

 

大切なのは、「心をまっさらにする」こと。

 

心をまっさらにして、伝えたいメッセージだけを胸に描けば、すっと唄がでてくる。

 

母の笑顔を思い浮かべて、指先を鍵盤にのせた。

すると、魔法みたいにイントロのメロディがふってきて、一気に最後まで完成した。

 

それが、

「二人小説」だ。

 

この曲には、たくさんの余白がある。

 

ほんとうは、もっと言いたいことをぎっしりつめるつもりだった。

でも完成して気がついた。

 

この曲には、

「聴いてくれるあなたと、いっしょにページをうめていく余白」がひつようだったんだってこと。

 

 

 

 

2025年6月×日

 

 

8/4のバースデーワンマンのキービジュアルとともに、Xでカウントダウンの短い小説のポストをスタートした。

 

 

カウントダウンの始まりは、ワンマンの「43日前」。

 

この数字になんの意味があるのかは…

わかりますよね(笑

ヒントは、「誕生日がくるとふえるもの」☆

 

 

バースデーワンマンでのストーリーは、

4月におこなったアリスシアターのストーリーの続編。

 

母を亡くし、唄うキボウをなくしてしまった歌姫ネバーと、

ネバーのうたごえをキボウにして生きる少年エンドのお話。

 

ファンタジーの中に、できるだけリアルなわたしのなかの感情をこめたかった物語。

 

ネバーはわたし自身で、エンドは聴いてくれるあなたのこと。

そんな想いを描いたストーリー。

 

 

 

2025年7月×日

 

ニューアルバム「二人小説」がついに完成した。

 

 

バースデーワンマンのバンドリハも大詰めになった。

 

 

バンド名を「とりぷるにゃいすクリーム」に決めた。

 

ちなみに、

さいしょに考えたバンド名は、

「セツナーズ」だったので、めちゃくちゃ良くなった(笑)。

 

 

そして、

 

ワンマンのかくしだま。

 

 

みんなにひみつのまま、夏結びと、二人小説のMVをつくった。

 

 

 

―――

 

とてもふしぎな気持ちだった。

 

昨年の12月には、びりびりにやぶれて、すててしまっていたページ。

 

もう二度と、わたしの小説では開かれることがないかもしれないと思っていた、「おんがく」の章。

 

 

一回の勇気で、

一回の決意で、

 

気が付いたら、7ヶ月ぶんのみんなとの笑顔のページにあふれていた。

 

 

 

2025年8月×日

 

バースデーワンマン直前、きゅうきょ路上ライブをした。

 

なんと、9年ぶり?!の路上ライブ。

 



Shibuya Eggmanの近くの原宿に、おもいきって行ってみた。

 

急だったから誰もこられないだろうなぁと思っていたら、いそいでかけつけてくれたさくら部のみんな。配信で見てくれたみんな。

 

この日、ワンマンのチケットは誰にも届けられなかったけど、

それ以上にみんなとの想いをひとつにできた夜になった。

 

応援してくれたみんなのおかげで、路上のあと、1名のワンマンの予約をもらった。
すごくうれしかった。

 

―――

 

2025年の1月に、歌守累と、さくらかおりの小説のページをまた開いてから、

 

 

やさしい気持ちで待っていてくれたみんなと、

 

いっしょにライブで戦ってきているアーティストのみんなや、

 

もう一度支えてくれるさくらチーム、

 

 

お世話になっているライブハウスのみなさまや、

 

おんがくをいっしょにかなでてくださるサポートメンバー、

 

えいぞうをとってくださるチーム、

 

 

みんなとの一秒一秒が、ストーリーになって、

 

 

8月4日のバースデーワンマンの最後のページを、開こうとしていた。




《頁4につづく…》
 

《頁(ページ)2》

 

 

~満開の桜がみたくてペダルをこぎだした春~

 

 

2025年4月×日

 

 

いまできることを全力で全部やろう。

そう決意したわたしは、春から心のペダルをぎゅっとふみしめてこぎだした。

 

 

延期になってしまっていた2つのワンマンをリベンジしよう、

夏はバンドでワンマンをやろう、

そのとき発売するニューアルバムをつくろう、

そのためにミュージックビデオをとろう。

 

 

やりたいことはたくさんある。夏まで時間はない。だけどやれることはぜんぶやりたい。

いっしょに暮らす父と祖母を護っていくこともわたしの大事な役目だから、おんがくに全ての時間をささげることができない今だけど、

それでも、1行でも多く、自分の小説のページを「おんがく」でかきつづりたかった。

 

それは、

目には見えなくてもきっとそばにいてくれているはずのらんと母の二人に、

わたしがまた元気で、活きて唄っている姿を、見て笑ってほしいから。

 

 

4月×日、

 

歌守累、さくらかおり、2回のワンマンをおこなった。

 

2023年に母の看病のため、延期にさせてもらっていたアリスシアターと、かおりシアターだった。

 

 

待っていてくれたやさしいみんなと、

初めてワンマンに来てくれた方に、

ぶじ2つの公演を観てもらうことができて、

ふたたび開き始めたわたしの小説には、

あたたかい「ありがとう」のページがふえてきていた。

 

 

ニューアルバムの制作もすこしずつすすみはじめた。

 

数年ぶりのレコーディング、ありえないほど体調が悪い日にあたってしまった。

チャンスだと思おうと思った。

もしこんな最悪な日に、そこぢからを出すことができたなら、

夏のワンマンをのりこえる力をつけてゆけるかもしれない。

 

そうねじふせて全神経を集中させ出した唄声は、いままでで一番の声になった。

 

夏に産声をあげるニューアルバムの最後をしめくくる曲はまだつくられていなかったけど、

きっとページがふえていくなかで、ふさわしい新曲が産まれてくるはずだと願っていた。

 


 

7年ぶりのミュージックビデオの撮影は、二本を同時進行した。

 

さくらペタル、白いホイッスル。

描きたい曲のメッセージを、監督にちからづよく伝えた。(たぶんつよすぎた)

 

撮影はまるでおんがくのようだった。カメラは五線譜のようになめらかに動き、またとない瞬間瞬間の物語をつくった。

 

 

 

 

 

 

 

バースデーワンマンまであと4ヶ月。

 

ペダルをこぎながら、

坂道をのぼりながら、

息ぎれして、

立ち止まってしまいそうになるときもあった。

 

でも、自分のよわい心に負けて唄うのをやめてしまったら、

 

満開の桜をみんなと見ることができない。

 

わたしがもういちど開きはじめたこの自分小説のゆくすえがどうなるか、なにもわからない。

 

もしかしたらどこかでだいしっぱいをしてしまうかもしれない。

 

 

それでもいい。

 

さきのことはかんがえない。

 

今はただ、

 

足元のペダルをひとこぎひとこぎしよう。

 

 

母がつらい毎日をあきらめず、生きぬいたように。

 

らんがどんな日もちかくで笑ってくれていたように。

 

 


《頁3につづく…》