日本カルチャー世界で拡散~
これはNHKスペシャル「新ジャポニズム」 世界はなぜ 日本カルチャーに 熱狂するの
か が書籍化され、それを読んでの感想である。MANGA、ボカロ(初音ミク~YOASOBI
~Ado etc)和食、和のデザイン(ランドセル、金継ぎ)の4章に分かれ綴られている。
東京に住んでないから、近年外人の多さに気づかない。コロナ流行前から10年くらい上京
してないので猶更浦島である。近年SNS拡散で日本の文化に感心し、訪れる外人が多くな
ったと本書を読み、テレ東の「YOUはなにしに日本へ」など見ると外人の熱狂ぶりが分か
る。日本人でさえ、よく知らない文化、見逃している良さが垣間見えて面白い。特に和食の
ページは寿司、天ぷら、すき焼き嘗ての定番からラーメン等のソウルフードから格式ばった
料亭料理、食事作法に至るまで、外人の関心は奥深く食い込む。それが来訪して感動したば
かりでなく、祖国に戻って「おもてなし、おまかせ」を理解し日本料理を販売・提供してい
るバイタリティに驚きを禁じ得ない。外人パワーは凄いもんである。それはYOUはなにし
にや本書を見てもその偏執狂ぶりは圧巻である。第3集 世界化する日本食ではサウジア
ラビアで日本から学び居酒屋を開店したドイツ人の話。こういう和気藹々と年齢国籍を問
わず、皆が仲良くなって飲食を楽しめる空間は世界にない。私も東京にいた時は居酒屋は仲間との
会合のオアシスだった。(安価でつまみが旨い)そしてソロ飲みしてても隣の酔客と
仲良くなれる憩いの場所だった。居酒屋で日本文化のノウハウを学んだドイツ人は首都リ
ヤドのビジネス街で現在繁盛中である。
今までの日本料理の捉え方より今一歩も二歩も進んで、日本人でさえあまり知らない
イケジメ(生け締め)の魚鮮度の調理法も驚きである。それをフランス料理三ツ星シェフが
取り入れてフランス国民に受けている。アメリカ人経営者は堅苦しいレストランの食事法
を日本式「おまかせ」法に変え、受け入れられている。レストランの食事法は外国へ行って
堅苦しさでうんざりするものである。もっとリラックスして食事したいものである。そう言
う面でフランスでもアメリカでもジャポニズムが拡散して、もっと気楽に食事出来たら
料理も楽しめると言ったものである。
画像>本書
ボカロコーナーを読むと「うっせ~♪うっせい♬な」で風靡したAdo等が外国人から
爆発的な人気を得て、日本でもうっせいな♬の正体を現さない歌う方が受けた。MANGA
コーナーでは現在戦禍のウクライナで「進撃の巨人」に人気があるようである。ストーリー
のように勧善懲悪?で現実が収まることを期待している。今「読売新聞」では和食
菊乃井の3代目村田吉弘氏の時代の証言者が掲載中である。本書にも一文を寄せているが
和食の出汁が世界を席巻していることが綴られている。今やユネスコ無形文化遺産に登録
され、フランス料理やイタリア料理には出汁が欠かせぬ料理になったことを書いている。
日本の伝統文化が世界に通用している自信が漲っているコラムです。是非本書共々ご一読を!

